リリース感覚

普段、ある程度運動してたり、体をほぐすことや、ストレス管理をしている健康中堅者向けの発信です

ストレッチポールが不動の人気の中、様々な似たような健康グッズが広まってきていますが、初代のシンプルな長い棒のストレッチポールが一番良いです

電動タイプの物や、トゲトゲした感じの物、どれもムリヤリ筋肉を柔らかくさせるものです

表面の筋肉が柔らかくなるとスッキリ感や、短時間の軽い感覚を体感できます

痛いのを我慢したマッサージや、振動や、電気刺激などは、筋肉の根本を走る神経のリラックスには向かず、むしろ興奮気味にさせます

筋肉が固くなるのは、神経の疲労度、興奮度合いに左右されるので、長い目線では良くならい

良くならないから継続しません

人が痛いとか、辛いとか感じるのは、神経の周りを囲む深い筋肉なので、ここへ意識を向ける為の手段の一つとして、表面の筋肉を緩ませるという手段があるだけです

表面の筋肉を緩ませること自体に、それ程大きな健康効果はありません。

　
大切なのは、深部の筋肉であり、その根本の神経を落ち着かせることです

なので、ストレッチポールの使い方は、ゴリゴリ押し付けて気持ち良いと使ってる方が8割ですが、本来は、背中に当たる感覚、中に浮いてる感覚を利用して、重力を感じて、背中の力を抜いて行く為の道具です

その為に、別名のリセットポール、リリースポールという言葉が付いています。

この「リセット」.「リリース」という、グッと拳を握っていた力んでいた感覚がフワーと広がる感覚をそう表現するのですが、なかなかその感覚を掴めてない、上手く利用できてない人が殆どです

その感覚を分かりやすく、早く知ってもらう為に、僕ら健康指導者は本来在るのだと思っています。
　
昭和時代に流行ったような、関節ボキボキ矯正や、バラエティに出てくるような悲鳴あげさせて治す治療法は、手っ取り早く結果が見えて良いように見えますが、長い目線で見たとき、リリースする感覚がなければ、必ず深部に溜まった固さが、どうしようもない症状として現れます。

表現として、リリースという言葉が広まったのは嬉しいことですが、筋膜リリースなど、少し間違えた方向に進んでいってしまい、もう少しインストラクションできる治療家と、指導者が広まればいいのかなと思います。

#筋膜リリース #リリース #ストレッチ #健康