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背骨は柔らかくなるの?

皆さんこんにちは!

急ですが皆さんどのくらい背骨曲がります

元々運動している方であればある程度動くと思いますが臨床をしていると療法士でさえとても硬い人が多い印象です。

では背骨を動く様にするにはどうすればいいのか?
色々調べて見ましたので是非御覧ください😌

①普通背骨はどのくらい動くのか?

今回背骨の中でも胸椎、腰椎に着目して行きます。

では背骨はどのくらい動くのかというと
我々理学療法士が行う関節可動域測定の基準としては

胸腰部 屈曲(前屈)45° 伸展(後屈)30° 
    回旋40° 側屈50°

以上が参考の関節可動域となります。

しかしこの可動域は胸腰部だけを動かした可動域となるため普段動かす中では上下の関節、筋肉等の影響をうけるため参考可動域から前後することのほうが多いと思われます。

また誰しもが回旋、側屈においては左右差があることも多く見受けます。
その左右差を矯正しようとする方がリハビリの方では多いと思われますが私自身は左右差があってもそれが可動域制限や痛みの原因になっていなければそこまで気にする必要性がないのではないかと思っています🤔
(これは一個人の感想、考えです)

②背骨はどうすれば動くようになるのか?

まず初めに背骨が動かなくなってしまう原因を紹介します。

森下らは0歳~75歳までの317名を対象に、脊柱屈曲/伸展の角度変化を写真分析を用いた調査したところ、40歳以降で屈曲度には運動習慣がプラスに影響した可能性が推測されるが、伸展には運動習慣の影響が見られなかったとしている。
橋本らは11歳~92歳までの男女を対象に、立位姿勢での胸椎後彎・腰椎前弯、体幹屈曲・伸展動作における胸椎、腰椎可動域の加齢変化を調査した結果、胸椎では男性で加齢に伴う伸展可動域の減少、女性では立位姿勢において胸椎後彎の増大、
屈曲可動域の減少
が確認された。
腰椎においては、男女いずれも可動域および立位姿勢で加齢に伴う前彎の減少が認められることが確認された。

以上のことから加齢+運動不足が脊柱に影響を及ぼすことがわかります。

では背骨を動かす為にはどうすれば良いか?
それは  運動  です!

また運動か!!😱
思う方も多いと思われますが1番は動かして上げることです。

中野らの発表ではピラティスの種目の一つである【ショルダーブリッジ】と通常のブリッジを運動課題として大学生17名に実施したところ、
脊柱を文節的にコントロールする【ショルダーブリッジ】群で胸椎前屈可動域の増加が明らかとなったと報告している。

上記に有るように意識的に動かすことで可動性が上がるとの報告があります。初めは中々感覚を掴むことが難しいですが、続けて運動することで重要と思います。
しかし動かした方が良いと言っても一概に動かしすぎることも腰痛等の原因になりやすいため、自主的に行うよりピラティスを行う事を私はおすすめします!

まとめ

臨床経験上男性は特に脊椎の可動性が悪い方を
お見受けしまいた。そういう方に聞いてみると
やはりあまり活動的で無い方が多いです。

人間動かない事が楽ではありますが、
動かないと廃用が進む一方です。
まずは簡単な運動でも良いので初めて見ることが大切です!!!

[補足]
ピラティスというと男性は中々行いづらい
環境と思われます。そのためパーソナルのレッスン(1対1)をおすすめさせて頂きます。

参考文献

橋本 有子他.胸椎および腰椎可動性の加齢変化.
体育学研究,55:333-342,2010.

森下 はるみ他.脊柱の屈曲・伸展域の年齢推移-成長および加齢に伴う変化-.
体育科学,25:97-110.

中野 愛美他.咳チュの分節的運動による脊椎可動域改善効果の検討.
第50回日本理学療法学術大会(東京).


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