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初めてのケニアで人生観が変わった話

ジャンボ!
feppiness株式会社の代表の本橋へいすけです。

仕事の視察でケニアに行ってきました。初のアフリカ大陸、初のケニア。今までたくさんの旅をしてきましたが、今までの旅で1番多くのことを感じた印象に残ったのが今回のケニア。
記憶が薄れないうちに記録として残しておこうと思います。

ケニアってどんな国?

ケニアは東アフリカにあります。国土は58.3万平方メートルで日本の約1.5倍。首都はナイロビ。

人口は約5000万人。ここ10年間で1000万人くらい人口が増えています。
赤道直下なので1年中暖かいですが、首都のナイロビは標高が約1800mあり1年中過ごしやすい気候。
僕たちは2月の乾季という1年で1番おすすめの季節に行ったので最高でした。日中は半袖、朝晩は長袖があるといいかなという気候。

ケニアはもともとイギリスの植民地なのですが、なぜイギリス人がここに来たのか?と考えると、過ごしやすい気候は大きいのではないかなと思います。現地で会った日本人もみんな「ナイロビまじ最高!過ごしやすい!」と言っていたのも納得です。


ケニアの通貨

ケニアの通貨はケニアシリング。1ケニアシリングはほぼ日本円で1円。計算がしやすいのが楽ちん!

ちなみに日本の空港ではケニアシリングは取り扱っていないので両替ができません。現地の両替所かATMでキャッシングするかになるかと思います。ぼくは両替せずにクレジットカードと、現地の知人との飲み会の精算のお釣りをケニアシリングでもらってそれで乗り切りました。移動はUberのアプリで。

ケニアではキャッシュレスが進んでいます。ケニア人の多くがスマホ決済ができます。エムペサというキャッシュレス決済がほぼみんな使える状態。

ケニアの言語

ケニアの言語はスワヒリ語と英語。基本的に英語がどこでも通じます。

ぼくはカタコト英語とスワヒリ語の

  • こんにちは=ジャンボ

  • ありがとう=アサンテ

2つで乗り切った!

ケニアでの移動手段

ケニアは治安が悪いので外は歩けません。移動はタクシーが基本。
Uberが使えます。近距離なら1回300円くらい。ナイロビの空港から街の中心部までも1600円くらいなのでかなり安い!!

Uberはまだ使ったことない人は日本でアプリのダウンロードとクレジットカードの設定まで終わらせておきましょう。
タクシーの窓は開けないようにするか、開けてもほんの少しのみ。ロックもしっかりかけましょう。

ケニアの治安

上記の通りケニアの治安は悪いので外は歩けません。昼間は歩いて大丈夫かなと錯覚してしまうのですが、アジア人は目立つので強盗や詐欺に遭う確率も多いのでタクシー移動が基本。

警察も僕たちを守ってくれる存在とは思わない方がいいとのことです。
入国の際もそうですがなるべく目を合わさない方がいいそうです。

空港の入国の際にイチャモンをつけられて止められたり、ワイロを要求されることもよくあるそうです。
実際ぼくも入国の際にPCR検査やっているのにも関わらず止められ、さらに次の黄熱病のワクチンの接種証明でも止められて1回パスポートも取り上げられました。他にも何人かランダムで止められていました。焦りましたが、事前にそういうことがあると聞いていたので毅然とした態度で言い返し、最後はお金をくれ的なことを言われましたが無視して通り抜けました(笑)

空港では強い気持ち、街では外を歩かないが絶対です。


ぼくがケニア滞在中にもケニアで詐欺に会ったり、空港で警官にお金要求されて払ったというツイートを見ました。

ツイートにも書いてあるけど基本はいい人が多いです。


ケニア人の気質、性格

ケニアに行くまでは勝手に陽気なラテンのイメージ&ちょっとラフなイメージだったけど(ほんと勝手なイメージ)行ったら違った。

ケニア人は明るく、親切なんだけど、ラテンの陽気なノリともまたちょっと違う感じです。明るいんだけどマジメな人が多く、おそらく内向的な人も多いんじゃないかなという印象

1週間くらいの滞在なので何がわかるのよ〜!という声も聞こえてきそうで、それはごもっともですが、普段コーチという仕事をしていてたくさんの人を見ているので、感じていることは大きくズレてないと思います。

オンライン英会話をケニアに行く前にケニア人指定でやっていたのですが、ケニアの人が「ジャーナリングしているよ!」とノートを見せてくれたりしました。まさに明るいけどマジメなイメージ。

女性の髪型はみんなオシャレ!男性もたまにオシャレな服装している人もいたりでかっこよかったです。

平均月給が3万円くらいらしいですが、うまくテクノロジー使って恩恵を受けている人などもいる様子。

日本からケニアへの行き方

日本からケニアに行く方法は3つあります。

  1. エチオピア航空

  2. カタール航空

  3. エミレーツ航空

乗り継ぎの時間が1番短く、料金も安いのはエチオピア航空。
またフライトも

  • 日本→韓国(約1時間半〜2時間)

  • 韓国→エチオピア(約11時間)

  • エチオピア→ケニア(約2時間)

と真ん中が長く、前後が短いので気持ち的にも良い感じです。
デメリットは機内食とワインがかなり残念です(笑)。
あと飛行機乗り場がよく変わります。

エチオピアで乗り換えの際にクレジットカードが使えない店もあるのでUSドルが少しあると良いです。ぼくは水をUSドルで買いました。USドルがない人は日本で少し両替しておくと良いかもです。

現地の駐在員の方にはエチオピア航空はわりと不評でエミレーツやカタールの方が人気でした。
ただし金額面や乗り換えの待ち時間が長いのがデメリット。

ぼくはフライトのバランスや移動時間が短い方がプライオリティが高いのでエチオピア航空で行きました。移動効率重視の人はエチオピア航空推しです。

ケニアの入国に必要なもの

ケニアの入国には

  • ビザ

  • 黄熱病のワクチンの接種証明書

が必要です。
黄熱病のワクチンは1回打つと一生使えます
余裕を持って取得しておきましょう。

病院行くと他のワクチンも勧められますが、現地の人に聞いたら特に打つ必要はなさそうでした。
ナイロビは高地なのでマラリアの心配はあまりないですが、他の地域に行く際はマラリアには気をつけた方が良さそうです。最近は薬の耐性があるマラリア蚊もいたりするみたいなので要注意。

サファリに行く際にはかなり厳重に注意しました。

というのもぼくはアジアで蚊を媒介としたチクングニア熱という、学会で発表もののレアな感染症にかかったことがありマジで辛かったので、めちゃめちゃ注意しました。人生で1番辛かった…流行りの病より全然きつい!


ケニアの注意点

ビニール袋の持ち込みが禁止されていて場合によっては罰金を取られるそうなので日本から行く人は注意しましょう。ぼくも聞いてなかったら危なかった…

ケニアの食事

ケニアの代表的な食事はウガリ。トウモロコシなどの穀物を粉にして練ったもの。日本でいう米にあたりおかずと食べることが多いです。

ケニアはローカル食以外にもおいしい食事やかわいくオシャレなカフェも多かったです。イタリアンから中華、インド料理まで。
特に中華がおいしかったです!ただし中華系のお店はクレジットカードが使えないので要注意です。
ここらへんはインスタのハイライトに動画まとまっています。

https://www.instagram.com/stories/highlights/17983208635931841/


ケニアのサファリ|マサイマラのガバナーズキャンプ

ケニアと言えばサファリ!ほとんどの観光客がサファリを目的に行きます。弊社では「感性をみがく」テーマにした手帳pure life diaryを作っていて、これからリトリート合宿も考えており、国内外のグランピング施設を視察中です。

今回は現地の友人が勧めてくれた候補の中からマサイマラにあるgovernor's campに行きました。

英語で予約するもドキドキでしたがなんとかできました。いくつかあった候補の中でもサイトはここが1番わかりやすかったです。

サイトからそのまま予約もできるのですが、お問い合わせフォームから問い合わせると、ナイロビからの飛行機もセットで予約してくれるのでおすすめです。あとbush in dinnerのオプションは絶対入れた方が良いです。大自然のサファリの中で自分たちためだけにロウソクを灯してディナーが食べられるので。

と、ドヤ顏で書いてますが、英語のやり取りに苦労しつつ、行きの乗り継ぎのエチオピアでようやく予約完了!

2泊3日で飛行機代込みで一人22万円くらい。
予約した時は高いなぁ…と思ったけど、この中には朝昼晩の食事、飲み物はアルコールも含めて全部入っていて、朝昼晩のサファリガイドも全て入っているのでそう考えると適正価格かなと思いました。サファリも基本貸切か2組までの少人数でしたし。飲む人はかなりお得です(笑)。ワインは泡、白、赤と全種類制覇しましたが、赤のシラーがおいしいかったです。

アフリカの大地に沈む夕日や昇る太陽、たくさんの野生の動物は圧巻でした。牛、シマウマ、キリン、カバ、ゾウ、ライオン、チーター、うさぎ、ハイエナ、ヒヒなどたくさんの動物がいました。もう動物園には行けないなと思いました…w

寝床はなんと1番のロケーションスポットのリバーサイドでした!眺めが最高!下の川でゾウ、カバ、ワニも見ました。


アフリカ最大のスラム|キベラスラム

今回のケニアで1番印象に残ったのはアフリカ最大のスラム、キベラスラムのスタディツアー。
スラムに行く前日にアフリカの歴史やキベラスラムについてのレクチャーを受けます。レクチャーを受けたからこそ現場を見たときに感じことが多くなります。


ケニアに行く前に読むおすすめ本

ケニアについて知りたい場合の本を2冊紹介します。

1.ケニアを知るための55章

ケニアのことを知るにはこの本が1番良いと思います。歴史、経済、文化、自然、暮らしなど広く知ることができます。10年前の本なので多少情報が古い部分もあります。

2.踏み出す一歩は小さくていい 就活60社全落ちがケニアでアパレルブランドをはじめた理由

『ケニアを知るための55章』は文章が固くて読みにくいと感じる人はこの本がおすすめ。アパレルブランドの話なのですが、ケニアの様子のことがわかるので良かったです。


ケニアから帰ってこれからのこと&最初のアクション

人生観が変わったと感じるケニアでした。

今回ケニアに行った経緯はコーチ仲間の人でケニア在住の人がいて、2022年の年末に東京で一緒の講座を受講していました。そのときにその人が「ケニアの人がなりたい職業に就けなくて病んでしまう人が多いからジャーナリングとか書くことで何かできたらいいなと思っているんですよね…」とボソッとつぶやくのを聞きました。

ありたい自分に近づいていく手帳を作っている身としてはその一言が気になって、何かできるかもしれないと思い「ケニア行きます!」とその場で決めて行ったのがきっかけです。

クリスマスイブに糸島で再会をし(笑)、当初はケニアで手帳のワークショップをやろうと考えていたのですが、いろいろ話を聞くうちにまずは何かするとかではなく、現場を見ることが大事と思い視察することに。
他にも今後、自然の中でリトリート企画もやりたいので本場のサファリを視察も。

その次に再会したのが現地ケニアで、僕の誕生日。
やたらドラマティックな日取りばかりですがケニアに住む恋人ではありません。

今回1番印象に残ったのはキベラスラム

貧困のこと、生きるのさえ困難な人が同じ地球にいること、困難な状況の中でコミュニティがあること、教育の可能性、五感で感じたスラムの匂い、マゴソスクールでの音楽の振動やグルーヴ、人の温かさや明るさ。

一緒に参加した人も世界の視点で社会課題に向き合う人、目の前の人を救うことで社会課題に向き合う人、両方の世界を知っている人などいました。
改めて

  • 自分が何のために仕事をするのか?

  • 誰のために仕事をするのか?

  • 今後何をやっていくべきか?

  • 自分の使命は何なのか?

と強烈に問われた時間でした。

あれから少し時間が経ち、最終的には背伸びをして何かをするのではなく、自分たちのプロフェッショナル領域で貢献できることをやっていくことが、自分たちにしかできない仕事であり、社会貢献なのかなという結論です。
貢献というのもなんか違うニュアンスなのですが…

研修の中でも教えていただきましたが「支援ではなく、遠くの国のことではなく、同じ地球の自分ごととして考えてほしい、あなたはわたし、わたしはあなた」という言葉が印象に残っています。

ここ数年感じていた教育に何か携わりたいという想いは今回のキベラを見てより一層感じました。教育が人の可能性を広げるなと…
日本に帰国してふとした方向から学生さん向けのプロジェクトも始まりそう。

手帳事業については平均月収が3万円のケニアの人に手帳を売るのはなんか違うな…と感じているのが今の気持ち。

売るのは違うけどpure life diaryが役に立てる人もなんとなくわかったケニア視察。

手帳以外でも関われることがあったら事業、事業以外でもやりたいと思いました。それだけエネルギーの高い人がたくさんいたり、可能性も感じました。

現地では日本人にもたくさん会いました。
仕事も、国連、海外青年協力隊、難民キャンプ、起業家、商社マンなど様々。世界という視点で仕事をしている人、目の前の人を助けている人、おもしろいことを考えたりしている人、どの人もエネルギッシュだったり、覚悟が決まっていたりぼく自身刺激を受けました。
こういう人たちにコーチングやコンサルが広まればもっと飛躍するなぁとか、pure life diaryがあったらもっと可能性が広がりそうだなぁとかも改めて強く確信を持ちました。

手帳は今年1年いろんな国に行って、いろんな視点で可能性を探りたいと思います。

ケニアに関しては今の自分がすぐできる最初のアクションとして、友人の紹介で代表にお会いしたモヨチルドレンセンター(居場所がなくなった子どもの支援)と


キベラスラムで訪問したマゴソスクールのマンスリーサポーターになりました。


昔にこういった寄付をしていたことがあるのですが繋がりが見えなくてやめてしまいました。今回は自分が出会った人や現場を見たからこそ継続的にできたらと思います。

実際現場を見てからがいいかもしれませんが、このnoteを見て支援の輪が広がればうれしいなと思います。

今回はまずはケニアを知るというところから入ったけど、次回は具体的に何かできたらとも思います。

ケニア以外もいろんな世界を知っていきたい。

世界とは今いる自分の場所と違う世界ではなく、同じ地球という1つ星という認知で。

まだまだ知らないこともたくさんあるなぁ。

アサンテ!

次は韓国へ

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