”夢祭り”に参加して感じたこと

先日Twitterでとあるイベントが開催された。

有名な”せら課長”さんが主催された”夢祭り”である。

私はせら課長さんの詳しい来歴は
存じ上げないのだが、
私とほぼ同じ年齢で、
昨年に独立をされた方である。

私がTwitterを始めた2年半前には
既に高い影響力を持っておられ、
私が最初にフォローさせて頂いた方が
せら課長さんだったと記憶している。

そんなせら課長さんが主催された
”夢祭り”というイベントであるが、
このイベントは2部構成になっており、
1部は決められたハッシュタグをつけて
自分の夢に関するツイートをするだけのもの。

もう一つはごく限られた時間内に
自分の夢を書いた紙を持った写真を撮り
それを決められたハッシュタグをつけて
発信してその発信された数を
ギネス登録しようという企画であった。

私はTwitterでは顔出しをしていないので
全社の夢祭りのみに参加させて頂いたのだが、
実は最初はあまりこの企画に乗り気ではなかった。

これは私の性格的なものなのだろうが、
皆が”良い”と言うものに対してはなぜか
少し距離を置きたくなってしまうからである。

ジブリシリーズの映画もそうであるし、
ワンピースも私はほとんど見たことがない。

単なる天邪鬼と思われるかもしれないが、
皆が揃って”良い”というものを
取り入れることは
”皆と同じになってしまう”ことのような
気がしてしまうからである。

もちろん、これは自分が好きなものであれば
その限りではない。

そもそも私はアニメにあまり興味がないので
ジブリもワンピースも見ていないのだ。

そしてこの夢祭りも、
私は最初あまり興味を惹かれなかったのだ。

なぜなら日常からTwitterでは夢という
ワードがあちこちに踊っているからである。

日ごろから目にする”夢”というワードを
いかに切り取ってフォーカスしようとも
それがどのぐらい面白くなるのか
想像ができなかったのだ。

ところがである。

いざ夢祭りの当日になり、
私はいつものようにTwitterを開いて
タイムラインを眺めた。

するとすでに多くの人が#夢祭りという
ハッシュタグをつけて自分の夢について
ツイートをしているではないか。

いつもやり取りをしている方だけでなく
初めてお見掛けする方も含めて
次から次に”夢祭りツイート”が流れてくる。

それらのツイートを見ていると
ふと自分の心が躍りだしていることに
気が付いたのだ。

初めて聞いた意外な夢もあれば、
既に知っている夢もあるが、
それらはどれも不思議なぐらい
明るいオーラをまとっているように
感じられて、私もこのイベントに
たまらなく参加したくなってきたのだ。

そして私もハッシュタグをつけて
自分の夢について発信し、
それと同時に自分が子供の時に
夢見ていたことについても
ツイートをしてみた。

すると私の中にも明るいオーラが
満ちてくるような気持ちになったのだ。

これまでも私は自分の夢について
発信をしたことはあるが、
私自身あまり自分の夢について
深く考えたことはなかった。

今回ツイートをしてみることで
自分が昔どんなことに夢を見て、
今の自分の夢があるのかを
改めて考えるいい機会になった。

そして、それを考えることで
心の中にしまい込まれた
夢のエネルギーが心にあふれてきたのだ。

今回のイベントに参加してみて
人が持つ夢のエネルギーの大きさを実感した。

人は誰しもが夢を持っている。

現状維持することが夢と思っている人も
何かしら「こうなりたい」と思うものが
あるはずである。

しかし、多くの人はそれに気づかないし
あえて目をつむってしまう。

それは夢を語ることは恥ずかしいことだと
ずっと信じてきたからである。

私は子供の頃に漫画家になるという夢があった。

大学ノートを買ってきては日々漫画を描き、
友人に見せたりしていたが、
その夢を周りに言うことはしなかった。

「絵が上手くないお前がなれるわけないやん」という
言葉を聞くのが怖かったからである。

自分に画力があるわけではないことは
当時の私も十分に実感していた。

だからこそ周りに言うことを恐れ、
そして恥ずかしいことだと考えていたのだ。

ムツゴロウ王国の職員もバスプロもそうである。

なりたいと夢見たにもかかわらず、
それを周りに言うことを恐れ、
心の引き出しの中に大きなエネルギーと共に
しまい込んでしまった。

そして今回のイベントでその夢と共に
出てきたエネルギーに触れた。

今の私はムツゴロウ王国の職員には
なりたいと思っていないし、
漫画家になりたいとも思っていない。

今の私には自分が書いた紙の本を
書店に並べるという夢がある。

その夢にこのエネルギーを乗せて
今度は心にしまい込むことなく
どんどん前に進んでいこうと思う。

私以外にも同じように夢のエネルギーを
感じた人が沢山いるかもしれないと思うと、
このイベントは本当にすごいものである。

そんなイベントを開催してくれた
せら課長さんには感謝をしてもしきれない。

イベント自体は終わってしまったが、
この記事を読んで、自分の夢は何だったかと
一人でも思い返してみる方がいれば嬉しい。

夢を思い返すのはいつでもいいのだから。



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