HSP HSC「HSCの敏感さの個性は育ち方しだい」
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^-^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今日は私は家にいる観葉植物の手入れなどをしていました。
この時期は剪定したり。
新しい土に入れ替えたり。
環境の変化の時です。
そんな時期でもあるんですね。
そしてその植物にも個性があって。
成長が早い植物もいれば。
ゆっくりと成長する植物もいる。
今、私の家にいる植物たちは2、3年一緒にいるんですね。
長く時間を伴にすると不思議なもので。
「呼吸が合ってくる」
そんな感覚を覚えてくるんですよね。
「水がほしい」
「日光に浴びたい」
「風に触れて気持ち良い」
そう感じる。
「植物と対話している」
と感じる人もいれば。
「植物の成長過程を理解した」
と納得する人もいます。
自分が感じたその感覚。
表現方法はその人それぞれの自由であって。
さまざまな景色を生んでいる。
実体験からくる感覚やイメージは。
感じ方というのが。
その人が体験しているリアルな世界なんですよね。
植物は水をあげた後は。
とても元気に枝葉が伸びてきて。
生きようとしている姿を感じることができる。
そんな植物の生きている姿を身近で感じると。
なんだか私自身も少し元気が出てきて。
「もう少し色々やってみようかな」
と思えたりしてきます。
日々の植物との繋がりから。
無意識の領域で。
私はいつも助けられているのかもしれません。
今日はそんな植物の事を考えていました(^-^)
今回は「HSCの敏感さの個性は育ち方次第」についてお話ししていきたいと思います。
目次
1.HSPについて
2.HSCの敏感さの個性は育ち方しだい
1.HSPについて
まず HSP についてお話ししていきますね。
1990年代にエレインアーロン博士によって高敏感性の研究がされていました。
科学的な専門用語としては感覚処理感受性(SPS)と呼んでいます。
そして博士はその敏感性の値が高い人を。
HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン)人一倍敏感な人。
HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供と呼んでいます。
エレインアーロン博士自身もHSPで、博士の子供もHSCだったようです。
【HSP】
• HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン )人一倍敏感な人
• HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供
• HSS (ハイ・センセーション・シーキング )人一倍敏感な人・刺激を求める人
そして、博士によると全人口の15%~20%がHSPと言われています。
5人に1人がHSPということになります。
そしてさらにそのHSPの30%の人口の約6%が HSS(外向型・刺激を追求するHSP)という気質の人もいるとされています。
HSPは精神医学で言う病名ではなくて、あくまで気質というものになります。
さらに他の種族100種類以上にもHSP気質は存在したことを発見したそうです。
これらは生まれ持った脳機能に関係しているようです 。HSPの人は脳の扁桃体。
危険を判断する部分の働きが、生まれつき強く不安・恐怖そんな部分を感じる神経回路も敏感に働くためだそうです。
【HSPの四つの性質】
①深く考え事をする
②常に刺激を受けやすい
③共感力が高く、感情の反応が強い
④些細な刺激を察知する
HSPについては、 たくさんの書籍、ネット上で詳しく調べることができます。
気になった方はまずはエレイン・N・アーロン博士のサイトをチェックしていただけると良いと思います。
アーロン博士のサイトではHSP診断もできます↓
今回は主にHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)にフォーカスしてHSCの特性を探りながら。
私自身も HSCだったことを踏まえて、その体験や経験をお伝えしていきたいと思います。
私の主観でお話していくこともあります。
そのように聴いて頂けると嬉しいです 。
この記事を通じて。
今敏感気質に悩んでいる方。辛い方。
身近にいる人への理解になったり。
それぞれが生きている世界が少しでも安心できて。
優しい世界になってほしいと願っています。
又、HSPの情報交換、新しい気づきとなることに繋がっていけたらと思います。
2.HSCの敏感さの個性は育ち方しだい
性格の約50%は生まれつきで決まり。
残りの半分は育ってきた環境や体験の違いによって形成されると言われています。
しかし、つい最近までは心理学の世界では。
ほぼ経験によって人の性格は決まるものだ。
と信じられてきました。
人の敏感気質について研究した人達は。
活発に振る舞う子供の説明は簡単に出来ても。
部屋の端に立っている子供や。
沈黙している子供の説明は難しかったようです。
人は民族は違っても。
活発な人と、そうでない人がいますよね。
なぜ活発でないかという説明がとても難しかった為に。
「静かな子は内気で怖がり」
「社交性がない」
「 引っ込み思案」
研究者はそう決めてしまいがちだったようです。
私は昔、運動部=活発。文化部=内向的。
というイメージがあったなと思い出します。
これはもしかしたら、今現在でもある一般化されたイメージなのかもしれません。
私は中学生時代はバスケットボール部に入っていました。
これを大人になって人に話すと。
「意外だね」
「運動部ぽくないね」
「イメージと違った」
という反応が多く返ってきます。
部活に入った理由は、仲の良い友達もいたので安心できたりしたこともあったと思います。
当時の私自身は普段は活発ではなくて。
口数も少ないので。
「運動部に入っています」
と言うと。
「え?そうなんだ…」
と少し驚かれることがよくありました。
きっと、一般的に運動部=活発な子。
そのイメージとのギャップを私の持つ気質から。
周りに対してそのように映る要素を多く生み出していたのでしょう。
実際は私と同じように敏感さが人一倍高くて。
内向的な性格の子達も多く運動部に所属していました。
また、文化部に関しても、内向的な子ばかりではなくて。
いつもクラスの中でハキハキと発言している外向的な子も文化部にはたくさんいました。
内向的というイメージは。
「○○は○○なイメージだよね」
と、一般的化されたカテゴリーにされてしまう傾向がある。
アーロン博士は子供が生まれつき、
「怖がり」
「内気」
「臆病」
「ネガティブ」
「人見知り」
これらとなるデータは無いと言っています。
人間は社会性を持った動物なので。
生まれつきこのような特性を持っているとしたら。
弱点になってしまいます。
人間の進化の中でその弱点は淘汰されず。
受け継がれてきたとは考えにくいようですね。
このように内向的な性格は。
もっと基本的な敏感さというHSP気質によって。
後から生じたことと考える方が自然となります。
この気質に対しては何と呼べば良いのか。
名前・レッテルは私たちがそれをどういうものかを知ろうとする部分。
とても重要ですよね。
その名前・レッテルによって子供もどう見られるのか。
自分自身をどのように捉えるのか。
アイデンティティーにも影響してきます。
敏感ではない多数の人にとっては。
なぜHSPがそのような行動をとったり。
敏感に反応しているのか。
体験していないので、それを推測するしかありませんよね。
そうして推測から名前・レッテルをつけます。
きっと敏感気質が理解できない部分が多いので 。
「これは性格の弱さだな」
「きっとこれはこの人のもろさだな」
「元々繊細な性格の人なんだな」
とされやすいようです。
そして私自身も。
「こんなに怒らない人は見たことがない」
「絶対何か裏に隠している」
「性格だから仕方ないよね」
など、色々な名前・レッテルを貼られてきました 。
私自身も周りと同じように自分自身の気質に対して。
「全て性格のせい」
というレッテルを貼っていたとも思います。
しかし、HSCやその親。
HSPの気質を知っているならば。
その繊細さや敏感さは。
その子供の性格の影響だけでなくて。
「生まれつき敏感な人なのかもしれない」
と一つの選択肢が増えて。
柔軟に一人の人を捉えることもできるはずです。
そしてまたHSPではなく非HSPでも。
HSPの存在を知ったことによって。
「この人はきっとそういう気質が影響していて感情を表に出さない人なのかも」
「きっとその気質が関係していて、敏感に感覚が反応している人なのかな」
「その気質によって静かな性格になったのかな」
と周りも選択肢の一つとして。
「生まれ持った敏感気質」
という一つの可能性を入れて。
その人と接していくことができるかもしれませんよね。
そのような柔軟性を広げていくことは。
幅広い視野を持つことになって。
さまざまな「個性」と共存する生活が当たり前になれるなら。
私達人間は自分自身にも隣の人にも。
そして人種や種族も超えて。
優しく心を開いて生きていくことができるのかもしれません。
今回は「HSCの敏感さの個性は育ち方しだい」についてお話しさせていただきました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたお逢いしましょう (^-^)
エレイン・N・アーロン博士のHSCの本です↓
いつもありがとうございます(^-^)いただいたサポートは記事を更新していく励みとなります。これからも記事を投稿していきますので読んでもらえると嬉しいです◎