見出し画像

子供を含めた社会の再デザインとは?

1.子供を含めた社会の再デザインとは

子供の純粋な好奇心、探求心、意見、思いやりなどが社会に反映されるように、現在の社会(政治や経済)などを再デザインして、大人と子供がともに社会をより良いものにしていける環境にすること。
そこでは子供も一人の人間として扱い、大人は子供から学び、子供も大人から学ぶ。

2.今までの社会は子供を未熟と扱ってきた

政治は選挙権・被選挙権、学校は義務教育、仕事は学校卒業後からなど、「社会人」になるまで子供は未熟とされ、子供が社会に関わる機会や大人が子供の意見を聞く機会が少なくデザインされている。
結果、社会はほとんど大人のみでどう良くしていくか?を考えるようになってしまった。

3.大人が考える社会はどこか楽しくない

これまで大人たちが作ってきた社会は悪いものではないにしろ、様々なルールや問題は存在する。
学力をつけて、テストでいい点をとって、能力をつけて、いい大学に行って、いい会社に入って、偉い人のいうことを聞いて、評価されて、お金を稼いで、経済を回し、自力で生きる。これが社会人だと教育される。(実は学校も大人が考えた社会の一部である)
いじめ、差別、貧困、戦争…これらもほぼ大人たちだけで解決するようにデザインされている。結果、大人たちが言い争う姿を見ない日はない。
こんな楽しくなさそうな社会を見て、子供たちは大人になりたいと思うだろうか?
無意識に社会人になりたくないと思っていた少年時代の思いはここにあると思う。

4.子供の純粋さの価値

純粋に正直な気持ちを言えること。
それは大人たちがなぜかできなくなってしまったことであり、今社会に一番必要なことかつ、これからの未来をより良いものにする唯一の光だと思う。
今の社会に染まっていない子供は、自分の好奇心、探求心を一番に大事に色々なことを知ろうとし学ぼうとする。そして学んだことを、言葉にしたり物を作ったりして周りに影響を与えていく。その中で良いものは良いと言えるし、悪いものには悪いと言える。僕はこれは生まれながらに持った人間の本能であると思う。
だが、大人になるにつれてこの本能を社会で我慢することを覚える。自分への損得、周りの目、上下関係、生きるためのお金、あらゆるものが本能を閉じ込める。
最終的には良いものは良い、悪いものには悪いというシンプルなことさえ言えなくなる。

めちゃめちゃシンプルな話をすると、ある国が戦争を隣国に仕掛けようと議会で案を出す。議会は子供と大人が半々だ。子供たちのほとんどは口をそろえてこう言うだろう。
「なんで喧嘩して人を殺さないとダメなの?何か問題があるんだったら、話し合いしに行こうよ!隣の国の人とも仲良くしよう!僕はね、昨日〇〇ちゃんと喧嘩しちゃったんだけど最後は仲直りしたよ。」
こう思っていても言えない大人がどれだけいるだろうか。
国家間の問題はそんな簡単で単純なものじゃない!複雑で色々な問題があるのだ!と言われると思うが、僕らはそんな複雑な社会を作ってしまったことを今一度立ち返って考えるべきだと思う。
そんな時に純粋に正直な気持ちを言えること。これは子供が持っているかけがえのない価値である。

5.子供が社会にもたらしてくれるもの

子供が社会にもたらしてくれるもの、それは本来人間が生まれながらにして持っていたのに、大人になって忘れてしまった「知りたいことを知ろうとする好奇心」「やりたいことを本気で遊ぶ楽しむ心」「良いものは良い、悪いものは悪いと純粋に正直な気持ちを言える姿勢」を与えてくれることだと思う。
大人は子供からそのキラキラした綺麗な気持ちを学び、子供は大人から経験で得た知識やノウハウを学ぶ。そんな大人と子供が混ざり合った社会がこれから僕たちが目指していくべき社会なのではと思う。

6.大人子供関係なく、やりたいことを本気で遊べる社会へ

結局この子供を含めた社会の再デザインが良いことかどうかはわからない。子供のアイデアも含めて一緒に再デザインしていくべきだろう。その最初の一歩である。
ただ、やりたいことを本気で遊ぶ。そのこと自体が幸せなことであることは揺るぎない事実である。これを否定するのは「現実はそんなに甘くない」と決めつけている人だ。現状の社会に染まりきった人だろう。
僕はより良い社会を目指すために変わって、笑って、遊んで、楽しみながら、やりたいことが本気で遊べる社会を目指したい。

おまけ.子供を含めた再デザインが出来る場所を考える

良かったらサポートお願いします!あなたの応援が励みになります。