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究極のリラクゼーションヨガ「ヨガニードラ」をすると何が起こるのか

みなさん「ヨガニードラ」をご存知ですか?
ヨガという言葉はついているものの、あまり聞きなれないワードかと思います。実はこれ、究極のリラクゼーションヨガとも言われていて、その理由として「1時間のプラクティスで4時間分の睡眠」と言われているからなんです。

ホリスティックヘルスとヨガニードラ


私はホリスティックヘルスという健康を包括的に見ていくことをベースにお仕事をしています。Lifestyle Medicine(ライフスタイル医学)や予防医学というカテゴリーにも属している分野です。ヨガニードラというものが健康という大きな目線でどのような役割を担っているのか、また、そもそもヨガニードラって何をするのか?など、ご紹介させてください。
なぜなら、私のミッションは「自分を大切にするお手伝い」なのです。

ヨガニードラとは?


体を横たえながらも意識は目覚めた状態で、言葉でのガイドを聞きながらおこなう誘導瞑想です。外側からの刺激が多く、知らず知らずのうちに心身に負荷を受けている現代人。そんな私たちが刺激から解放され、本当の安らぎを感じる時間が体験できます。

やり方はとても簡単。
仰向けに寝転がった状態で、インストラクターのガイドを聞きながら実践していきます。なのでヨガ未経験の方でも、体を動かすことが苦手な方でも大丈夫。
色々なパターンがありますが、体のパーツひとつひとつに意識を向けていくことも代表的なガイドのひとつです。

ヨガニードラを行う時は覚醒と睡眠の間にいることを意識していきます。
もっとシンプルにお伝えすると、起きている状態と寝ている状態の間というイメージです。寝転がった状態で目を閉じながら行うので、もしかすると寝てしまうこともあるかもしれません。この時間はなるべく意識を残していただくことで、ヨガニードラの効果を感じることができるので体験いただく時はなるべくその状態を保っていただいています。

期待される効果


■無意識な体の緊張をほぐし、本来の自分へと戻していく
身体のみならず、心、脳、感情、思考などにアプローチすることが可能です。
■頭の中に静けさを取り戻す
情報過多な世界に住む私たちの頭の中にはいらない情報もたくさん。インストラクターのガイドだけに意識を向けることで、頭の中の静けさを取り戻します。
■余白の時間を作ることができる
日々忙しく自分の時間を作ることができない方、責任感が強く仕事や家庭の優先順位が高く自分の優先順位が最下位の方などに特に効果的です。なぜなら、自分自身に余白ができ、調子の良い状態を保つことができた時こそ良いパフォーマンスが出せるから。この60分間だけは、自分に矢印を向けて大切にしていきます。
■新しい目線で自分の心身の健康状態を知ることができる
これがまさに「ホリスティックな目線」というものだと思うのですが、実際にヨガニードラを体験すると「今自分がどのような状態か」がとてもクリアに感じられます。

例えば、

①呼吸に意識を向ける→息が浅いことに気づく→無意識な緊張があるのかもしれない→まずはこの時間だけは呼吸を深くゆっくりと行うことに意識を向けてみる→結果、無意識の緊張や焦りなどが薄れてリラックスできた

②インストラクターが体のパーツを読み上げると同時にそのパーツがリラックスしているイメージをする→最初は力が入っているのか入っていないのかの認識も難しい→だんだん慣れてくると体に無意識の緊張や力みが入っていることに気づく

③インストラクターのガイドを聞きくことは簡単なようで難しい、なぜなら頭の中は常にたくさんの情報が右へ左へと走り回っているから→ガイドに集中していたと思ったら、明日までにやらないといけない仕事のことを考えてしまう→それが起こってもまたガイドに戻ってみる。それを何度も繰り返す→そうすると、だんたんと忙しかった頭の中のスピードが落ちてきた→ガイドに集中できる→体の1パーツのことだけに意識を向けることができる

実は脳へのアプローチに優れている


実は私自身は上記の例③が特に効果を感じているものなのです。
事例に出したように、私たち現代人は情報過多の中で生活しているのでとにかく無駄な情報が頭の中に多い。それに加えて、仕事のこと家庭のことソーシャルメディアで見たこと、ニュースのことなどが常に頭の中でぐるぐると回っています。
ヨガニードラのガイドでは、体の1つのパーツを淡々と伝える場面が出てくることがあるのですが、これをすることで、普段何個ものことを同時に考えている脳が、たった一つのものに集中する時間ができるのです。
しかも一つのものは「右手の親指」といったように、それについて何かを考えるというものではないので、ピンポイントでそこに集中できるのです。

何が起こるのか


プラクティスを終えて寝ている状態と起きている状態の間から覚醒の状態に戻るとまず感じるのが、
・身体の軽さ
・頭のスッキリ感

身体の軽さは何十分というプラクティスの間寝た姿勢であるということももちろん要因ではありますが、意識して体のパーツを緩ませるということが結果となって出ているものですね。

そして、頭のスッキリ感は上記で説明した「脳へのアプローチ」の結果だと思います。とにかく、頭の中に本当に久しぶりに「余白」がある。そのような感覚です。

実はこれにはもう一つ効果も感じています。それは、「ひらめきが発生する」ということなんです。これ、本当に実感することの一つです。
脳の中が満員電車状態だと難しいのですが、ここに余白ができると脳が勝手にOOOOという情報とXXXXという情報を掛け合わせるみたいな動きをするのですが(以前ホリスティックヘルスの勉強をしていた時に研究結果を読んだのですが、そのサイトが見つけられず・・・見つけたら追記します)、それが本当に起きているということを感じます。

何に気づくのか


これは人それぞれの一言です。ただ、私が感じることの代表的なものはずばり
「私の頭の中には余白が必要である」
ということです。

これがあれば、ひらめきはもちろんのこと、やるべきことが明確になり、仕事の生産性もアップすると思います。そして何より気分がいい!

何をするべきかに気づき、小さな一歩につながっていく


わたしには頭の中の余白が必要ということが分かりました。
じゃぁ何をすれば良いのか、それを考えることにつながっていきます。ヨガニードラはもちろんですが、余白をつくるためにできることは
一つだけに意識を向けること
なんだと思います。
それにはできることがたくさん。温泉に入ったり、外を走ったり、手芸にぼっとうしたり、料理をしたり。

これらを日常生活に少しずつ散りばめていく、それこそがホリスティックな目線で私の心身の健康を良くしていくジャーニーなのではないかと思います。

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