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父の病気から思う、私ってやっぱエゴ??と思うことについてのお話し。

皆さま、こんにちは☺株式会社ハート・コードの有賀です。

今日はこれって自分本位の考え方じゃないのか?どうなのか?と高齢の両親をもつと誰しも一度は考えさせられるかもしれないことについて、私の体験をひとつ。

昨日、お客様宅で作業中に実家の母親から電話がありました。何事かと思ってお客様にお断りしたうえで電話に出ると、「父親を説得してほしい」という依頼。コトの経緯は次のとおりです。

1週間ほど前から変な咳が出るようになって、階段も上るのがつらく息切れがするので、父みずから昨日病院にかかってみた。すると、左肺に水が半分溜まっているので、利尿剤を飲んでしばらく安静にしていたほうがいい、というお医者様からの診断があった模様。、、、なのですが!シルバー人材センターからの仕事に明日行くといって頑なで態度を変えないらしいのです。仕事に行かずに家で安静にするように父をなんとか説得してほしいというのが、今回の電話の主旨。

ようは、心不全の疑いあり、なわけです。来週精密検査をするようですが、軽作業とはいってもこんな状態で仕事に行ったら、本人の病状悪化はもちろん、もしものことがあったら周りの人にも迷惑かけるし、母としては気が気ではない訳でございます。そんなかんなで1時間ほど、弟と私で説得したり各関係各所に連絡をしたりして、ようやく父も首を縦に振ってくれる(振らざるを得ない?)ことになりました。

実は父は今年の1月初め、大動脈解離が心臓近くの血管にみられて人工血管に交換したばかり。脳みその中にも小さいながら動脈瘤という爆弾(経過観察中)をもっています。おかげさまで大動脈解離手術後は見事に回復して、端からみたら元気なおじいさんにみえていたし、本人も家族も昨日まではそう思っていたところ。とにかく「働きたい、仕事したい」の気持ちが強いらしく、回復後は母に隠れてシルバー人材センターにこっそり何度も足を運んで「仕事ください」営業していたらしい事実も今回で判明w

色々あって、両親の高齢化をヒシヒシと感じた私は、1年以上前から定期的に週1回は必ず様子伺いで電話をしています。あーでもない、こーでもないと日常のありきたりのことから葬式のことまでざっくばらんに話をしているので、父が「仕事下さい」と切望している状況は娘なりに理解しているつもり。この状況を分かっていながら仕事に送り出して、もしも倒れてしまった場合に、周りの方々に多大なる迷惑を掛けてしまうことのほうが、今回はより心苦しく感じ、常識的にもそうするのが当然であるかのように話したのであります。もちろん父自身の体調のことを一番に考えて。

でもね、常識的なところから外れていると言われても致し方がないかもしれないけれども、親を想えばこんなにも働きたい、仕事したいと切望している父の気持ちを尊重せずに仕事に行かせない家族って、もしかしたら自分たちのエゴなんじゃないか??家族が阻止するのは本人の希望をバッサリ切ってしまっている訳だから、本人にとってみたらとても切ないことなんじゃないか??仕事場で倒れてそのまま死んでしまってもいいと父が考えているなら、やっぱりその思いを尊重したほうがいいんじゃないか??とか、どうなんだろう??って昨晩はぐるぐる思考が止まりませんでした。

立場や環境が違えば見える景色や視点も違うし、考えや思いも違って当然と思うのですが、年齢をどれだけ重ねても相手を「想う」って難しいなぁと感じる今日この頃です。皆さんはどうなのかなー??

ちなみに。今回ここで出てくるシルバー人材センターからのお仕事は、枝豆の収穫のお手伝いでした☺

本日の専務

無題

インターフォンの”ピンポーン!”に驚いて、ベッドサイドへ猛ダッシュで避難。「誰か来たな??」とビビりながらも背伸びして探りを入れる部長でした✨

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