褒め言葉プラスa

今回の記事の参考文献

褒め方がイマイチよく分からない大人向け。
子供に「すごいね」「偉いね」以外の言葉で伝えたいけど、思いつかない。子供への声掛けのタイミング、目的、具体的な方法が分かるお話。

タイミングと目的

／いつ、伝えるのか？The timing

• Don’t wait for your child to do something “great.” Create great moments at every chance you get.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　子どもが何か「素晴らしい」ことをするのを待つのではなく。 あらゆる機会に素晴らしい瞬間を作っていく。

／褒めることの目的は何なのか？The goal

⚫️To give them a strong sense of self worth and value from which they can thrive and grow through any adversity.                                                     
どんな逆境でも成功し、成長できる強い自己価値観を与えること。

⚫️The key idea is that the capacity for success and goodness exists in every child at every moment.                                                                         
重要な考え方は「成功と善良さを実現する能力」はいつでも、すべての子どもに存在するということ。

⚫️The result of this approach is that the above techniques will result in successes feeling better and negative behaviors less exciting.  AND the child begins to more deeply believe that they possess greatness. One can call this “Inner Wealth.”
このアプローチにおいてテクニックを使用すると、成功したときの気分が良くなり、ネガティブな行動に動揺することが少なくなる。 子供は自分が偉大な存在であるとより深く信じ始め、これを「内なる富」と呼ぶ。

⚫️Promoting Inner Wealth helps children remain in the present moment, and provides the strength required to make wise choices instead of acting in anger or fear when uncomfortable.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　内なる豊かさを促進することは、子どもたちが「今この瞬間」に留まるのを助け、不快なときに怒りや恐れを抱いて行動するのではなく、賢明な選択をするために必要な強さを与える。

具体的な声掛け

／よくある褒め言葉プラスa　Turning your Words into Gold.

①【頑張ったね＋具体的な点＋大人の気持ちを伝える】

⚫️I love that you put your energy into completing that to the best of your ability.
到達しようと、全力を尽くし惜しまないところが大好き。

⚫️I appreciate when you put in effort to help me complete a task so it can get done faster.
やるべきことをより早く達成できるよう、あなたがお手伝いしてくれることに感謝しているよ。

⚫️I see you trying your hardest to (learn… practice… complete… certain activity) and that shows dedication, i’m so proud of you for that!
あなたが全力で取り組んでいる一生懸命な様子を見ているよ。そのことをとても誇りに思うよ。

⚫️You are being thoughtful and considerate and those are great qualities!あなたは、よく考え思いやりがある、それらは素晴らしいあなたの素質!

②【「ありがとう」＋お礼の具体的な理由】

⚫️Thank you for making a different choice.
違う選択をしてくれて、ありがとう。

⚫️  I am proud of you for taking a moment to think about a different way to handle the situation.
別の方法を考えるために、時間を割いていたことをとても、誇りに思うよ。

⚫️Thank you for being you. It is clear you feel interested and passionate about this topic and I love seeing you channel that in positive ways!
あなたが、あなたとして在てくれてありがとう。この事に興味とやる気をもっていると明確に示してくれたね。その前向きな姿勢を見るのがとても嬉しい。

③【「責任感がみえる行動」+どの瞬間が責任感なのか+大人の気持ち】　

⚫️“I see you’re putting the laundry in the machine, that shows responsibility and I appreciate the help to keep the house clean.”
あなたが洗濯機に洗濯物を入れているのを見たよ、それは責任感だよ。家をきれいに保つためにお手伝いしてくれることに感謝している。

⚫️“You are showing responsibility by setting the table on your own and I appreciate that so much because it helps us be able to get food on the table and eat dinner at the time we want to.”
あなたはお食事前の準備をすることで責任を示してるよ。そのおかげで私たちはテーブルに食べ物を並べ、食べたい時に夕食を食べることができるようになるから、とても感謝している。

まとめ

子どもは、いつだって大人に注目していて欲しいもの。
2、3歳の子供ですら、親の注意を引くために考えて行動している。
それは「安心感」を得たいための行動だ。

12歳ごろまでに、近くにいる大人が褒めてくれる体験が重要。
自分の過程をみて褒めてくれているんだと、子どもが感じることが出来れば、安心感を得たいための注意をひく行動からは卒業し、
「失敗を恐れない自信」「挑戦する勇気」を身につけ成長していく。

反対に頑張っても、過程に注目してもらえない。
結果だけ褒められても、簡単に済まされているように感じてしまう。
頑張れと言われてもそれに対して大人の嬉しい気持ちが伝わってこない。
などが重なると、子どもは消極的またはプレッシャーにより行動するようになる。

褒め方プラスａで子どもたちへ「安心感」を
ポジティブな姿勢で生きていける未来をプレゼントしよう。