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幸福脳 その2

その1はこちら↓

幸福とは、幸福であることを感じる能力。幸福という感覚です。

今回は幸福な貧乏人のお話を。と思いましたが、「貧乏人」というワードがそもそも違う気がするので、世間的に考えられている「幸福」とはかけ離れた。しかし幸福な方について書いていきます。


富とは無縁。しかし幸福。

いろんな方がいらっしゃいます。文明から離れて極限まで自給自足を貫いている方。会社を売り払い、犬と共に狩猟で生計を立てている方。少し検索すれば様々な幸福の形を垣間見ることが出来ます。

古くはゴッホも貧しい中でずっと絵を描いていましたね。弟の援助で生活していたそうですが、生涯裕福ではなかったと記録されています。幸福だったかは分かりませんが、ずっと描き続ける人生というのも、悪いものではなかったんじゃないかと妄想します。

さて、どんな方をご紹介しようかと考えていましたが、今回は新宿タイガーさん。なぜかといえば、ついさっき新宿で見かけたからです🐯

これもご縁でしょう。

新宿タイガーさんはこんな方👇映画にもなってる。

どんな人物か、詳しくは検索して頂くとして、この個性的な姿で新聞配達を50年。新宿の有名人。

私も学生時代、奨学生として新聞配達で学費を稼いでいましたが、けっして儲かる仕事とは言えません。この20年ほどは特に厳しいのではないでしょうか。

そのうえ夏暑く冬寒い。雨が降れば濡れ、盆も正月も関係ない。控え目に言っても、楽な仕事ではありません。しかし新宿タイガーさんは50年、個性的な姿で毎日毎日新聞を配り続けます。

ご本人の本当の気持ちは誰にも分かりませんが、ある種の狂気が無ければタイガーさんがタイガーさんとして存在し続ける事はできなかったのではないでしょうか。また、タイガーさんとして存在し続けられるのも、タイガーさん自身が満足しているからではないでしょうか。インタビュー記事などを読む限り、タイガーさんは満足しているように感じます。

満足している状態。これも幸福な状態です。

何も足さない、何も引かない。過去も未来も富も権力も関係ない。ただ、今ここに在る。

極端かもしれませんが、この感覚こそが幸福な状態と言えると思います。

どうやらタイガーさん、過去に大きなお金を得る機会があったようなのですが、それも自分から手放したそうです。自分には必要無いって。

清貧を賛美するつもりは全くありませんが、これも個人の選択です。お金があろうと無かろうと、満足している人間は、選択するだけで固執しません。ただ、選択しているだけ。


幸福な人は選択しているだけなので、自ら望んでホームレスになる方もいるでしょう。望んでお金を稼ぐ方もいるでしょう。

どちらも幸福な状態から選択しただけです。

幸福なホームレスと不幸な資産家。どっちを望みますか?というのはさすがに極端すぎますが、「幸福な状態」から選択していけば、お金持ちも貧乏人も等しく「幸福」である事は変わりません。

まずは幸福な状態になり、そこから選択していくだけです。


つづく。

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