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#禁酒法時代
ラッキー・モンキー登場(進化の歴史~第65話~)
密造させたお酒は、粗悪品が多く混ざっていました。
そこで、ナイ・カモネはマフィアらしからぬ考えにいたります。
「ム~、さすがにこれは客に提供できないぞ。取り引きにおいて『信用』は最も大事なモノ。信用を失わないために、クオリティを落とすわけにはいかん!」
そう言って、品質の低いお酒は全部捨てさせました。
ドバドバと捨てられたお酒は、配水管を通って近所の川へと流れ込み…
泳いでいた魚はみんな
ラッキー・モンキー兄弟との話し合い(進化の歴史~第66話~)
ナイ・カモネはいろいろと考えて、話し合いに向かうことに決めました。
ただし、背後に機関銃を構えた部下をズラリと待機させておきます。
ラッキー・モンキーのアジトを訪れたナイ・カモネは、驚きました。
なんと、ラッキー・モンキーは12人の兄弟だったのです。
「なんだか、遠い昔にこれと同じようなコトがあったな…」と、ナイ・カモネは思いました。
そこで、ラッキー・モンキーの12人の兄弟にそのコトを
復讐の記憶(進化の歴史~第67話~)
ナイ・カモネは、遠い昔のコトを思い出していました。
「オイ!おまえら、あの時のサルじゃね~か!」と、ナイ・カモネは叫びます。
ところが、ラッキー・モンキー兄弟の方は、全然覚えていません。
単なる他人の空似。あるいは、あのサルたちの遠い遠い子孫なのかもしれません。
でも、待てよ…
確か、こんなコトもあったな…
「そうだ。あの時は、サルの軍団がやって来て助けてくれたんだった。くだらない復讐
ナイ・カモネのライバル「オットット・ナス」(進化の歴史~第68話~)
ナイ・カモネはラッキー・モンキー兄弟と手を組み、シカゴの街を裏から牛耳っていきます。
裏社会で頭角を現したナイ・カモネは、あれよあれよという間に出世していき、5年も過ぎた頃には暗黒街の首領となっていました。
そこにアルコール取締局の捜査官「オットット・ナス」が現われます。
オットット・ナスは『3度の飯より酒が好き!』というほどの酒豪でしたが、禁酒法の施行により、一切のアルコールを断つという強
ナイ・カモネ vs オットット・ナス(進化の歴史~第69話~)
「コイツは、殺るしかねぇ!邪魔者は消すのみ!」と、最初は思ったナイ・カモネですが…
オットット・ナスのアルコール好きを考慮に入れて、一応仲間に誘ってみることにしました。
ナイ・カモネ「なあ、ナスさんよぉ。オレたちの仲間になる気はねぇかい?酒ならば、毎日浴びるように飲み放題だし。おいしい思いもできるぜ」
オットット・ナスはその話を聞いて、ゴクリとノドを鳴らします。長いことアルコールを摂取してな
禁酒法時代の終わり(進化の歴史~第70話~)
禁酒法時代に欲望の限りを尽くし、ナイ・カモネは満足してしまいました。
「金や銃の力で人々を抑え込むのも、なんだか虚しくなってきやがった…」
そう言って、ナイ・カモネはひとり旅に出ます。
あとには影武者を残し、実質的な支配権はラッキー・モンキー兄弟に譲りました。
オットット・ナスはナイ・カモネを逮捕し、歴史に名を残します(実際に捕まえたのは影武者の方でしたが…)
ラッキー・モンキー兄弟も捕