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アラフィフ女が我慢できないこと。

先日、会社で研修を受けた。
外部から講師を呼んで知識をレクチャーしてもらう形の、強制的に全員参加で、終業後の夜に残される類の、出たくもない研修だ。

概ね研修なんてそんなものかもしれない。

自分で受講料を払ったり、無料でも自分で予約して受ける研修と違って、強制で「出たくない」気持ちがある研修は、最初のモチベーションから下がっていてとにかくただ我慢の時間が流れていくことが多い。

それでも話が面白い講師だったり、思いがけずプラスの知識がもらえることもあり、全ての研修が無意味ではないと思うが、
概ね、ただの我慢比べ、時間が過ぎるのをひたすら待つのみ。

特に今回のは、会社として行う義務のある・制度縛りの研修なので、開催する側も受ける側も諦めしかない。


なのに、外部から呼んだ講師が時間を守らない。

20時までの約束なのに、時間をオーバーする。
内容は毎年聞いていて、新たな発見もない話を、「私、いつもしゃべり過ぎちゃうんです」と自覚していながら、長々と続ける。

20時を過ぎたころから、受講者の態度が急にだらけ始める。ため息をつくもの、時計を見るもの、私語を始めるもの、わざとなのか「ねえ、8時までじゃなかった?」なんて隣の人に聞く人もいたり。

それでも、講師は話をやめない。
自分の与えられた時間は既に15分もオーバーしているのに、わかっているはずなのに、図々しく話を続ける。

そして、こういうのだ。
「マニュアルを守らない人がいると会社が困ります。マニュアルは皆が見えるところに置き、必ず守りましょう」

マニュアルを守らないより、時間を守らない人の方が嫌いだ。
人の時間を奪うやつが一番の悪だ。

いつ終わるかわからない話を聞く側は、イライラしており、前半で例え面白いためになる話をしたとしても、全て帳消し、マイナスの評価しか下さない。


それは、全ての催し物に言えることではないだろうか。

何時に始まり、何時に終わるのか、それがわからないと参加する気は失せる。
テレビ番組も、終わりの時間が必ず決まっている。
演劇も、コンサートも。
途中の休憩時間、トイレに行ける時間もわかっている。
だから、皆が安心して参加できるし、お金を払うのだ。

なのに、それを明かさない・時間を守らない研修や講習の多いこと。
講師という輩の傲慢(ごうまん)さがわかる。

アラフィフの私は、なんと言ってもトイレが近い。
いつトイレに行けるか、を考えて、水分補給をしているので、終わりの時間や休憩時間ははっきり知っておきたいし、守ってほしい。

お金をもらって講師をしているなら、まずはルールを守れ。
例え無料だとしても、他人の時間を奪う権利はない。

ただ、それなら、好きな時に休憩して、好きな時に帰っていい、としてほしい…のだが、
途中退場を許さない(単位をくれない)講義もあるのが腹が立つ。

講師は、自分を何様だと思っているのだろうか?
そういうの大学の教授にも多い気がする。


私は、もうアラフィフなので、トイレは好きな時に行くことにしている。
もちろん休憩時間を提示して守ってくれる講師の場合は、もちろんそれに合わせるが、提示もしない・守らない講師に対しては、礼を尽くす必要はないと判断している。

お局様だし、トイレに行って注意されても平気だ。
「トイレが我慢できません」と言えるくらいの図々しさがある。
便利だ。


時間を守らずに話を延々と続ける人には絶対ならない。なりたくない。
人の時間を奪うのが、されるのも、するのも、本当に忌み嫌うことだ。


そして、また仕事柄、資格更新の研修が始まる。
朝9時から夜18時まで。びっしり。
合計で7日間も。

我慢比べで、とにかく時間を過ごし、耐えるしかない研修。
5年に1回は我慢しなければならない研修。

次回は、もう体力的に無理かもしれぬ。トイレも体調も。

そんなアラフィフ。


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