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音楽は、人生という旅を豊かに彩る

3年前、住宅リフォームを業とする会社を引き継いだ私は、もっと身近に建築をお客様に触れてもらいたいという思いでリフォームで出る廃材を利用した工作・DIYに注力した事業を併設して始めた。名前は「ハミングバード」。ハミングバードとは、ハチドリのことで、ハチドリという鳥はかわいらしくイメージが良いなと思ったことと、言わずと知れたギターメーカーギブソンの、有名なギターの名前なのである(ちなみに私はそのギターは所持していない)。なぜギターの名前なのか。私とギター、しいていえば音楽との関わり方に由来するからである。
20代のころ、アコースティックギターにとあるきっかけで触れて気になり、御茶ノ水駅の楽器店でギターを購入。そしてそれからは、ギターは私の人生のなかに、確実に居場所を作って座っている。
お客様が「ハミングバード」という私の店を訪れて、まずはここにあるものに触れてみて、何かしらお気に入りを見つけ、その方の人生を豊かに彩ることができたらいいな、と思っている。


さて、本題。
一方、私の楽器の腕前は、下手の横好きという言葉がぴったり。
ピアノも、ギターも年数だけ長くて、ちっとも上達しない。(自己流だから⁉️)
でも、迷わず言えることがある。

確実に楽しい。

多少嫌なことがあっても、楽器を演奏しているときは確実に、楽しい。

物心ついた頃からずっと 楽器を演奏することによって癒されている。家事や仕事の隙間時間を見つけては、楽器演奏を楽しむ毎日である。

今、私の子どもたちは、バイオリンを習っている。
バイオリンは難しい楽器だと思う。押さえる弦の場所を、感覚でつかんでいく。子どもたちは、最初は、色のテープを貼ってもらいそこを押さえるようにするが、慣れてきたらテープなしで、自分の耳や指の感覚で演奏する。親の私はバイオリンはできないので、やっぱり弾けるのってすごいなあと単純に思う。
しかし、子どもたちは、他の自分の興味があることに毎日夢中で、ちっとも練習しない。
いろいろ思うことはあるが、この年齢のときに、どんなペースでも、やめずに続けていることが 重要なのだ。ひとつのことを続けることは、自分が思っていたより大きなものになる。積み重ねたことは裏切らないし、そうやって身につけたものは、ずっと剥がれずにあるものだ。
今は他のことに夢中で、本当に音楽が楽しい、という実感はないかもしれないけれど、大人になって、ひとりで生きていくときに 楽器で音を奏でることの良さが、きっとわかるはずだと思う。
少し押し付けかとは思うが、大人になってからでも十分できるけれど、できれば子どものころに基となるものがあるとより良いと思うのである。今楽器に触れている子どもには、続けることを。そしてまだ触れていない子どもには、まず触れてみることをお勧めする。

音楽は、確実に自分を癒し、人生を彩ってくれる。




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