見出し画像

「人手不足といっても単純に人が増えればいいというものではない」の理由を教えてくれた本

リアルでもテレワークでも仕事をしていると「モヤッ」とすることがあります。理由はいろいろですが、「先が見えない」「何を考えているのかわからない」という理由は多いかなと思います。

「モヤッ」とした気持ちを少しでも少なくするためにできることは何だ?

と本を探してみて見つけた本がこちら

「マネージャーの問題地図 ~「で、どこから変える?」あれもこれもで、てんやわんやな現場のマネジメント」

あれもこれもでてんやわんやな現場

って、見覚えのある方、多いかもしれませんね。漏れなく私もですけど。

フリーランスになってからはあまり経験がないかというと、そうでもないです。組織に属していなくても、自分が受けている仕事のマネジメントは必要ですし、誰かと一緒に何かをするということは、思い通りに行かないことはよくあることですから。

こちらの本では、起きやすい問題やそれぞれの問題の具体的な理由。そして、解決するためのヒントが書かれています。

問題が山積み状態になってしまうことで、メンバーのモチベーションが下がってしまう。その理由を読んでいると、「自分も言っていたな」という言葉がいくつもあって、モチベーションが下がる時に感じる理由はだいたい似ているのかと思いました。

問題はいろいろありますが、根本的な人材不足という言葉はよく聞きますよね。行政、企業問わず人手不足。

ですが、以前、ご一緒させていただいた方の言葉を思い出しました。それは

人が増えればいいってものじゃない

です。

本当に人がいなくて大変な時だったので、「人が足りなくて…」ということを話した時でした。

当時はモヤっとした気持ちだったのですが、今回の「マネージャーの問題地図 ~「で、どこから変える?」あれもこれもで、てんやわんやな現場のマネジメント」を読んで、なるほどと思ったんです。

それは、適材適所ということもですが、そもそものマネジメントがうまくいかないと、いくら人が増えても問題は解決するどころか山積みになるのではないかと。

そして、驚いたことは、具体的にこれはいい!と思ったことが不登校の子供たちで気づいたことと同じだったこと。

いくつもあるのですが、マネジメントの第一歩として書かれている

「目的を明確にすること」

基本的なことですが、まずはこれができていないと!ということですね。

仕事のゴールイメージを伝えることで、同じ方向を向いて動くことができます。また、ゴールを伝えていることは、メンバーの安心感や信頼にもつながります。

不登校の子供たちでいえば、「ゴール=見通しをたてる」です。

学校での活動がどんな意味があるのか。また、どんなスケジュールで過ごすのかということがわかると、安心して過ごすことができます。

見通しを立てたあとは、いつでも確認できるような体制づくりも必要です。黒板やスマートフォンなどのメモなど、すぐに自分で確認できるものを使えるようにすることで、過ごしやすさもずいぶん変わります。

そして、何より「自分でできた」という積み上げができ、次に同じことがあったとき、自分で道具を使えるようにもなっていきます。

ビジネス書を読んでいてたびたび感じることは、不登校や発達障害で学んだことが活用できることが多いことです。じっくり人の成長に向き合うことになるからかもしれません。

組織に属して仕事をする時に限らず、フリーランスでもコミュニティ運営でも、同じような問題は起きます。今回の本の内容を参考に、仕事から生活まで、いろんな場面で活用してみたいと思いました。

ポッドキャストはこちら


この記事が参加している募集

ひとり親でも、不登校でも、学ぶことや働くことを諦めないでやっていることをシェアするための活動費として使わせていただきます!