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ヘイヨーさんの人生

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「ヘイヨーさんの人生」を小説仕立てにして書いたモノです。  細かい記憶違いや演出はあれども、ストーリー的には、ほぼ100%実話!  序章「受験戦争編」(全9話)  第1章「中高… もっと読む
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#無気力生物

「僕の改革 世界の改革」 第40夜(第6幕 21 ~ 25)

ー21ー 翌日、僕はシノザキ博士に別れを告げに行った。 「そうか、行くか」 「はい。これか…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第39夜(第6幕 16 ~ 20)

ー16ー 『無気力生物たちの街』は、以前と何も違っているようには見えなかった。人々は家に…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第38夜(第6幕 11 ~ 15)

ー11ー 何日か旅を続け、『無気力生物たちの街』が近づいてきたある日のコト。一軒の小屋が…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第36夜(第6幕 プロローグ ~ 5)

~第6幕~ ープロローグー まるで、生きる意味を失ってしまったかのように動き続ける人々。…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第35夜(第5幕 26 ~ エピローグ)

ー26ー しばらくの間は何もなく過ぎていった。 『何もなく』という表現は間違っているかも…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第34夜(第5幕 21 ~ 25)

ー21ー そして、ついに『革命の日』は訪れる。 世界改革連合の大部隊がこの国の国会に攻め…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第33夜(第5幕 16 ~ 20)

ー16ー 「まあ、お茶でもどうぞ」と、僕はシノザキ博士にお茶を出す。 すると、さっそくシノザキ博士からダメ出しを食らった。 「いかんな…」 「え!?」 「食べ物・飲み物…口に入れる物には気を使うように言ったじゃろうが」 「そういえば、そんなコト言っていましたね」 「こんな大量生産品を飲んでいてはいかん!」 「ハァ」 「茶は飲み物の基本じゃ。特に厳選された素材を使わねばならん」 「ハイ…」 「そして、水じゃ。水は全ての基本じゃ。水がうまければ飲み物もうまい。水がうまければ料理

「僕の改革 世界の改革」 第32夜(第5幕 11 ~ 15)

ー11ー それから、公園住む他の住人たちにも声をかけて回ったが、答えは同じだった。 皆、…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第31夜(第5幕 6 ~ 10)

ー6ー 人々の心から希望が消え、その目からは光が消えた。 無気力生物は日を追うごとに増え…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第30夜(第5幕 プロローグ ~ 5)

ープロローグー 全てを失った僕に、もはや迷いなどなかった。ただ目的を果たすだけだ。この世…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第29夜(第4幕 26 ~ エピローグ)

ー26ー それでも、僕は食い下がった。 「お願いです。僕はそのためにここまで来たんです。…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第28夜(第4幕 23 ~ 25)

ー23ー 名前屋は、続けた。 「名前は、名前屋から買わねばならん」 「ハイ」と、僕。 「誰…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第27夜(第4幕 19 ~ 22)

ー19ー それから、3人でスープを飲み、ストーブの火であたたまった。 やがて、雨はやんだ…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第26夜(第4幕 14 ~ 18)

ー14ー 雨が降る… シトシト、シトシト、雨が降る この雨が、部屋の中にいる私の体すら冷やしていく このままだと、何もしないまま凍え死んでしまうだろう ストーブをつけなければ… でも、そんな気力すら失せかけてきてしまっている それに、やがてはストーブの中の灯油もなくなってしまうだろう そうしたら、今度はストーブのための灯油を買いにいかなければならないだろう 今の私に、それ程の気力は残されていない それに、ストーブの灯油を買うためには、お金も必要だろう ストーブの灯油