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詩・小説・独白

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自分の詩と小説、あと独白のまとめです。
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8月20日の無機物語り

8月20日の無機物語り

☆ 

 この文章は調子の悪い時に考えていたことのメモか、独白のようなものです。



私が実は人間よりも実は石に近しいと言っても、五感を、意識を丁重にもとのない状態へと戻したところで、人間の体というものはそれを無理矢理開けようとするもので、「あなたは人間ですよ、おはようございます」と私の体を優しく揺らし、私のない自我を無理に萌芽させて目覚めさせるのです。

私は実は石なのだ、と宣ったとて、どう

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いつの日かに描いたラップモドキ


 過激な表現や内容が多々あります。そういったものが苦手な方はあらかじめ閲覧をご遠慮ください。
 また、この記事にて記述される文章の内容は、私の現在抱いている意見・主張であるというわけではありません。またこの記事の文章の内容に賛同することも推奨しません。



13のシンパ落第の患者ズルズルとルルブ眺めるは信者
38だな開闢のトンパ六乗ののち花開いたサンダー

◯スラリスラリと8条寺ならば

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五月八日の純粋な劣等感



いつの間にか周りの皆は賢く誠実に立派に育っていって、昔のまんま一歩も進んでなかったのは私だけだった。

愚かで何にもできない、めんどくさいことしか考えられないまんま、皆が大人になっていく時間を私はくだらない描画とこじらせた思考、そして怠惰に使い切っていた。

自分に噓をついてごまかした虚栄心が隠し切れなくなっていた。

二束三文でうっぱらえそうな価値だ。どうせ何者かになる気なんてない癖、今の

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四月七日のさめざめ



 何一つうまくいかない、何一つうまくいけない、何一つ足りてない、アレもこれも持ってるのに何一つ使えない、缶開けの無い缶詰、ガスボンベのないコンロ、マッチ箱のないマッチ、知らない言語の教科書、紙のないところの鉛筆と消しゴム、ハイパーインフレした通貨、指にはまらない指輪、小人用の棺、

 私は不幸じゃない、その認識すらそうだ、幸福になれないのなら不幸だと姫様気取りで喚き散らかせばいい、けれど恵まれ

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三月六日のコンプレックス

三月六日のコンプレックス

慰めではなく攻撃にしかならん文だが(自虐込みの文)
100%皆じゃないかも知らんがほぼ皆きついんだろし
高い確率の人が「自分のこと社会から外れたニンゲンモドキ」「変人」であると自称してるし
割と高い確率の人は「恵まれた環境」に生まれてない上それを「とても悪い環境」だと思ってるし

少なくない確率の人は「他人の人生の主人公は自分ではない」という意識を持っていないし
社会に合わないのは普通なんだよな、

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ギリギリ13回転忌

ギリギリ13回転忌

ベゲレベゲレと ガラべダラ
悲喜げでレベで からださな
イイキシニキニ べるつから
ぱずちぺでけれ ズラカタラ

媒介晒してケセラセラ
風穴覗き風カラカラ
クルル周りくるりくるりん
パズぃきツェレだびときギリギリ

はからザダバンと クラババか
意義リ義理疑義 不矩ルマンン
弄り機でロロ ビジキサラ
綻ん辞タラ 具部るケケ

羽布ぶる軋ル 齒ベル繰る
へぺぺデレでけろ ぴぴ碑微リ
バ自解ぼ歩抜る 

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一月十日の捨て鉢

一月十日の捨て鉢



生まれたことも死んだこともねぇよ、死んでねぇから死んでねぇだけだばーーか
人生なんて1秒たりとも生きたことないわ
ただ「己の存在を、真実を永劫証明しようとしている」があるだけだ畜生

喜も怒も哀も楽も全部一緒だ好かれたいも嫌われたいもあるかよ何かがあるふりしてるだけでなんでもいいしなんもねぇよばか

どうでも良くねぇものなんてこの世にあるわけねぇだろ生きてねぇんだから。

喜も怒も哀も楽も全

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空っぽなので

空っぽなので

 ぼくは、「死にたい」だなんていう安易で馬鹿馬鹿しい願いすらも、自分に死ぬ度胸も、別にぼくが言うほど不幸でもないむしろ恵まれた人間だということをわかってしまっているから、放棄してしまったんだ。

 もう少し苦しみ続ける人生でよかったんじゃあないか?なんて思ってしまっても、もう少し利他的な振りをした盲な利己思想を抱えて良かったんじゃないか?すべてはニヒリズムとニヒリズムのニヒリズムに落ちた僕の真実の

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無題

無題

社会人以下、狂人以下の精神構造で、超人を望むけど慣れなくって、社会に合わせようとして気持ち悪い内臓の変革に反吐を吐いて、しかも社会人の方があってるのが気味が悪くって、せめて馬鹿馬鹿しいこの腹の中の、ホットケーキのだまみたいな内臓を残しておきたいのです。踊る意味なんてなくって、踊る意味の夢から覚めなくって、それでも歯を噛み締めるなんの役にも立たない毒を内包し続けることを何の意味もねーのに選択する、こ

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17灰、56

17灰、56

 逃げ出したんだ。赤みががった灰色の吐息から、逃げ出したんだ、ほんの少しの嫌悪感から

 変わる変われるめぐるめく、肺、空気の塊、吐き出して、狭い借用地に縮こまってしまっている。肺の空気が不快で、吐き出す息が不快で、物音が怖くって。

 チンケなつまらないことに怯え、もっと遠くにいる化け物と戦う度胸すらないまま、「楽しく戦えばいい」だとか、目を瞑っている他人に自己嫌悪で悪口吐いて、

 肺の空気が

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不幸じゃないなんて最高に不幸だ

不幸じゃないなんて最高に不幸だ



 気分が悪い時に描き殴った文章なので共感性羞恥他不快感を感じる可能性があります。また、感情的に書き殴っているため、文章が支離滅裂になっています。



 どうせみんなみんな案山子になって死ぬんだよ。神様なんていねぇんだよ。なんで産んだんだよ世界。僕は不幸になりたいんだ、幸福になりたかったんだ、じゃあなんで案山子なんだよ、救ってくれよ、神はいねぇんだよ、不幸じゃない。僕は不幸じゃない。最高に

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十一月二日の繰り返し

十一月二日の繰り返し



脳は死の淵を覗き込むようなところに佇んで振り返るように地球を振り返っており、
心臓は己が吐き出されたすぐ近くで訳もわからず狼狽えている。

私は私だけってんがどれだけクソったれなことなのかを



惰性と否定以外の行動原理を持っていない



私は一人。横に人がいても気持ちが悪いが。



己が苦痛になれるということ、そして苦痛の感情に幸福を感じる

思考の周回数が増えてきていい加減意

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十月二十日のフラッシュバック

十月二十日のフラッシュバック



(*゚▽゚*)
学校が早く終わるのってただ単に「『自身の人生であること』ということからの逃避」「周りに流されること」「将来に対する巧妙な思考停止」「究極何に対しても興味も執着もない」ということをただそのままにしていた私の人生に対する敗北でしかない

自身の人生であるという実感、あるいは自身の人生に対する能動的な意思ってものがミリも生まれてこないが「恵まれた環境をドブに捨て何も為せず成せずグス

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下校

下校

都市に響く無機質な笛の音から逃げようとヘッドホンを付け
逃げるようにかけていった

ヘッドホンから流れる安っぽい音楽は早送りでガチャガチャとただ流れていった

寒さに固まる足を動かし、地下へと逃げていった

閉じ込められた空間の端に逃げたかった

最北端に、世界の端の真っ暗な暗い空間の隅へ逃げたかった