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バランスのいい人


 
まえがきです
 
   えらそうに前書きなんて付けましたが、どんな角度から見ても、私は子育ての専門家ではありません。かなり適当ですが実際に自分の子供を海外~日本で育てた経験から、独断と偏見たっぷりで“私の自由で勝手な子育て論”を、(なんて言うほどのものではありませんが)思ったことをただシンプルに書いていこうと思います。もちろん、突っ込み満載のものになると思いますが、一母親のつぶやきだと思って流してください。たまに脱線して子育てとは違うものを書くと思いますがご了承ください。ど素人のつぶやきです。
 
Ps.こんなに適当に流して書くとエッセイの先生におこられそうです。ごめんなさい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バランスのいい人
 
    私の家族が日本とイタリア在住、イギリスで第一子、NYで第二子を出産、後に日本へ帰国。そんな環境で子育てをしていた頃のお話です。
 
   イタリア、イギリス、NYに住んでいた頃、家族や日本人の繋がりでたまたまアッパークラスの方々との接触が多かったのですが、そんな時に出会った人達の中に(年齢、国籍、性別関係なく)人として立派だな、素敵だなと思った人が何人かみえました。人としてどこででも通用する人、(グローバルにも生きていきやすいタイプの人)こんな人になれるといいな、なんて思えるような。そんな人達を自己流に勝手に分析した結果です。

   ここでいうバランスのいい人とは、
 


   モラル、マナー、教養、文化教養をすべて持つ人がバランスがいい人です。
 


   これをきちんと持っている人が人として魅力のあるバランスのいい人と感じました。
 
モラル = 親(や家族)と共に過ごす時間の中で直接習う(家庭内、外、公の場などの中で)、奉仕活動を通して、年齢、性別、国籍を超えて友達を持つなど
 
マナー = 親(や家族)から直接習う(家庭内、外の組織や人の集まる場所、そして公の場所)でのマナーなど。この場合のマナーとは形式ばったものではなく、人に不快な思いをさせないという意味でのマナーです。音を立てて食べると同席者に不快な思いをさせてしまいます。あとは回るお寿司屋さんと回らないお寿司屋さんとのマナーの違いなども。
 
教養 = 学問、幅広い知識、精神の修養など。物事に対する理解力、またその手段としての精神活動など。読書。
 
文化教養 = 音楽、芸術、映画、演劇、ダンスなどの鑑賞や実際に演奏や演技をすること。民芸、歴史、趣味、その他の知識など。読書。
 
 
   逆に遡って考えると、子供たちにこういったことを身に着けられる機会(体験)を提供したり、知識を得られるようにすればいいのかなと思いました。

   イコライザーに例えると、すべてがハイレベル、フラットである必要は全くありません。ロボットでもない限り完璧な人間など有り得ません。どこかが低くてもある程度ほかのレベルが高ければカバーできるなと思いました。
 
   例えば、教養が少しレベルが低くても、モラルとマナーと文化教養がそれよりも高ければ、人としてお付き合いした時にその部分をマイナスとして感じさせない。
   どれかだけスコンと欠落しているとそこが逆に目立ってマイナスに見えてしまいますが、すべてを持つことで(レベルの高さはまちまちでも)バランスが取れると思います。
   例えば、教養がハイレベルでもモラルが欠けていたり、マナーが欠けていれば同じだと思います。
 
   そして、自然と触れ合うことと体を動かすことは基本です。これは日常的にできるということ前提です。
 
   ま、口で言うのは易しですね。自分なりに子育てに取り入れてきたつもりですが、思春期そして反抗期が始まるとそんなわけにはいきませんし、私は日本に帰国してから離婚もしていますので、子供の心を傷つけてしまったり、子供も不登校で家に籠った時期があったりとなかなかスムーズにはいきませんでした。
 それでもあくまでもできる範囲内でいつもそれとなく伝えています。それが先に立ってすべてが上手くいかなくなれば本末転倒ですから。何事も無理はせず(過剰にならず)自分のできる範囲内で行うことが、ストレスも少なく自然に身につくのではないかと思います。
 
   我が家といえば、今も反抗期の娘が一人いますが、「二人とも根はやさしい子だよ、いい子に育ったじゃない☺」 by おばあちゃん と言ってくれる人がいるので多少(本当はかなり)目を瞑っています(笑)