雨の日を、心の健康を保つ習慣に
家の中が散らかるのは何でだろう?
以前、そんな疑問を考えたことがあった。
毎日掃除をして、物を片付けていても、一向に綺麗になることはない。
どうしてだろうか?
子供たちが散らかすからだろうか?
多分、それは違う。では、私が元々片付けが苦手だからだろうか?多分、それも違う。では、なぜか?それは、私の心が乱れているからだ。
以前どこかで見たある記事の中に、こんなことが書かれていた。「部屋の乱れは心の乱れ」だと。とても的を得ていると思う。
確かに、心が落ち着いていないと、何にも手に付かない。そうなると、心が乱れることで、部屋が乱れるということも当然だと思う。
では、部屋が片付くには、心のバランスを取り戻すことから始めなければならないのだろうか?
ただ、それはとても厄介だ。
心は単純じゃない。
何重もの感情や思想などが絡み合って複雑に構成されている。一度崩れた心のバランスを取り戻すのは、それほど簡単なことではない。
では、どうするか?それは、心を変えるのではなく、行動を変え、習慣を変えることだ。
私の尊敬する株式会社アースホールディングス取締役の山下誠司さんは、著書「年収1億円になる人の習慣」の中で、
と語っている。何事も習慣にするこで、最大限の効果を発揮することができるという話である。
つまり、片付けを習慣にし、心の乱れの影響を受けない環境を作っておくこと。そうすることで、”部屋の散らかり問題が解決するのではないか”ということである。
その第一歩として、私は、雨の日に部屋の大掃除をする習慣を作ったのだ。最初こそ気乗りしなかったものの、始めてみれば、これが結構楽しい。
床いっぱいに広がっていた子供のおもちゃ、学校から貰って帰ったプリント、読まれた後の新聞、畳まれているが引き出しにしまっていない服、ゴミがいっぱいになったゴミ袋など、掃除する対象を上げればキリがない。
それらを片付けて、掃除機をかけ、水拭きをする。物が片付けば、片付くほど何だか心が清々しい気分にくなってくる。
あぁ、片付けって、最高!
私は、知らず知らずのうちに、部屋を片付ける習慣を通じて、心の片付けをすることができていたのだ。
掃除は、部屋を片付けるだでなく、心の問題をも解決する。
まさに一石二鳥だ。
それ以来、雨の日が待ち遠しくなった。それまでは、雨の日=何もできない日、家の中でじっとしている日だと思っていたが、そこから、雨の日=楽しく掃除して、心をリフレッシュする日という考え方に変わったのだ。
習慣が大きな変化を作る。
まさに、山下誠司さんの言う通りである。
何かを変えようと思ったとき、意識を変えるよりも、行動を変える方が楽にできる場合がある。
何かしようとして壁にぶち当たったとき、意識を変えて壁を越えるよりも、行動の力、習慣の力を借りて、その壁を越えてみてはどうか?
それほど習慣の力は偉大なのである。
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