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SOLID

急所などはなくて、
ただ枕元でボソボソ呟くのを主な仕事としているような怠惰であり
後遺症のような類とはまたおそらく違うということで
先天的なものに疑ることも多々あるのだが
それもどうやら目に余るということで
突き出した後で引っ込めることにより
移動させることで存在をわからせるような
作品のように提示されるそれらを見ながら私はただ
私たちから零れ落ちる由々しいらしい何かの種を拾ったり
特に目的もなく埋めたりを繰り返したりする
代替物とはどの側面におけるものなのかは知らないが
あまり似過ぎるそれらの対比により起こる違和感が
ニュートラルではない場所から発言された無意識たちに
防御壁のようなセーブポイントを与え続けている
透明な割に先が見えないその向こうに
眠れずあがき続けることにだいぶ疲れて眠るような



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