ワイヤーで変わるバストメイク。ブラのワイヤーの役割と種類
ブラジャーのワイヤーが入っている理由
①ブラジャーの造形を保持する
ブラジャーは、生身の柔らかいバストを入れ込む容れ物のようなもの。
製品としてブラジャーを生み出す際には、最終どんな容れ物にバストを入れてあげるかを考えながら造形を行います。
その造形が美しいものであれば、外から見た時のバストも美しいものになるというわけです。
しかし、ご存知のようにブラジャーは布製。
着用する人間の体は絶えず動いているので、ブラジャーがその立体的な造形を保つのは至難の技です。
そこで、ワイヤーの出番。ワイヤーが体に馴染みながら、ブラジャーが伸びたり歪んだりするのを抑えてくれているのです。
②バストの形を整える
着用する人目線で言えば、ワイヤーはバストのお肉を囲い込み、カップに収めて形を整える役割を果たします。
知らず知らずのうちに、逃げてしまっているバストのお肉たち……
それをワイヤーが「あなたはバスト」と教えてくれて、バージス(※)の境界を作ってくれたり、バストが下垂しないように支えてくれているのです。
何だか、頼もしい!縁の下の力持ちならぬ、乳の下の力持ちなのです。
※バージス・・・バストが膨らみ始める部分のこと
ワイヤーには種類がある
①U字ワイヤー
文字通りU字のようにカーブを描くワイヤー。
日本で多く出回っているワイヤーの形で、バストを囲むように支えて上方向に持ち上げます。
お肉はバストの中心に寄せられるので、丸みのある自然なバストができて、デコルテ部分をふっくらさせる効果をつくります。
②L字ワイヤー
緩やかなL字のようにカーブしているワイヤー。
谷間部分のワイヤー位置が低いので、ワイヤーが谷間の中心部分に当たりにくいのが利点です。
バスト外側から谷間方向にお肉を寄せるので、谷間メイクに更に向いたワイヤーと言えます。
③3Dワイヤー
丸みのある体に沿うように作られた立体的なワイヤー。
前中心と端の両端が反ることによって、前中心は骨に当たりにくく、脇は体幹に沿い、よりバストにフィットするようになっています。
用途による機能の違い
・バストアップ効果ならU字ワイヤー
・谷間寄せ効果ならL字ワイヤー
ということが分かったと思いますが、体形によっても合うワイヤーの形状が変わってきます。
特に鳩胸の方は、ワイヤーが痛く感じることが多いと思います。
ワイヤーが痛いと感じるときは、前中心の部分を外側にずらすなど調整してみましょう。
ブラジャーのワイヤーが入っている部分には【ゆとり】があります。
ワイヤーが当たって痛いときは、位置を調整することで、痛みが軽減されることがあります。
痛みを感じるからと、ブラジャーのワイヤーを抜くといった方もいらっしゃいます。しかしワイヤーを抜いてしまうと、本来の美しい容れ物の役割を果たせなくなってしまうので、オススメはできません。
痛みがひどい場合は、元々ワイヤーを使わずに設計されている、ノンワイヤーブラジャー選びましょう。
ブラジャーのワイヤーが痛いときの対処法
▼動画でも紹介中▼
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?