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【おまけ】#逆噴射小説大賞 拙作ライナーノーツ前編

※本記事シリーズは拙作の[ネタバレ付き紹介]となっております。予めご了承ください。

逆噴射小説大賞。パルプ銃撃戦、と呼んでいましたが……違うこれパルプバーリトゥードだ、と気づいた時には遅かった。
というわけで今回は【おまけ】として逆噴射小説大賞に送り込んだ拙作全作品+参考出展を解説していきたい……と思いますが我ながら作品数が思ったよか多い。今回は「前編」になります。多分中編後編と続く。

1.[The vacant box(仮題)]

本来これ、タイトルも違うならシーンも違うやつでした。途中で書いてて書きやすい方にしたけど……今書いたらもっとキレたものになってます。多分。
「○○は性的だ」という趣旨の言動をずっと繰り返したら人類はいつか同一規格のキャタピラ付いた同じ色の箱の中で生きていかなきゃいけないのでは、というイメージを元に書いてます。よく考えたらこれも社会問題ネタ。めっちゃ分かりにくいですが。

2.[世界で一番華麗で危険な]

タイトル変えたいやつその1。単にスピードだけを競うんじゃなくて「再現可能な超通勤通学」を競う競技だと示すためだけにカナダ代表には爆死してもらいました。北米予選ではベッドを船代わりにユーコン川を渡りきった彼も無惨に散るしかなかったのだ。主人公はこの競技やってなかったらXゲームに参加してたはずです。
ツイッタでも書きましたがゼリー・アンド・バイクのゼリーはウィダーです。作品中に商標ついてるとまずいのに後から気付いて修正。あぶなかった……。

3.[SUCCESS/SUCCESSION]

きっかけは三谷幸喜さん脚本の「みんなのいえ」です。大工のじいちゃん(田中邦衛さん)が亡くなってもこの家はきっと愛されていくんだな、と思った時に「じゃあ愛されたじいちゃんの困った遺産はどうか?」というアイディアが出てきました。一旦決まれば早いもの。
続き書いて!という声をたまに聞く嬉しい作品……なのですがそもそもロケットに固定資産税が課税されるのでは、という疑問や「ロケットを使用する」というじいちゃんの遺言をどう達成するか、などなど課題マジ山積。特に前者に回答してくれる何か吸ったプロを募集しています。
そして「みんなのいえ」は本当にいい映画なので見てほしい。表情筋が激しく動く。

4.[池守よいとこ 一度はおいで]

生け簀よいとこ。いわばカニバリげほっごほっ。結構激しく改稿した作品だったりする。削って足してを繰り返した結果疑似叙述トリックに。投稿するまで成立したことに気づかなかった私は完璧アホである。
池守市はいわば計画都市であり、食料問題解決のための試金石です。問題はどっかの山奥の「牧場」案件とちがって禁欲や宗教性によるブレーキがないこと。産んで殖やせど食べられる。人としての相性、食材としての相性という問題もあります。
一文字もそんな描写はしてないけど設定を下敷きにいくつか業の深いシチュエーションが出せるタイプのやつです。ツイッタでこれを指摘してきた方がいましたがその発想力どこで鍛えたのか。

5.[刑事 一本木進]

鉄塊鉄塊、とひたすら書いてましたがイメージはMCUのウォーマシンさんの上にアメフトのプロテクター装備した感じのゴツさです。それが全力疾走して強化ガラスに突っ込み……ぶち破る!最速のネゴシエーターRB、一本木進!
頭の中ではちゃんと映像化できてる、というか逆噴射小説大賞に投稿してる作品は「頭の中でイメージ映像ができてからそれを文字に落とし込む」スタイルで書いてるので当然これも脳内映像化はできてます。書き直していいと言われたら書き直す作品その1です。
この作品くらいから太字の練習を始めました。noteに太字機能がついていたことを忘れてた、だなんてそんなまさか。

6.[御使いに栄えあれ]

読んでもらったら「クトゥルフ神話」とコメントしていただいた作品。本気でオマージュするとしたらもうちょいその要素を強くしてました。
神童はそもそも江戸時代の口減らしやら人柱やら神隠しやらで死んだ子供たちが「ベース」です。そこからなぜああなったのかは続きを書く機会があるなら出す腹積もりです。
この作品辺りで太字に慣れてきました。太字+ひらがなのパワーは凄い。明らかに「何かを失った」ことが分かる。

こんな調子で毎日頭抱えながら書いてます。でも書いてることがしんどいかと言われたらむしろ逆です。こんなに毎日一次創作するのはどう考えても人生初。明日こそはもっといいやつを、と考えながら画面に向かうのは楽しいのです。
あと参戦してて気づきましたがヘッダー戦術とかタグ祭りとか皆さん凄い。ちゃんと加工された武器を使っている。そういうセンスは全く自信ないのでここからの後半戦も気合いでいきます。それではまた中編で。

【中編 へ続く】

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