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美しいまだ

触れては良くないよと
五月雨のように脳内を行き来
死んだふりしてた楽な日々
往復するときに蹴った壁
なんだかよく響いて怖かったな
さざんかさざんか
浴衣を着たくても買ってもあんまり
着ないから意味ないけど捨てたくない
左手がうなづいている魔物のよう
景色は確実に違うという
それだけを襷のようにつなげて
再出発の判断をしたくない
決めたことだけを褒めてあげる

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自由律俳句

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