より良い未来を築くために 全体のしあわせを念頭に置く(知らず知らず身に付けてしまった悪循環に気付く)
言葉や状況、環境と言われるもので 人の脳は変形し 発達障害を齎す。…という講演を聴いた。
とてもショックな内容だった。これは戦後の日本が負ってきた抗えない状態である様な気もする。日本の発展のためにも、各個人の物質的豊かさを求めてきた時代背景にも、そこから引き起こされてきた核家族の家族関係が広がる中、その核家族を選択して来た日本もやむ負えず選択してきたネガティブな面の様にも感じられる。
そういう環境がいずれ大人になって日本を背負う子育てをする母親や親たちへやむを得ず周りの協力を得られない状態を生んでしまった様にも感じられる。がむしゃらに子育てをして来たお母さん、夫の助けを得られないお母さんも未だ多いのではないかとも感じられ、その、子を育てる親の精神状態は子育て中に限らず、その子の人生やその子に関わるその後の人生に大きく影響を与えている。そして、それは子を育てる親世代のまた親の世代から代々受け継がれている、という悪循環。
実は危ない! その育児が子どもの脳を変形させる
親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる (NHK出版新書)
子どもの脳を傷つける親たち (NHK出版新書 523)
これらの本の著者 小児科医であり脳科学者でもある「 友田明美先生 」の言葉に現代に生きる人達への展望を観る上でどうしたら これらの障害を防ぐにはどうしたらよいかを家庭内で考える必要もある様に思う。
どうしても小さく弱い無防備な子供を導く立場にある親がその脳の変形を受け継いでいるとしたら、自動的にそれらをその次の子達、そのまた次の世代の子供達に引き継いで行く循環が、やむ負えず自動的に生まれていることになる。
これは由々しきこと。
敗戦後、頑張って日本の発展のため、経済をがむしゃらに回してきた日本。忙しく時間を生きて来てそのために心を亡くしてきた日本人が多く居る。
力や物質的な豊かさを得るため、様々な種類のプレッシャーが行き交い、ストレスを掛けては掛けられてきた人と人との関係性の中に、否応なく悲しみや切なさ、苦しみを観る。
泥の池の中から顔を出し周りを見渡せば、 皆 何かしらの苦悩を持ち合わせているのがわかる。
過去は変えることが出来ない。無いことにもならない。
…
けれど
脳への変形ダメージを両親や周りの環境や状態から受け継ぎ
子や周りの人間形成にまで及ぼすネガティブな影響は“自分” が気付いた時から変えることが出来る。
今の“自分”が変われば、過去のパターンから生まれる“ネガティブな状態を周りに与える自分”から関わる未来は変わるはず。脳の変形ダメージから招いた周りへの何らかの悪影響を「謝罪」し続け何かを「うらやみ」続け、また過去のパターンを保持したまま、似た環境や人を「嫌い」続ける人生よりも
今在る“自分”を「健全」な精神、意識、想い、言動、行動を生むことが出来る「自分」へと努力し たった今、から構築して行くのが良い。
堂々と…
そして 過去に負い目を感じ続けることなく、知らず知らずネガティブを生んでいた「自分」と決別すると決めることで、より全体のしあわせを念頭に置きながら、他者も自分も これらを含む全体も癒やされ、より良く皆それぞれがそれぞれらしく活かされ共に生きて行けることを、願い祈り 私の選択として生きたいと思う。
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