ロカボダイエット 〜緩やかな糖質制限〜
今回は緩やかな糖質制限と言われるロカボダイエットについて見ていきましょう。
前回までの糖質制限ダイエットと比較して紹介していくので、ぜひそちらもご覧ください
ロカボダイエット(Low-Carbohydrate diet)とは
定義としては「1日の糖質量を130g/日に抑える」でした。
前回までの糖質制限ダイエットは「1日の糖質量を60g/日以下にする」でしたので倍以上糖質を摂っても良いことになりますね。
ではなぜ糖質制限とは別枠として登場したのかを見ていきましょう。
「ロカボ」、「ロカボ」マークは一般社団法人 食・楽・健康協会の登録商標です。とのことでロカボのホームページから内容を一部引用させていただきました。
糖質制限とロカボの違い
一番の違いは先程も話した糖質の摂取量です。糖質制限のメカニズム解明編でも説明した通り、人間の体内では食べた糖質からエネルギーとして使用されていきます。しかし糖質制限ほど激しくエネルギー源を控えないことで、最低限のエネルギーを食事で補いながら糖質制限と同じ効果を出すことができます、とのことです。
つまりこの画像で見てみるとロカボダイエットを継続することで、肝臓由来のグルコースが無くなりエネルギー源が食事摂取由来のグルコースと糖新生によるグルコースだけになります。
結果として、糖質制限と同じ効果が得られることになります。
ちなみに糖新生によるグルコースは筋肉や脂肪が分解されて作られます。(糖質制限ダイエット メカニズム解明編参照)
ロカボダイエットのメリット
メリットは糖質の摂取量を厳しく制限しないでも良いので、糖質制限と比較して日々の辛さが軽減され糖質制限と同様の効果が得られる事だと思います。
デメリットは無いの?
糖質制限と同じようにやはりデメリットはあります。肝臓に蓄えられているエネルギー源=グリコーゲンは水分を保持してくれますが経過とともに無くなるので、結果的に糖質制限同様に体内の水分不足が起こると考えられます。
つまり、ロカボダイエットも長期的に続けることは推奨できません。
まとめ
ロカボダイエットは糖質制限よりは続けやすい
得られる効果は糖質制限と同じ
デメリットも糖質制限と同じ
糖質制限と同じじゃないか!と思うかもしれませんが、短期間で自分に厳しく行える方には糖質制限を、もう少し自分に優しく行いたい方にはロカボダイエットを推奨しておきます。
ですがロカボダイエットも長くても6ヶ月程度で留めておくことをおすすめしておきます。体型も気になりますが、一番は健康ですから。
ロカボダイエットをしている、これからやろうとしていた方々の参考になれば幸いです。
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