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足の裏の痛み(足底腱膜炎)を改善し、お孫さんと公園に行けるようになった女性の話

こんにちは。

奈良県生駒市にあります、はぎの台整骨院です。

ずいぶんと気温も温かくなり、桜も咲き始めています。温かくなると外に出て気持ちよく過ごしたくなりますよね。今回ご紹介させていただくのは、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)という足の裏が痛くなるトラブルで外に出ることが難しいといったお困り事があった女性のお話です。

今、足の裏に痛みがある方や、長い時間・距離を歩くと痛みが出るといった方にはお役に立てる内容となっておりますので、是非とも最後までお読みください。


患者さん概要

今回の主人公は、普段は専業主婦をされている60代の女性です。隣県に嫁いだ娘さんが、小さなお子さんの育児に追われ、掃除や炊事が追い付かないとお困りだったそうです。

そこで娘さんを助けてあげようと平日は毎日、電車を乗り継ぎ1時間以上かけてお手伝いに行かれていたそうです。そうこうしているうちに、もう一人の娘さんにもお子さんが産まれて、二家族分のお世話をするようになったそうです。1日に2万歩を超えるくらい動きっぱなしだったそうです。

母親が娘さんを想う気持ちって、男性では想像ができないくらい無私で強い気持ちですね。とてもマネできません。

最初のうちはおかずをご自宅で作って、持って行っていたそうですが、やはり二家族分となると重量もかなりのものになります。当院のある生駒市は坂道や階段がおおいことでも有名で、この地域も坂道だらけです。ご自宅からおかずを持って駅まで歩くだけでも、かなりの重労働になります。朝家を出てから夕方までお世話のお手伝いをして、帰ってくるのは夜。そこからご自宅の炊事洗濯を行い、また持っていく用のおかずの下ごしらえとフル回転で動いておられたそうです。

そんな生活が2ケ月ほど続いた頃、いつも通りの時間にご自宅を出発されたにも関わらず、電車に乗り遅れたそうです。「あれ?きょうは少し電車が早く来たのかな?」と思われたそうです。

しかし次の日も早めに家を出たにもかかわらず、目の前で電車が出てしまったそうです。時計で確認しても、電車は時刻表通り定時の出発でした。ここでご自分が駅まで歩くスピードが落ちていることに気が付かれたそうです。

この日を機に早足で歩くようになり、電車に乗り遅れることはなくなったそうですが、ふくらはぎのダルさと足の裏の痛みが出始めたそうです。お風呂で揉んだりしたものの、痛みが和らぐことはなく、いよいよ痛みで長い時間は家事をするのがしんどくなって来たそうです。

土日に娘さんの所にいかない日でも痛みが出てきたので、お近くの整形外科を受診されたそうです。そこで「足底腱膜炎ですね」と診断を受けたそうです。お医者さんからは歩きすぎだから控えて、湿布を貼ってゆっくりしてくださいと言われたそうです。

土日はできるかぎり動かずに湿布を貼って過ごす。すると月曜日と火曜日くらいはマシだけれど、週の真ん中からは痛くて、お孫さんに公園に行きたいとせがまれても足の痛みのせいで、断らざるを得なかったそうです。おかずも重くて週の真ん中以降は持ってあることが出来なくなっていたそうです。

公園も行ってあげられない自分が悔しくて、我慢させてしまっているお孫さんを不憫に思われたそうで、当院にご相談いただきました。

改善に向けて

詳しくお話をお聞きしている間も「早く娘の所に行ってあげないと…」と何度も言われており、やりたいのにやれないという気持ちが強く本当にお困りなんだなぁと感じました。

早く足を動くようにしたいという気持ちを強く感じることが出来ましたので、短期集中型で治すようなご提案をさせていただきました。

実際にお身体を診せていただくと、下半身の左右バランスが大きく崩れていました。左脚が右脚に比べると短くなっており(実際には体重の分散が不均衡なため骨盤の高さが異なっているため)、足首の動かせる角度も左右で大きく違っていました。

片足で進んで、片足で支えるといったバランスの悪さから、右足は左足の分まで、筋肉で地面を蹴らなくてはいけなくなっていました。そのためにふくらはぎのダルさが起こり、筋肉が縮んで硬くなり、最終的には足の裏にまで影響が出ていると考えられました。

改善の軌跡

初回は、足の裏の痛い部分を詳しく教えて頂きました。痛みを産んでいるのが筋肉なのか、靱帯なのか、神経によるものなのかを見極めるためです。

検査の結果、筋肉によるものでしたので腰から下を中心に全体の筋肉バランスを整えていく大枠を決めさせていただきました。脚の長さが一緒になるように、電気治療器を使わせてもらってから、手で長さを均一にしていきました。

普段からよく動いてらっしゃったので、同世代の方と比べても筋肉量は多く、血行もよかったのですが、バランスの悪さから特定の筋肉だけとても硬くなり、その影響で血行も悪くなっている部分があるような状態でした。

初回が終わった時点では、足の裏に変化はなかったものの「腰から下が軽くなった」と驚いておられました。ご帰宅後に簡単に出来る足首周りのストレッチをしていただくようにお伝えしました。

2回目は翌日にご受診いただきました。

2回目も同じく電気治療器と手での調整でしたが、昨日よりも左右差が小さくなっていました。まだ足の裏は痛いものの、ふくらはぎのダルさはほとんどなくなったと喜んでいただけました。引き続き足首周りのストレッチを励行していただくように指示をし、娘さんの所まで通ってもらいました。

3回目も翌日に診せていただきました。

ふくらはぎの調子がよくなったせいで、ご自宅から駅までの歩く時間が元の時間に戻ったそうです。乗り遅れる心配もなく、早歩きしなくていいのでラクに動けるようになったそうです。

4回目は1週間空けて診せていただきました。

足首の動かせる角度も左右でほとんど同じになり、足の裏の痛みも半分以下になってきたと嬉しそうに教えて下さいました。

そこから2週間空けて診せていただいた時は、足の裏はほとんど気にならないレベルになったそうです。しかしながら、かばっていたため反対側の膝が少し気になっているとのことでしたので、お膝も調整をさせていただきました。

今では4週間に1回程度の頻度で足の裏の様子と、お手伝いをしている中で出てきたお困り事のご相談をしていただいております。

改善の先で叶ったこと


足の裏の痛みが改善し、お孫さん念願の公園に連れて行ってあげることができたそうです。今までは娘さんから「ばあばは脚が痛いから、お外に行けるのは月曜だけだよ」と教えられていたそうです笑

しかしながら、今では孫も「何曜日でも、公園に連れて行ってもらえる~!」と大喜びしてくれているんですと、お話になる姿が印象的でした。

しかしながらご本人さんの中では「娘のお家に通いながら、治していただけるように計画を組んでもらえたことが一番嬉しかった」と喜んでいただけました。どこにいっても「控えなさい」「安静にしなさい」ばかりだったそうで、日常のルーティンを崩さないまま、改善できるとは思っていなかったそうです。

またこの方は、通院中から”痛くなくなったら、孫と○○公園に行って滑り台に足をかけて思いっきり滑らせてあげたい”といった具体的なイメージを浮かべておられたそうです。それが今、現実になったからとても満足しているし、この状態で孫が大きくなるまでいたいと思っているとお話してくださいました。


まとめ


いかがでしたでしょうか?

最近お越しいただいた方の中で一番、言った事をキッチリされて、指示した通りの間隔で通院して下さりキレイに改善された方です。

足の裏が痛い方は、ボールでコロコロしている方や、青竹や凹凸の板を踏んでいる方も多いのではないでしょうか?もしかすると年齢的な理由でお身体の痛みを諦めてしまう方もおられるかもしれません。

しかし、この方のようにやりたい事が明確で、本人のためだけではなく大切な方のためにという想いがあったことで、早く改善しやすくなった部分はあると思います。

もし今足が痛いことで、出来ないことがある方は、出来るようになったらどれだけハッピーかを想像するだけでも治療してみようと思うキッカケになり、改善への道が開けるかもしれません。

ご相談だけでも構いませんので、気になるお身体のお困り事がある方は、是非ともお気軽に当院までお願いします。


はぎの台整骨院7

0743760030

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