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5.2 夏休みが終わるころに思うこと

こんにちは、はりねずみです。
今日はお盆明けに、SNS等を見ながら思ったことを書いていきます。
大分長くなってしまったので、該当するところだけ読んでいただけると幸いです(投稿を2つに分けるべきだったかもしれません…)


定められた夏休みがないということ

今年の私は夏休み(?)があったのかよくわからず、お盆に休みをいただいて終了しました。

私が現在通っているところは国立の研究所。
周りにいるのはごくわずかの学生と立派な社会人。

申告すれば休みはとれるらしいのですが、皆来ており、各自の業務を進めてるのを見ると、休みにくいと私は思ってしまいます。

今の私にとっては体調的にも大変な環境ではありますが、無理しない程度に頑張ります。

そのような意味で、大学の夏休みに慣れてしまうと新卒1年目は大変だろうなと日々おびえて過ごしております。
(ありがたいことにもうしばらく学生をさせていただけますが…)


ここからは、いろいろな立場の方へのメッセージです。
去年まで大学生だったこともあり、学生の皆さん宛のメッセージ、弟の面倒を見たときに感じたこととして、小中高生の方へのメッセージおよび保護者の方へのメッセージを書きました。
一個人としての意見ですが、「つらい」と感じている方の気持ちが少しでも楽になれば幸いです。


学生の皆さんへ

国公立大学の皆さんには、あと1か月ほど夏休みが残っているのではないでしょうか?
集中講義や追試等がない場合、今は課題等が何もない自由な時間が与えられていると思います。
そんな時間があるときだからこそ、「自分について考えること」「精一杯楽しむこと」をやってほしいです。

自分について考えること

「自分について考える」とは、自分の過去、現在、将来について考えることだと思っています。
自分のことについて考え、自分自身について知ることは、限られた時間でやりたいことを最大限行うためには必要不可欠です。
これだけではわかりにくいと思うので、いくつか例を出してみます。

私の場合は、1年前期に落単したにも関わらず学年上位の成績を収めたことから、「進学希望の気持ちが強く、心の底から行きたい研究室を見つけられなかった場合は、迷わず外部の大学院に進学する」ことを1年の夏休みには決めていました。
そこから、「本当にやりたい研究は何か」「今の学部を4年で卒業した場合、自分がなりたい将来像に最も近くなれる場所はどこか」を考えた大学院、研究室探しを始め、今に至ります。

また、就職を例に考えます。
私の友人たちを見ていた限り、将来就きたい職業に就くための最短ルートは、
1.自分の長所、短所を洗い出し、
2.なりたい職業や職種の適性を調べ、
3.自分の適性をなりたいものに合わせる or なりたいものを自分の適性に合わせる
をできるだけ早く決めることです。

これが早く決まっていた人ほど早期選考等で早々に就職を決めたり(民間企業)、対策時間が多く取れたことで複数の合格をもらったり(公務員)していた印象があります。

高校の同級生の中には、自身について考えた結果、海外に行きたいという思いが強まり、休学してワーキングホリデーに行った人もいます。

このように、自分のことについて考えることで将来なりたい自分に近づきやすくなると私は考えます。
また時間があるときに集中して考えることで、より深くまで考えられるからこそ、夏休みに「自分のことを考えること」をお勧めします。


精一杯楽しむこと

これに関しては、大学4年間中、3年間がコロナで何もできなかったと感じたからです。

地方の大学で3世代同居をしている家庭が多い地域柄のことだとは思いますが、私の大学では、県外の移動が規制されたり、感染者が出たからオンラインに切り替える措置がされたりする期間が都市部の大学と比べて長かったように感じます。

1年前期に自動車免許を取り、後期にバイトを始めれば、1年春休み以降に自分で稼いだお金で大学のプログラムで短期留学をしたり(奨学金を使えるため自己負担6万くらいだった)、様々なイベントに参加したり(夏の学校など)できると思っていました。

しかし新型コロナウイルス感染症によって、出発1週間前に中止になった短期留学を皮切りに、様々なイベントがなくなっていきました。
参加したい行事そのものがなくなり、代わりにやりたいこと、参加できるイベント等を探している間に大学生活が終わってしまったなと今は感じています。

だからこそ、今学生の皆さんには自分のやりたいことを精一杯楽しんでほしいと思っています。


小中高生の皆さんへ

まずは夏休みの宿題に追われていた皆さん、宿題に取り組んだ自分をほめてください。

そして学校に行くのが楽しみな皆さん、2学期からも学校生活を楽しんでください!

学校に行くのがつらい方へ

状況にもよりますが、無理に学校に行く必要はないと私は思います。

どんな人も充電期間が必要で、この期間は人によって異なります。
また、いじめを受けているなど、明確に行きたくない理由があなたにあるかもしれません。
しかし、お家の方も学校に行くように説得してきます。
今の日本において、将来の選択肢を狭めない最も簡単な方法は「学校に行くというレールに乗ること」だからです。

そうはいっても、あなたが学校に行くのがつらいことは変わらないと思います。
そこで、可能ならお家の人に今の気持ちを伝えてください。
口で伝えるのが難しければ、手紙やメール、LINEでも構いません。

お家の人は、あなたが伝えない限りなぜ学校に行きたくないかわかりません。
しかし、学校に行きたくない理由がわかることでその時できる最善の方法をとってくれる可能性があります。(その理由が「なんとなく学校に行きたくない」だとしても…)

お家の人に伝えるおすすめの方法は、
1.学校に行きたくない理由
2.とってほしい対応(放っておいてほしい、こんなサポートが欲しい、など)
3.目標(最終的に今の学校に通う意思があるか、学校を変えたいのか、学校には行かずこういう進路がいい、今はそこまで考えられない、など)
を可能な限り具体的に伝えることです。

理由だけでなくその後の希望を伝えることで、お家の人は、あなたの充電期間にサポート体制を整えることができます。
また、お家の人はあなたが気持ちを伝えてくれたことで安心し、伝えなかった時と比べて円滑にコミュニケーションができるようになります。(保証はできませんが…)


保護者の皆様へ

子供がいた経験がない私ですが、弟の面倒をよく見ていた立場から少しだけお願いがあります。
朝と帰宅後の両方で「学校に行きたくない」と言う場合は少し注意深くお子さんを見てあげてほしいです。
保護者の方が心配する気持ちがわからないわけではありません。
しかし、

学校に行きたくないというお子さんについて、私は2パターンあると思っています。
1つ目は、朝は行きたくないというものの、帰ってきたら楽しそうに友達と遊んだり学校の話をするパターン、2つ目は、帰ってきてからも落ち込んでいる様子が見られるパターンです。

1つ目のパターンの場合はあまり心配しなくてもよいのでは?と考えています。理由は、学校がつらい場所ではない可能性が高いからです。
一方で、2つ目のパターンでは、学校に行くこと、学校にいる時間が常につらい可能性があります。

特に2つ目のパターンの場合は、お子さんに「困ったらちゃんと話を聞くからね」というメッセージを伝えてほしいです。

過去の話

少し自分語りになりますが、弟の話をします。

私の弟は、1つ目のパターン、2つ目のパターンを経た後に登校拒否(不登校)になりました。
両親も私も学校を嫌いになったことがなかったため、両親はなかなか学校を休むという選択肢を与えませんでした。
また、私は様々な交換条件を出したりしてできるだけ弟に学校に行ってもらおうと試みました。(家庭内のけんかを見たくなかったため)
しかし、弟は学校に行かなくなりました。

今思えば、私がやるべきことは弟の話を聞き、両親との仲介役になることだったと思います。
学校に行くことがどうしても嫌な弟、学校に行くのが当たり前の環境で育った両親の間には大きな溝がありました。
その溝がある状態で互いの意見を感情的にぶつけ合っても解決はしません。
冷静に状況を整理できる人が間に入り、建設的に話を進める必要があります。

やってほしいこと

まずは話をして双方の意見を確認してください。
家族だけで解決できなければ、第三者(カウンセラーなど)に間に入ってもらいましょう。

話をした結果、双方の希望などにより各家庭によってとる対応は変わります。
頑張れる範囲や抱えている問題によって、できること、やるべきことが変わってくるからです。

できる範囲で学校に行く(朝の会に間に合わなくても怒らない)
一度休んで様子を見る
保健室などに行く
疾患が原因であればまずその疾患を治す

保護者だけでのサポートが難しい場合は、公的機関や教育センター等に相談し、アドバイスをもらうことも可能です。

最後に

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

少しでも多くのご家庭が平和に2学期を迎えられますように…

今回参考にさせていただいた書籍につきましては、以下にリンクを貼らせていただきます。

今回参考にさせていただいた書籍



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