見出し画像

週一の『企業にお勤めの、技能実習生のみなさん(ベトナム・インドネシア)へのレッスン』のこと。

7月から週一ペースで、

『技能実習生・研修生』のみなさんへのレッスンのために、ある企業様に通っています。

毎週特定の場所に通いながらのレッスンは、かなり久しぶりです。

この企業様に伺うときの私のスケジュールは、

・6時50分くらいに家を出て、
・博多駅に行って、
・博多駅地下のマックに行って
(おなかがすいてなかったらコーヒーだけ、おなかがすいているときは、エッグマックマフィンコンビ^^;)
・2時間くらいレッスンの準備をしたり、メールチェックをして、
・9時過ぎの電車で現地に向かい、約1時間後に到着します。

この時点で、約3時間経過

それから
・10時40分からのレッスン開始まで、PCとかレッスンのセッティングをして
(こんな感じです↓)


それから、お昼休みは1時間ありますが、最後は
17時30分
の4クラス目のレッスンが終了するまで、こんな感じで走り抜けます🏃🏃🏃

レッスンは、
・ベトナム人 4名 Basicコース
・ベトナム人 1名  N2対策コース
・インドネシア人3名 N5対策コース
・インドネシア人3名 N4対策コース

それぞれ80分です。

↑に
「マックでレッスン準備をして」
と、書きましたが、普段、レッスン直前の準備は、

・全くしない
・少しだけする

くらいが多いのですが、私の中では、かなり時間をかけてレッスン準備をしています。

その理由は、
「翻訳語版を作成するため」
と、これが主な理由です。

この
『JIC Program』
という、オリジナルオンライン教材を使っていますが、もともと英語版は作っているのですが、ベトナム語版・インドネシア語版は、ありませんでした。

そこで、この教材の翻訳語版を作って、全体のレイアウトを整えるのに、少し時間がかかります。

●こちらは、インドネシア語版の例です↓

●こちらは、ベトナム語版の例です↓

●そして、JICProgram以外にも、彼らが知りたい日本語は、Basicクラスであっても、こういうリストを作って、会社ですぐに使ってもらえるように練習をします↓
(まだ、ひらがなも完璧じゃなく、N5の文法も、まだまだ十分ではない人たちですが、必要性が高いので、レッスン中に「何か困ってることない?」と聞き出し、リストにして、発音書いて、何度もリピートしてもらって、体で覚えてもらいます^^)

●こちらは、N4クラスですが、現場で使う日本語+漢字が読めなくて困っているので、図面をもってきてもらって、そこに書かれていた漢字を全て書き出し、読み方+意味を確認する、という時間も作っています↓

こんな風に、
・JLPT対策
・社内の日本語会話
・仕事で必要な日本語

などを、臨機応変に組み込んで、80分のレッスンにしています。

そして、
・フリー会話
も、します。

フリー会話は、一番現実に近い会話の形なので、会話力アップのためには、
「最もサバイバルで上達が早い」
と思っていますし、実際に効果があるのを感じます。

ただ、1つだけ、
「効果があがるフリー会話レッスン」
である、ということが求められますが、そこがプラスされると、断然効果が高いです。

そして、これらの駆け抜けた1日が終わり、また、到着した駅に向かって、あと1分で電車が来る〜というタイミングで1枚撮影しました^^

こののどかさや、白と茶と緑のコントラストは、

12時間の長旅

も、充実感と共に癒やしてくれます^^

12時間、、、

大変じゃない、、、ことはないのですが、ただ、最後は

「求められる幸せを感謝を忘れたくない」

という思いが全てを飲み込んで、充実した気持ちで、帰路につくことができます。

猛暑の中の徒歩で向かう道も、
オンラインだったら、、、と頭をよぎる想像も、

全ては

「そこまでしても、必要としてくださる世界が、まだ私にはある」
と、仕事というものの原点を思い出させてくれる素晴らしい気づきの一日になります。

・先生、ごはん食べましたか?
・先生、今日、体調が悪いんじゃないですか?

と、彼らからのこの呼びかけも、私に幸福感をくれます。


国に、奥さんと小さな子ども達をおいてきている人がほとんどのメンバーで、

「週末は何をしましたか?」
の質問に、だいたい

「寝て、ネットを見て、それから、国の家族に電話をしました。」
という答えが多い彼らの日本にいる充実と寂しさの入り交じる感情は、私には想像できないくらいなんだろうな、、、と思います。


今日は少しですが、

レッスンの様子と、教材のことと、彼らのことと、彼らへの思いと、数枚の写真を、ご紹介させていただきました。

・この企業様を紹介してくれたNさんに始まり、
・オンラインでの打ち合わせで、すぐにレッスンを決めて下さった社長のお人柄、
ここまで滞りなく企業と私をつないで下さった事務のUさんの手際の良さ、
・11名の実習生の彼らの礼儀正しさと素直さ、
・これからレッスンサポートに入ってくれるRさん、

全てが繋がって、今ここにいるということを、日本語教師になって15年経っても、

「日本語教師になった初日の頃のように」

毎週を新鮮な気持ちで過ごせるように意識したいな、と思います^^

Chihomi

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?