サイドブレーキ【夢日記#369】

車を移動するように頼まれた。
行ってみると坂道に駐車してあった。
何となく嫌な予感がした。
ロックを解除すると案の定車がゆっくり後ろに下がり始めた。
サイドブレーキの効きが弱かったのかそもそも忘れたのか。
それでも運よく今までは停まってくれていたという状況。
急いで運転席のドアを開けサイドブレーキを引こうとしたがレバーがない。
『ペダルタイプのやつか!』
そう思って足元を探したが、サイドブレーキのペダルはなかった。
それ以外にもいろいろ探してみたが、それらしいボタンなどもない。
気が付けば車の底が抜けていた。
足で踏ん張ったら止まった。
ギアをニュートラルに入れハンドルで方向操作をしながら足で漕いだら何とか元の場所まで戻った。
車の移動を頼まれたので、その状態のまま運転して指定の場所まで行くことにした。
その間もずっとあちこちのペダルを踏んだりボタンを押したりしてサイドブレーキを探したのだがいまいちよくわからない。
いつの間にか建物の中を走行していた。
建物の中だが、車専用レーンがあるので走行自体は問題なかった。
矢印に沿って進むが、いろいろ操作をしているうちに矢印を見逃して歩行者専用レーンに入ってしまったらしい。
階段を少し下ったところで後ろから人が追いかけて注意してくれた。
しかし、戻ろうにも階段である。
下ることはできてもバックで階段を戻ることができるのかどうかということと、歩行者専用レーンで多少狭いため、無傷で戻ることはおそらく無理だろうと思った。
結果、ここまで入ってしまったんだからこのまま行こうと思い、そのまま狭い階段を下って抜けた。
無事に階段を下りきったものの最後の通路が狭く、横を擦ってしまった音がした。
まぁ仕方ない。

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結局最後までサイドブレーキは見つからなかった。

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