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もらうという感覚を説明してみます


スポーツ現場や、元気な経営者と接した後は、こちらの方が元気になり、うつ病や、疲れ果てた人、大病を患った方で、精神的にもネガティブな人を触った後はドッと疲労感があります。

直接ボディタッチがないカウンセラーなどもそうかと思います。

では、「もらう」とは何か?

僕なりの考えで説明させて頂きますと

「情報のキャパオーバー」

です。

それの意味を理解する為に、

①「情報には負荷がある」
②「負荷はからだに蓄積される」
この2つの検証仕様のない事実を認識することから始めなければなりません。

①の説明をします
人のからだや声には、沢山の情報が詰まっています。  

一般の方の日常の「はい」「いいえ」の判断の疲れと
総理大臣が国民の人生左右するような「はい」「いいえ」は、疲労度が全く違います

または、若者のちょっと東京行ってくる

の判断と

高齢者のちょっと東京行ってくる

の判断の疲れも全く違います

首を縦に振るか横に振るかの、行動単位だけ見ると同じでも、そこに至るまでの、思考量、歴史などの重みは全く違ってきます

これが①情報には負荷がある
です。検証仕様のない事実とはこういうことです。

②負荷はからだに蓄積されるの説明をします

居合道の達人はたった10秒の抜刀で全神経疲れ果てれるけど、一般の人は10秒にそんな重みを乗せて疲れ果てれることはできません。

熟練すればする程、情報を載せて行動できるようになり、その負荷も確実にからだに帰ってきます。

そういった、目には見えない積み重なった重みが当然跳ね返りの疲労として起こります。
これが②負荷はからだに蓄積される
です。
 
①、②の情報を共有したところで、もらうは情報のキャパオーバーの結論に戻します。

直接病んでる人と、対峙していると、
ある程度、感覚が上がってくるとその情報の重みを理解できるようになります。
 情報が無意識に指先、視界、耳などから大量に流れ込んできて、脳がパニックキャパオーバーになるのがもらうという現象を引き起こします。

マッサージの駆け出しの時などは、指先から得られる重みの情報量より、視覚からの情報量の方が多いです。

ある程度、指先の感覚が上がってくると、今まで感じたことのなかった、相手の重みの情報量に、脳やからだがパニックなって様々な疲労現象が現れます。


カウンセラーなら、視覚と、聴覚が発達すると、相手からの、様々な感情や経験を読み取れようになった時、情報のキャパオーバーが起きます 

それは
新幹線の景色が目で追えるようになったり、

人混みを人混みとして見れなく具体的に全て見れてしまうようになったりする感覚と似ています。

ある程度感覚が上がってきたら、今度はそれを閉ざすトレーニングも必要になってきます。

元気な人と、病んでる人での疲労感の違いはそれを、楽しく学べるか、ムリヤリ学ぶかの違いでいいと思います。

座学と違い、からだの感覚磨きですので、情報の軽度の人から順序良く接してレベルを上げていけばいいのですが、そんな選択はまずできません。

もらうの疲労感を指先座学の独特の疲労感と捉え、ゆっくりと相手と向き合いステップアップして勉強していけば、もらい過ぎて、仕事や生活に支障をきたすことは減らせると思います。

ネガティブな人を触ることは決して楽しい勉強の仕方ではないかもしれませんが、真摯に向き合い、何をしているのか理解して取り組めば意外と疲労度は激減できます。

これが僕が考えるもらうという感覚の説明です。  


全ての対峙する内容を作業として、考えれば、変に想像することもなく、もらうことはないでしょうが、更に質を高めたい場合には、常に想像は必要だと思っています。

作業的な内容の質を高めるか、アーティスト的な質を高めるのかの差です。

この記事が悩んでる人の助けになり、状況により切り分け、上手に成長し、より沢山の方を救えることに繋がれば幸いです。

評判良かったら、今度は、もらうの反対の「のせる」や、「疲れを出す」というセラピストの表現を解説していきたいと思います。


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