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【挿話】博多通りもんが好きだ

 ゴールデンウィークに福岡へ旅行したことは先述の通りですが、今回はそこで購入したお土産「博多通りもん」について語ります。
 要約すると表題の通り「博多通りもんが好きだ」というただそれだけの話なのですが…。

 「博多通りもん」との出会いは、遡ること10年前になります。それは社会人になって2年目の夏のこと。福岡の実家に帰ったという先輩が職場でお土産を配ってくれました。それがこの「博多通りもん」です。

 大学4年生のときに福岡ドームへ野球観戦に行ったのですが、そのときは自分用のお土産に明太子を、友人には安いお菓子を購入しました。アルバイトでせっせと貯めたお金での貧乏旅行では、「博多通りもん」のような高級土産(=1個包装当たり120円以上のお菓子 / 私の独断と偏見による解釈)など視界に入れることすらありませんでした。博多駅の至る所で販売している「博多通りもん」の存在に気付かないなんて、自分でもすごいなと思います。

 職場でもらった「博多通りもん」は、よく配られるペラペラのクッキー(失礼)や小さなチョコ菓子(失礼)とは違い、重みがありました。これは軽い気持ちで食べてはならない、家に持って帰って食べよう、と大事に持って帰ったことを覚えています。
 包装を破くと、「博多通りもん」の香りが広がりました。この匂いには覚えがあります。大好きな「有明ハーバー」や「ままどおる」が福岡県にもいた!
 ウキウキしながら一口かじると、しっとりもっちりした皮と、ホロっとした白あんが口いっぱいに広がりました。これはおいしい!

 この出会いから、福岡県に行ったときは必ず「博多通りもん」を自分用のお土産にするようになりました。社会人になったので、躊躇せずに12個入り(現在1,860円)を手に取って身近な人にも配っています。
 大分県では「ざびえる」を、千葉県では「なごみるく」を、と行く先々で白あんまんじゅう系お菓子を購入するようになったのも、この出会いがあったからです。どのお菓子もおいしくて大好きです!

 さて、今回の久々福岡旅で、「博多玉露まんじゅう」を発見しました。ずいぶん前から売っていたそうですが、「博多通りもん」にばかり夢中になっていて気付きませんでした。この旅のためにコロナ禍でコツコツ貯めてきた「旅行貯金」です。今使わなくてどこで使うのだ!「博多通りもん」と「博多玉露まんじゅう」を1箱ずつ購入しました。

 「博多通りもん」の賞味期限は約1か月。1人でこんなに食べるのは無理…そこで、福岡から帰って来てすぐに半分を冷凍保存しました。いつも食べきれない白あんまんじゅう系お菓子はそのまま冷凍庫に入れています。そうすると長持ちするので、ゆっくり旅行の余韻を楽しむことができるのです。
 ただし、風味が落ちるために冷凍保存はお勧めされていないそうです。個人的には、半解凍の冷たい「博多通りもん」がおいしくて好きなのですが…。

 そんなわけで、1か月以上経った今でも、冷凍庫から1つ取り出して解凍しては「おいしい~!」と幸せに浸っています。「博多玉露まんじゅう」も濃厚なお茶の味がしておいしいです。お気に入りがまた1つ増えました。


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