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7. 川を眺める時間のデザイン(RiverDo! 基町川辺コンソーシアム)

ピースにしたい対象

街なかを流れる川をただ眺める、そんな時間に寄り添えるようなチェア

対象の特徴

【特徴】
少し傾斜のある場所でも設置が可能なチェア
【対象の設置想定場所】
・広島市民の心の源流、市内を流れる太田川沿いに広がる芝生スペースと石畳エリア
・河岸のにぎわい創出を目的に「River Do! 川辺にきん祭」や「ひろしま国際SUPオープンレース」等をこれまでに開催
・今後はコンソーシアムがエリアの占有管理の認可を取得する予定であり、野外イベントやアートフェスなどさらなる活動展開を予定しています

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デザインパートナーに期待すること

河岸に人々が自然と集う空間の創出を担うチェアの実現

【抱える課題】
・石の舞台や芝生のスペースなど、河岸に広がる美しい空間を有効的に活用できていない
・水の都と呼ばれるほど世界に誇れる川辺環境を持ちながら市民にはその意識が少ない
・市民の方々に河岸の環境を気軽に利用してもらえるようなツールがない
【期待すること】
・川辺に集いくつろぐ文化を作りたい
・川辺で使いたくなるようなチェアをつくりたい、普及させたい
・市販品とは異なり、広島ならではの要素を感じるデザインにしたい
・だれでも簡単につくる、組み立てることができる設計が望ましい

アイデアを考えるうえでの条件・制約

・屋外での利用が可能なものであること
・持ち運びが容易であること(携帯性が付与されていること)
・今回製作された対象物の「量産」が将来的に可能な設計であること
・収納する際にスペースをそこまでとらないことが望ましい
・誰でも簡単に組み立てが可能であることが望ましい

アイデアを募集する事業者

RiverDo! 基町川辺コンソーシアム
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RiverDo! 基町川辺コンソーシアムは、広島市内の河川空間の価値向上を目的に設立されました。近日中に河岸エリアの占用管理の認可が下りる予定であり、公的エリアの魅力を民間主導で高めていく動きは国内でも先駆的な取り組みです。広島の歴史や生活文化をふまえながら、豊かな水をたたえる川沿いに広がる空間での新しい体験やシーンの創出を目指しています。

プロジェクトチーム

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(右から)
西川隆治さん(RiverDo! 代表 / ひろしまSUPクラブ 代表)
藤江竜太郎さん(広島市立大学 芸術学部 デザイン工芸科 講師)
堀江剛史さん(株式会社ハーツコーポレーション ディレクター)

今回の取り組みにかける思い

広島市では6本もの川が織りなすことで水辺に寄り添った都市空間が形成されています。今回対象となるエリアの南側には平和記念公園があり、丹下健三さんをはじめとする日本を代表するクリエイターが創り上げた風景があります。対象となるエリアも、東京工業大学の中村先生を中心としたチームが風景や市民の生活を想定し細部に至るまでデザインされ国際的な賞も受賞しています。しかしこれまでの長い間、我々市民がその場を活かしきれずにいると考えています。また、広島のピースといえば、平和記念公園や原爆ドームを中心に存在する静粛な雰囲気を思い浮かべますが、昨年終戦75周年を迎え次の100周年に向かっていく中で、新しいピースのイメージをこれからつくっていく必要があると考えています。今回エリアの占有管理の認可を我々が受けることで、この広島ならではの川辺を、風景として認識するだけでなく市民の方々により良くつかっていただくための取り組みを行っていきたいと考えております。そして、この場所が市民の皆さんで溢れ、いきいきと輝くことで新しいピースのイメージが出来上がっていく。その手始めに、まずはそこにある太田川を眺めるためのチェアを、クリエイターの皆さんのお力を借りてつくりたいと思っています。一家に一台、川を眺めるためのチェアがある、そんな未来がくるといいなと思います。

Webサイト・SNS

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HIROSHIMA DESIGN CHALLENGEとは

HIROSHIMA DESIGN CHALLENGEは、「◯◯をピースにするデザイン」をテーマに、広島県の事業者が主体的に「デザイン」を活用し、クリエイターと共同で新たな製品やサービスの開発に挑戦するプロジェクトです。
「街なかをピースにするデザイン」というテーマへの共感や興味、「デザインあふれるまち」の創出に寄与する街なかの空間や設置物等の開発に携わってみたいと考えているクリエイターのみなさまのご応募をお待ちしております。

https://awrd.com/award/hiroshima-design-2021



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