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5. 多目的防水ボックスのデザイン(株式会社ディーネット)

ピースにしたい対象

豪雨等災害時の浸水被害を抑える防水ボックス

対象の特徴

【特徴】
・サイズ:幅(600mm)✕ 高さ(300mm)✕ 奥行き(250mm)
・豪雨や洪水といった自然災害時の住宅内等への止水に役立つ
・素材はFRP(繊維強化プラスチック)という「軽量で強度の高いプラスチック」を使用
・外部に取り付けられた金具による連結での使用によって広い幅にも対応が可能

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【対象の設置想定場所】
店舗や公共施設での設置を検討しています。

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デザインパートナーに期待すること

止水性の高いボックスとして機能に加えた多様な使途と、置きたくなるデザイン

【抱える課題】
・防水ボックスとしての機能以外に普段使いのための用途が限られている(ベンチ、傘立て、プランター)
・機能性重視の製品であり、生活に馴染むような製品にできていない
・取り付けられた金具やスポンジに関するユーザーからの改善要望の声が多い
【期待すること】
・現在の用途以外の使い方ができるようにしたい
・日常の中に置きたくなるデザインを実現したい
・ユーザー自身が組み合わせて使うことができるモジュールのような仕組みができるとなお良い

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アイデアを考えるうえでの条件・制約

・現在展開している製品規格サイズ をベースとすること
  ※ 幅(600mm)✕ 高さ(300mm)✕ 奥行き(250mm)
・浸水対策のための防水機能は付与させること
・浸水を防ぐための高さを確保すること(現行品の高さは30cm)
・自然災害時等の非常時に浸水しやすい建物前に素早く並べられるよう、間口付近での使用を想定される機能が望ましい(非常時に奥から引っ張り出してくるようなものでは意味がないため)
・色の制限はなく、塗装は可能である

アイデアを募集する事業者

株式会社ディーネット
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株式会社ディーネットは、グレーチング製品や自然災害対策時に活用できる製品を手頃な価格で個人が購入できる機会を提供しています。グレーチングは、みなさまが普段の生活で利用する道路の側溝などに導入されており、「鉄製のスノコ」という表現ができます。自然災害対策に関する製品では、水害時の住居への浸水を防ぐ床下換気口止水シートや防水ボックスを展開しており、みなさまの暮らしが少しでも安全快適になるよう、弊社は日々取り組んでいます。

プロジェクトチーム

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(左から)
荒川 勇さん(営業担当)
川口 隆尚さん(開発担当)
上甲 信さん(開発担当)

今回の取り組みにかける思い

ディーネットは、グレーチングをはじめとする建材製品をメインに販売し、防水・減災製品についての製品展開にも取り組んでいましたが、「土のう」等の製品では、都市部での土のうに必要な土の確保が難しいなどの課題を抱えていました。そんな折に発生したのが、2018年西日本豪雨でした。ディーネットが拠点を構える広島県呉市も被害を受け、弊社の技術を使い何かできないかという思いから、実際に水害を経験した社員の声をもとに製品の企画開発に取り組み、日常使いもできる防水ボックスが生まれました。私たちはこれからも皆さまが安心安全な生活を送るための一端を担いたい。今回の取り組みでは、防水性という必要不可欠な機能とともに、より現代の生活空間に馴染むようなデザインを実現したいと考えています。どうぞクリエイターの皆さまのお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。

Webサイト・SNS

http://daikure-shop.net/about/

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HIROSHIMA DESIGN CHALLENGEとは

HIROSHIMA DESIGN CHALLENGEは、「◯◯をピースにするデザイン」をテーマに、広島県の事業者が主体的に「デザイン」を活用し、クリエイターと共同で新たな製品やサービスの開発に挑戦するプロジェクトです。
「街なかをピースにするデザイン」というテーマへの共感や興味、「デザインあふれるまち」の創出に寄与する街なかの空間や設置物等の開発に携わってみたいと考えているクリエイターのみなさまのご応募をお待ちしております。

https://awrd.com/award/hiroshima-design-2021

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