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57歳の転職とキャリコン挑戦はゴールでなくスタート/走り始めた自分を褒めたい

3日前の2022年11月19日、自分にとって激動の1年を締めくくるイベント、 

「国家資格キャリアコンサルタント」実技試験の日 


本年2月、50代半ばを過ぎて自分の人生を見つめなおし、新卒で入社以来34年勤めた会社を退職することを決意、同時にキャリアコンサルタントの資格取得挑戦を決めた。 


会社を辞めるほどの不満があるわけでもなく、担当していた人材開発の仕事は自分の適性に合った分野だと思っていた。それでも決断したのは、定年を迎えてから「再雇用してもらおうかどうしようか」という狭い選択肢の中でセカンドキャリアを考えたくなかったからだ。 

60歳に迫り、60歳以降のことも考えると、もっと領域や時間を絞って、「自分にとって意味のあること」をしたいと思った。そしてそれは60歳を迎えてからの行動では遅いのでは?と考えた。 それでもその時点で既に56歳。

定年間近にして自分探しの旅 

かっこいい。。。 

かな?(;^_^A 


などと思いつつ、転職の勢い?で始めたキャリアコンサルタント資格挑戦。 

まずは日本マンパワーの養成講座から(全12回、対面) 

始まった頃は自分も含め緊張の面々だったが、休憩時間は仲良くランチに行くなどして次第に打ち解け、うまくいかないロールプレイに苦しみながらも新たな仲間ができたことに喜びを感じる。キャリコン目指すくらいだから皆さん志は高いものの、比較的温和な方が多く、適度な結束力とアットホームな雰囲気を持ったステキなクラスであった。 

この資格に挑戦した目的の一つは、講座受講を通じて新たな出会いを求めたからである。従って・・・ 

ミッションクリア(^^)/ 


ただ、講座終了後の自主勉強会に1.5日しか参加できなかったのは少々心残りだった。12月(合否発表前に)、懇親会があるので再会を楽しみにしている。合否に関わらず、「同期」として長く付き合えたらいいな(^^) 

さて講座が終われば11月に向けた試験対策 

学科・論述・実技と3つの勉強をしなければならないが、ここでは最も肝となる実技(ロールプレイ)についての準備を語りたい。これは相談者役となる「相手」がいないと練習できない。8月は転職した会社に勤務開始したばかりということもあり自主勉強会にも参加できず少し焦りも感じていた。そこへクラスのメンバーから教えてもらったFacebookのグループで個別ロープレを募集していた方々と機会を作ることができた。 

オンラインロープレは初めての経験、最初のお相手は女性でFacebookでのつながりだけで全然知らない人。 

講座終了後の練習はしてなかったが、経験上、仕事で面談する機会は多かったので、そこそこのレベル感でやれるかなー、と思っていた。が・・・ 

相手がめっちゃ上手( ゚Д゚) 


自分が相談者の番では、ものの見事に「語りたい経験」を喋らされた(あえてこの言い方)。口頭試問も完璧、そもそも練習の量が違う!と思った。それに比べ自分は、「あれ?こんなはずじゃ・・・」という感触で、終了後は相手の方を褒めちぎって自分のふがいなさに蓋をするような感じになってしまった。この思いがけない経験は衝撃だった。だから・・・ 

目が覚めた 😳


精進せねば。。。急激に危機感が高まった。この女性に感謝である。また、最初にこの方とできて良かった。 本当に感謝している。


そして次のオンラインロープレの機会は女性2名との対戦(戦いか!) 

今度は傾聴・質問ともにできているようにも思いつつ何かしっくりこない。 

振り返りで言われた一言「次々に質問できていてすごい」 

一瞬褒められた気もしたが、待てよ・・・ 

次々に質問されたら相談者は嫌じゃないのか・・・? 

また目が覚めた😳(2回目) 


そうか、質問しようという意識が強すぎて、相談者のことを知る・悩みを聞くという本来の傾聴ができていなかったのだ。そして、あるロープレ動画を見ていて「これだ!」と思った手法を取り入れた。 

 相談者が語った後、「間」を空ける 

上手い(と思う)人は、質問しなくとも伝え返しや間をとるだけで相談者に語らせている。 

よく考えれば、日常会話だって、相手が話した後にすぐ喋りだしたりはしない。話したことを受け止めてから次の話を始める、あるいは相手が頷いているのを見て話し続ける、そう、自然に「間」があるはずだ。いかにこの「日常」のコミュニケーションをこの架空の相談場面でできるかが大事ではないのか?幸い、間をとることは教育研修を担当して自分も活用していたので苦手ではない、、、いやむしろ得意であった。 やってみよう!

そして、次の機会は初参加のクラス自主勉強会。 

相手は女性、間をとるだけでなく、内容も含め我ながら良いロープレができた。「話したい事が話せた」と言ってもらった。内省がすすんだのだ!間をあけることで、相談者の話がよく聞けた。そして、相談者役からも「真剣に相談に乗ってもらっている感じがした」と言ってもらった。 

初めて手応えをつかんだ

 

が、受講生同士の勉強会では自分が本当に傾聴できているのかを適正に客観評価してもらっているかは微妙なところ。また、資格ホルダーだから良い指導ができるとは限らない。ここは指導のプロ、つまりキャリアコンサルタントを教える講師に見てもらわないと、という思いで日本マンパワーの有料講座に申し込んだ。当日は、男性の相談者役・女性の相談者役とそれぞれロープレを行い、最初の男性の時はちょっと苦戦したものの、2回目の女性相手の時は、我ながら満足な出来。相談者が何を大切にしているのか、引き出せたように思った。この時は口頭試問はメロメロになってしまって指導が入り悔いを残したものの、ロープレに関しては講師からも一定の評価をもらい、自主勉強会の時と同じことを言われた 。

すごく真剣に相談に乗っている感じが伝わった 


そうだよね。そういう相手に悩み事を打ち明けるし、嫌な経験も話すよね。 

手応えをつかんで帰ったが、過信は禁物。たまたま相談者との相性が良かっただけかもしれないし、事例が扱いやすかっただけかもしれない。 

その後もオンラインロープレ、自主勉強会での練習を重ね、キャリコンと関係ない友人まで巻き込んでやってみた。総勢14名との練習、決して多い方ではないかもしれないが、質という点では自分なりに満足いく練習ができた。 

さて実技試験日(11月19日)

晴天の品川、面談室に案内されるまでが一番緊張した(主催者がそういう厳しい雰囲気を作ってるような・・不正防止もあるから仕方ないのか・・)。
終了したとは言え、試験当日の内容をこういう場で赤裸々に話すのは避けたいので多くは触れないが、相談者役の方は練習でも一番機会の多かった女性、正直ちょっとホッとしながら実技面談開始、結果として自分の持っている力は出せたと思う。ただ、自己採点ができないし、本当に良い出来だったのかは確信が持てない。合格したわけでもなく説得力はないが、ある程度自分に向いた仕事になるのかな、と感触を得たことは成果だ。 

ということで間違いなく言えることは、 

8か月間よくがんばった、よくここまで来た 


そして、この試験の合否に関わらず、転職の結果も含めて 

これがスタート !

次いってみよう! 

私のキャリアコンサルタント試験の奮戦記?を読んでいただきありがとうございました。合否の結果を知ってからだと書く気がしないと思ったので笑、このタイミングで投稿した次第です。 




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