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【おまけ】#逆噴射小説大賞 拙作ライナーノーツ 中編

皆さんこんにちは。パルプ銃撃戦もラストスパート、枯渇しかけるイマジネーションを全速力で掘り出して書く男ヒトシでございます。

さて、久しぶりのライナーノーツです。前回も書きましたが「拙作のネタバレ付きライナーノーツ」ですので未読の方はお手数ですが右向け右の上各タイトルに貼ったリンクからご一読ください。

早速ですがおさらいメントしていきましょう。

ライナータイム!

7.[自動車狂歌]

執筆時点で最大ヒット作。誠にありがとうございます。
免許返納問題を出したかったしぶっ飛んだレースの話をしたかったので混ぜました。結果めちゃくちゃいい感じのご機嫌かつ不穏な幕開けにできたので渾身の一発というやつです。書いた直後から爆発的にリアクションが来たので正直書いた本人も青ざめました。
設定というかいくつか補足です。16人のレーサーのなかに元プロは複数います。そうです、永山さん(主人公)は思い違いをしていました。後は「本人が出たくないのに家族の"要望"で出場させられた人」なんてのもいます。当然?ですが「無免許一筋60年」ドライバーもいます。パトカーが先か、霊柩車が先か。難しい問題です。

8.[ふたつあしの]

全編インタビュー調の作品、一度やってみたかったんです。それと「サメ映画」をミックスしたのですが途中でジャパニーズホラーが配合されました。どうしてでしょうか。
灯(インタビューされてた子)には最後嘔吐より酷い症状を示してもらう案もありましたがなんせ学生なので取りやめました。このアカウントは青少年のなんかを原則守ります。ちなみに光希先輩とどういう関係だったかは各自脳内補完でお願いいたします。
これまでの作品で一番改稿に時間かかったのがこの作品です。どういう流れなら妥当かを必死に検討した結果130字削って70字足して、といったノリの編集が続きました。結果としてはなかなかいい出来だったかな、と。

9.[管財課契約班の1週間]

人の体勝手に借りて殺人代行を請け負う民間企業、というコンセプトをもっと押し出したかったんですよねこれ。そこに相撲を足してみましたが少し心残りがあったので後日リベンジしました。
真ん中の段落大規模に工事したさもありますが装備チェックはロマンの類、どこかで書きたかったのです。ここは外したくなかったんだ。もう100字あったら違う結果になってますがレギュレーション違反をしてもどうしようもないですね?ちなみにJリーガー→力士→プロバスケ選手と次々借り換えて「3連ハシゴ殺」です。こっぴどい話ですね。

10.[かみさまの力くらべ]

個人的には起死回生の一作。わかりやすさと破壊力、そして高齢者パワーをすべて注ぎ込もうとしたら綺麗にまとまりました。私自身物理肉体では窓口業務も多いのでこういうシチュエーションを見ないわけではありません。そこから筆が乗りクレーマー日本大会が完成したのです。あと島根県の皆様ゴメンナサイ。神様を集めて問題なさそうな都道府県が島根県しかなかったのです。
初期案はおじいちゃんおばあちゃんが手に手に武器を取り祠から這い出てくるシーンを実際に200字くらい書いてましたが途中で別のアイディアが浮かんで決定稿になってます。初期案もこれはこれでそうマズくなかったので第2回まで蓄えておきます。

11.[転校生、徹]

「トールって、徹だな」と口に出したら思いついた相撲もの。論理相撲逆噴射場所に参加できました。400字使って「とにかくこの男はトールであり常人、まして稽古もさぼった相撲部崩れに負ける惰弱者ではない」と表現したかった。ベルトはもちろんメギンギョルズ(まわしに自動変形)、アクセサリーはミョルニール。北欧神話と相撲のネタ自体は既に存在していたので「相撲を取る側が神」ということにしたかった。ちなみに徹君の憧れの力士は雷電為右衛門関。当然ですね。いつか一番取ってみたいそうですが作中時代は今年です。どうしろと。

12.[超科学都市宣言のまち 伊江武の歩き方]

現時点最大の問題作。時折しもキャベツ枕華やかなりしころ、一作ネタにしたいという勢い1つで書きました。冒頭の科学標語はもう少し危ないパターンも準備していましたが倫理委員会の審査に引っかかって落としました。
啓蒙騎士団の皆さんは当然キャベツで全身を覆い、襷をかけた極めて科学的に妥当な格好で生活しています。タクシー運転手もキャベツのネクタイを首に掛けキャベツ服で生活しています。狂気!
私の母校が一時期「水素水を学内で販売していいのか」という問題で大もめした経験が入っていないかと言われれば入ってます。複雑な気分で書いていたのは認めます。


今回はここまでとなります。次回後編は9本書く計算ですが場合によっては更に完結編が入ります。ペース配分大失敗。
それでは今回はこの辺で。アディオス!


  

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