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”学びたい”の種を捨ててはいけない

子供の頃、あなたは何になりたかっただろうか。

先日風呂に入りながらふと息子に
「将来何になりたいの?」と聞いてみた。

今サッカーに夢中な息子は迷うことなく
サッカー選手と答えた。
しかも恐れ多いことに三苫選手のように
イギリスのチームでプレーすることが夢だと言う。

最近彼は前髪を長めにする刈り上げスタイルに
なぜかこだわっていたが、
それも三苫選手に憧れていることが理由らしい。

そんな息子の夢を聞いて、
「それ良いな!そしたらサッカーだけじゃなく英語も
勉強せなあかんな!」
と私は何気なく息子に話した。

そして、洗い終わった息子は風呂を出たのだが、
その日から息子はイギリスの情報を色々と調べ
色んな質問を私にするようになった。

なぜサッカーはイギリス代表ではなくイングランド代表なのか、
なぜ日本語の呼び名は”イギリス”なのか、
三苫選手が所属するブライトンとはどこなのか、

私は仕事でイギリス人の方と話をすることがあるが
正直こんなことをあまり考えたことがなかったので
それらの質問に私も学びながら答えた。

そうして色々調べるうちにイギリスに
本当に行ってみたいと思うようになったらしい。

イギリスへ行くにはいくらぐらいお金がかかるのか
どのぐらいの時間がかかるのか
イギリスの治安はいいのか

またしても色んな質問がきたので
私は息子と一緒に調べ、答えを見つけていった。

航空券の値段は息子が思っていたよりも
かなり高かったようであるが、
それらの情報を聞いた息子はこの数年内に
イギリスに行きたいと言い出した。

家族でヨーロッパへ旅行をすれば相当なコストである。
しかも、まとまった休みを取らなくてはらないので
かなり事前にスケジュールを開けておく必要があるだろう。

しかし、これは息子にとって
大きな学びのチャンスだと思うのだ。

彼は今小学生なので、学校に行けば嫌でも授業を受け
半強制的に勉強をさせられている。

別に本人が嫌と明言しているわけではないのだが
自らやりたいと言って学んだものでないことは間違いない。

ところが、今回の息子の学びたいという意欲は
まさに自分の好きなものから起こったものである。

色んな議論はあるが、私はこれこそ学びの本質ではないかと
思っている。

学びとは誰かに強制されたり、仕方なしにするものではない。

なりたい自分があるからこそするものなのだ。

息子の頭の中ではイギリスの町を歩き、
三苫選手が出ているブライトンの試合をスタジアムに見に行き、
何なら三苫選手にサインをもらっているに違いない。

そのためには彼は自ら英語を話す必要があるし
最低限の知識を持っておく必要がある。

そしてその必要性に自ら気づいているからこそ
自ら色んなことを学び、
以前に買った英単語の単語帳まで読むようになった。

親として、この息子の学びのモチベーションを
私は応援してやりたい。

もちろんすぐには実現できないが、
もう既に世界中どこにでも自由に行けるようになった。

1~2年以内に何とか実現してやれるよう
今から予定を組んでいきたいと思う。

そしてそれと同時に、私も自分がなりたい未来から
しっかりと逆算して学ぶ姿を
息子に見せてやりたいなと改めて思った。

子供はいい意味でも悪い意味でも
親の背中を見て育つものである。

私がいい意味のお手本になれれば嬉しい。

そんな三苫選手がこの数年他の国のチームに
移籍しないことを願いつつ、
今日も息子と共に学んでいこうと思う。


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