さようなら2020年、顔も見たくない

ああ、散々だったこの1年が、これで、やっと、終わる。
年が変わったからと言って何もかもがガラッと変わるわけではなく、2021年1月1日からもまたマスクをつけてアルコール消毒をして出歩かなきゃいけないのだけども、それでも2020年が終わってくれることにとても安堵する。とても嬉しい。
この1年、いかに自分が弱虫で親不孝で日本社会不適合者で賢ぶっているバカで何もない人間なのかを常に常に突き付けられた1年だった。よく自殺しなかったな。いやマジで本当に。
台湾にいた頃はあれほど自信と楽しみと希望に溢れて日々を生きていけていたのに、自分でも自分キラキラしてるなあと感じるくらいだったのに、日本にいる今はどんどんどんどん自分が弱って劣化して愚かになっていっている気がする。

以前宇多田ヒカルが何かの曲で「わたしは弱い  だけどそれは別に恥ずかしいことじゃない」と歌っていたのに対し、台湾にいた頃のわたしは「そうだそうだ!だって弱いのは事実だもん仕方ないんだもん!“わたしは弱いけどそれが何か?”と堂々としていよう!!」ってスタンスだったけど、
日本に戻ってきた今は「わたしは弱いけどそれは別に恥ずかしいことじゃない、と堂々と言える時点で十分強いよ〜〜!!嘘つき〜〜!!弱者の皮を被った強者〜〜!!だまされないぞ〜〜!!!」ってスタンス。そんな感じ。

まあでもとにかく、今日12/31の0時を過ぎれば年が越される。2020年が終わる。苦痛だけど残業はないバイトの気分。どんなにしんどくても、時間がくれば必ず終わる。たとえ明日からまた同じような日々でも、とりあえず一旦は終わる。終わってくれる。
今日で全てが終わる。今日で全ての2020年が終わる。終わってくれる。何か大事件が起こらない限りは必ず2020年が終わり、2021年が始まってくれる。

「ま〜色々あったけど、2020年もそれなりにいい年ではあったかな〜〜😅」なんて口が裂けても言えない、言わない。今後コロナが無事終息(収束)したとしても「2020年の時はさあ、ホ〜〜ント大変だったよねェ〜〜😂」なんて笑えない、笑いたくない。それがわたしの思う「誠実」だから。2020年に理不尽に傷つけられた人や殺された人にとって、何よりの救いだとも思うから。
ああ、この365日間の暗闇が、あと数時間で、これで、やっと、終わる。とっとと早く終わって。せいせいさせて。本当に散々だった。

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