書きたいことを書いてもいいんだ!
6月に書いていた記事を、8月9日(月)の日経朝刊に取り上げていただきました。書いて少し時間が経っていたこともあり、今回は、自分で自分の記事を改めて読んで気づいことを紹介します。
あらためて読み返してみて、伝えたいことは変わっていないけど、「伝え方」は少しずつ変化してきたのかもしれないと気づけました。
どうしても、わたしが伝えている、不登校や発達障害、働き方について、「なるほど」と共感してくださる方は、少ないと感じています。これに、ひとり親というカテゴリも加わっているので、わたしが発信している内容に該当する人は、少数の少数派。
だから、発信していて、時々、
「伝えても仕方ないかな」
と感じることがあります。
わかっています。
黙っていても、誰かが変えてくれるわけではないこと。
声をあげないと、伝わる可能性自体がなくなってしまうということ。
でも、正直にいうと、疲れるんです…伝え続けるって。
最近、発信することに少し疲れが出ていました。「何を伝えたらいいのか」という迷いと、「伝えて何になるのか」という無力感が出ていたんです。
明るくて読んでワクワクするような内容を発信し続けられればいいのかもしれないのですが、どうしてもそこには目がいかない。だから、伝えたいことを伝える。
そんな感じで書き続けたnoteですが、毎日投稿して、もうすぐ1年が経ちます。疲れていたこともあり、「1年をきっかけに、今後のこと考えようかな…」と、いろいろ考えていました。
そんなとき、日経COMEMOさんから記事を取り上げていただいて、自分が発信していることや発信した時の気持ちをふりかえる時間を持てました。
日経COMEMOさん、ありがとうございます。
SEOとか、よく読まれる記事とか、仕事柄いろいろ学んだり試してみたりしました。でも、自分がnoteで発信していることを多くの人に読まれる読まれやすい記事にしてしまうと、自分の気持ちと言葉のズレを感じていました。
そんな記事は公開しないで、結局、自分の思い100%みたいな記事ばかりなんですけどね。
最初は、「悔しい」、「辛い」という気持ちばかりでした。最近は、そんなことばかり言っても現状は変わらないことに気づき、現状を変えるためにどうしたらいいのかを考え、言葉にできるようになってきました。
正確にいうと、
実践してきたことを、わかりやすい言葉で表現することを意識するようになった
という感じです。
働くにしても、学ぶにしても、現状をそのまま伝えても、ほぼ伝わりません。伝わらないだけじゃなくて、断られたり、否定されたりします。伝えたこと以上にダメージが大きいんです。
だから、
どこまで歩み寄れるのか?
を考えながら、できないことと、どこまでだったらできるか。そして、提案をするようになりました。
幸い、働くことは、考えが先の先に進んでいる人との出会いがあり、調整がしやすくなりました。
学ぶことは、義務教育期間だけじゃなく、公的機関を利用するときは、相手がどこまでの力があり理解できるのか。そして、どこまで歩み寄れば体制ができるのか?を考え続け伝え、交渉しています。
正直、かなりの労力です。
でも、ここまでして、やっと調整できる現状は、しばらくは変わらないと、日々の生活から感じます。
だから、こんな少数の少数派の言葉を日経COMEMOさんが取り上げてくださったことは、わたしにとっては物凄いことです。お陰様で、「もう少し伝え続けてみようかな」という気持ちにもなれました。
本当に、ありがとうございます。
これからも、理解しにくい内容かもしれませんが、必要な人に必要なタイミングで届くように、少しずつ言葉にしていきたいと思います。
ひとり親でも、不登校でも、学ぶことや働くことを諦めないでやっていることをシェアするための活動費として使わせていただきます!