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6月3日:教え子たちへ(お詫び)

こんにちは。
へいなか改め安部顕です。

さっきTwitterのプロフィールを書き換えました。

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昨日の記事の最後で「6月30日にVOOXでコンテンツ出るよ〜」という告知をしたのですが…そっちではもう本名出てるのですね。

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で4月以降,出演したYoutube等でも普通に顔出してるので…いいかげん腹決めて出すことにしました。

2018年のTwitter開設以来3年間…僕は,講演等に呼んで頂いた時には必ず本名で自己紹介してきました。僕の「へいなか」としての匿名性は,法務省と教え子たちへの秘匿であって,世間に対する秘匿ではなかったからです。

この3年間,僕の本名を知りながらもきちんと使い分けて匿名性を守ってくださった皆様には改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

これからもどうか,よろしくお願いします。

さて…

1)活動報告

この1週間何をしているかというと…仕事を求めて出回っています。昨日もそんな感じ。ま,簡単に言うと「バイトでもいいから現場に立ちたい」という状況なんです。

今,Kindleで一冊本を出す準備をしてまして,それは早ければ今月中には出せると思うのですが…人と向き合うことが強みの人間は現場に立たなきゃだめだよなと思って。稼ぐ基盤も貧弱ですし。

色々ご意見やご批判もあろうかと思いますが,今は心理職としての対人支援の現場を得るために簡単に言えば求職活動をしている日々です。(条件等を踏まえて鋭意調整・検討中)

そういうことで,あれやこれやと話を進めていくのに,入口をシンプルにしたいなと思って,今回,実名顔出しに踏み切った次第です。

今月下旬には,ある定時制高校で教職員向けの研修と生徒への授業をやらせていただくことになりました。

世に心理職は数いれど,非行・問題行動に特化して,かつ教育的なアプローチにまで踏み込める人間はそうはいない。単発とはいえ,こうして現場を与えていただけることに感謝しながら,僕にしかできないことをきちんと積み重ねていきます。

その先に,社団法人若者雇用サポートセンターとして,具体的な若者とその雇用者への助言・指導の道が見えてくるはずです。がんばります。

ー・ー・ー・ー・ー・ー

2)教え子たちへ(お詫び)

すまなかった。

この3年間,10人以上の人達から「安部先生ですか?」とDMをもらった。そのたびに…

その人のことはよく知ってます。
有名人ですから。でも僕は違います。

と言ってごまかしてた。

それでも「へいなか」を安部だと信じていた人もいたし,素直に安部じゃないと理解した人もいたけれど,「もう一度話を聴きたい」と言っているのにごまかし通したことも何度もある。

担任もそうでない人もいたな。

そういうDMをもらうたびに,再犯の危機的な状況なのではないかと心配した。でも「法務教官が私的に少年たちと関係を持つことはダメ」というルールと,「へいなか」の匿名性の担保のためにごまかし通してきた。

以前僕はこんなツイートをしました。

実はここにもウソがある。

これまでに3名のお名前を伺った

ウソです。

この3年間…少年院出身の人からDMをもらって,僕以外の法務教官の名前を言われたことは一度もない。

みんな,その発信内容から「これは安部に違いない」と思ってDMくれていた。君たちへのウソを,他のフォロワーさんたちを巻き込みながらやんわりと強化するためのツイートだった。

この国には,素晴らしい法務教官がたくさんいる。僕が心から尊敬し,信頼している人が,今日もまた塀の中で君たちの遠い後輩と向き合っている。

でも僕は僕。

どれだけ匿名でやろうとも,多少言い回しを変えようとも, #塀の中の教室 に出てくるような言葉たちは,きっと僕くらいしか言っていないのだろうと思う。

へいなかのツイートが,君たちの今を生きる力になっていたら幸いだ。俺が安部であることをごまかした。そのために誰にも言えない話を抱えていたのだとしたら,心から申し訳ない。

5月後半は,情けない活動報告を何度も書いた。塀の中では見せなかった部分かもしれない。でも,これも今の僕です。

塀の中で本気で一緒に汗を流していた時,僕の中にあったのは…一方的な指導者としての姿勢ではなく,一緒に社会と向き合う同志としての気持ちでした。

制服を着ていない,情けない状況の今だけれども…今でもあの時と同じ。自分の人生をそのまま教材にすることが僕の教育者としてのスタンスです。

9月末まで動いてまともに稼げていなかったら,家族を守るために普通に就職し直します。4月からたったの半年。でもその半年は,少年院を出た人間が再犯するには十分な時間だ。決して短くはない。

非行少年を人材不足解消の切り札に。雇われる元非行少年と雇う経営者の両方に,継続的な支援と助言を。

これを実現するために,とにかく思いつくことはやってみるよ。

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こんにちは!へいなかです! 非行少年の地域定着支援を仕事にするべく、経済的な基盤をつくるためにアレ…

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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。