間違ってしまいがち!原因と結果の関係
これって正しいの?
ある薬について「この薬を使うと患者の状態が悪くなる」と医者や看護師の間で話をすることはよくあります。
カンファレンスなどの会議の場ではなく、他愛ない会話の中で話題にあがります。
「あの薬は毒が含まれているんじゃないか」「実は安楽死のための薬だったのか」など国家の陰謀説を冗談で話したりします。
冗談交じりに話題となるその薬ですが、実際には状態を改善させるのにとても効果的な薬です。
ですが、確かにその薬を使用した患者は亡くなる確率は高いと感じます。
やはりそこには体に負荷がかかる何かが薬効として含まれているのでは・・・と思ってしまいます。
薬自体人体に毒、作用もあれば副作用もある「諸刃の剣」です。そういった薬に対してのイメージがあるからなのでしょう。ついネガティブな方向で考えてしまいます。
ですがよく考えてみると違う答えが出てきます。
ある薬を使うと患者が亡くなる確率が高いのは、薬は「重体の患者に対して使用する薬」だからなんでよね。そもそも軽症の患者には使用しないものだからです。
つまり使用したから亡くなったのではなく、使用する前から亡くなる可能性が高かったというのが事実ということになります。
この薬のように、深く考えないと勘違いしてしまうことは多いと思います。
原因と違った結果を間違って解釈していることないですか?
このような「原因と結果の勘違い」はよくあることだと思います。
消費期限のパンを食べたら
他の例でいいますと
「消費期限の切れたパンを食べたら食中毒になった」としましょう。
そうなると「消費期限を守らないから食中毒になったんだ」とこれからは消費期限を守るようになりますよね。
消費期限を守っていましたが、それでもまた食中毒が発生しました。
実は消費期限の問題ではなく、パンを保管している場所が日向になっていたことで、痛みやすい環境であったことが原因でした。
『原因は消費期限ではなく保存方法』になります。今後いくら消費期限に気を配っても、同じように食中毒になる可能性は高いということになります。
気づかないところで起こっている
この記事で言いたいことは、毎日のように勘違いによって、原因と違った結果を間違って解釈している可能性があるということです。
結果だけに視線が向いてしまうと間違った原因を導き出してしまい、勘違いしたまま今後を過ごす事になってしまいます。
同じような過ちを繰り返して「またかぁ、おかしいなぁ」と首を傾げているのもなんだかもったいないですよね。
どうすればいいのか?
原因と結果の勘違いをなくすためには、どうすればいいのかを考えていきましょう。
一度結論が出た出来事でも「原因」と「結果」が示しているものが、お互いに逆を向いていて繋がっていないときがあります。また他の要因が隠れて潜んでいる場合もあります。
その繋がっていない所に、すぐ気づけると手っ取り早いのですが、そうはうまくいきませんよね。
それなので何度も繰り返されたときには勘違いしていることを疑い、その出来事がどのような原因で起こっているのかを見直すのはどうでしょう。
原因は一つではなく、幾つも浮かび上がるかもしれません。
原因と結果を結びつけたらそれで終わりにするのではなく、定期的に見直すことも必要になってきます。
同じような出来事も、まったく同じではありません。「同じようなこと」で済まさずに「新たな出来事」として捉えられるよう、柔軟な思考をもっていきたいですね。
何より自分が勘違いをしていることがある意識をもって生活していくことが、予防に繋がるのではと思います。
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