映画「シカゴ」感想

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時間：1時間53分
ジャンル：ミュージカル
視聴媒体：U-NEXT

あらすじ

1920年代のシカゴ。スターを夢見るロキシーは、自分を売り込むと嘘をついた浮気相手を射殺して逮捕される。一方、ロキシーが憧れる歌姫・ヴェルマも殺人罪で逮捕されていたが、彼女は敏腕弁護士・ビリーを雇い、悲運のスターとしてステータスを上げていた。

ストーリー

ネタバレあり感想

　自己正当化する人たちの宝庫で心理的描写と回想と自己主張の手段としてショーミュージカルが入るスタイル。ミュージカルがめちゃくちゃ面白～！
登場してくる人物ほぼ悪人で自己愛の塊なのでひどい目に遭っても自業自得と思えます。やっぱ悪人は理解できないほどの自己愛や思い込みを貫いてほしい。
最終的にはロキシーとヴェルマが組んで大成功したのでハッピーエンドと言う流れですが、断言できます。この街では絶対にすぐ落ちぶれる。最後の最後までそんな想像を掻き立ててくれる面白い作品でした。

しかし一番可哀想なのはロキシーの夫。単純バカで本当に愚かですが、ロキシーのために2000万用意して弁護士費用を用立て、子供が自分の子供だと騙されるとコロッと怒りを忘れてくれる。ただ愚かでロキシーに良いように使われきってるだけなので本当に可哀想。でもこの作品のシカゴは、悪人と殺人事件に飛びつく人種しか住んでないようなので早くその土地から離れられたらいいね。