スリランカ日誌②
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スリランカで子供達に届けるはずのボールを全て配りおえました。
たくさんの子供達とサッカーをして、全ての学校にボールを届けることができました。
初めての経験、初めての環境で自分の知らない世界を知るとともに自分の置かれていた状況がいかに幸せだったのかを知れたとても良い機会になりました。
僕がどんな風にスリランカでの日々を過ごしたのか、日本との環境の違いも含め伝えられることを全て皆さんにも伝えていけたらなと思います。
No.1
まず一番最初に今回スリランカに行くきっかけを作ってくれたウダヤさんがもっている女子サッカーチーム「TAURUS (トーラス)」の子供たちとサッカーをしました✌️
僕自身が一番最初の訪問だったこともあってとても緊張してしまって最初の方はずっと静かにサッカーをやってたんですけど、これじゃきた意味がないなと。
少し頭のネジを外してはしゃいでみることにしました(笑)
とにかく大声で「めっちゃええやん、最高!」みたいなことを日本語で言いまくって、味方の選手を褒めたりたくさんハイタッチをしたり。
すると、言葉は通じなくても「なんだか面白いことやってるわ」みたいな感じでだんだん仲良くなって途中からは友達みたいに楽しくサッカーができました!
一度ヒールで技アリゴールを決めたら盛り上がってくれて、そこからサッカー上手い人扱いされるようになって、日本では味わえない感覚を味わえて幸せでした。(笑)
サッカーをし終わった後は自分が日本から来た理由を説明し、ボール、ミニゴール、空気入れ、マーカーを子供たちに贈りました。
言葉は話せないのでGoogle翻訳で僕からのメッセージをみんなに伝えてもらいました。
こういう時自分の言葉で話せたら良かったなって、体験してから思いました。
僕からのメッセージは、
「短い時間だったけど一緒にサッカーができてすごく楽しかったです。ありがとう。
やっぱりサッカーの良いところは言葉が通じなくても、年齢が違っても、国籍が違っても、性別が違っても、サッカーボール一つあればこうしてみんなと繋がれて、仲良くなれるところだと思います。
僕もみんなと同じでサッカーが大好きで、小さい頃からずっとサッカーに夢を見ていました。
フットボールには夢が詰まっています。
みんなの夢を諦めないで、これからもっともっと練習して、もっとサッカーを続けてたくさんの人と出会って幸せになってほしいです。
このボールは日本の僕の高校、芦屋学園からのプレゼントです。日本からみんなのことを応援しています。またいつか一緒にサッカーをしましょう。
今日はありがとうございました。」
そして、どの学校に行っても必ずこの言葉だけは伝えるようにしました。
「日本とスリランカは遠く離れているけど、僕たちは仲間です。」
この言葉は、日本が震災で困った時にスリランカが助けてくれたことや、スリランカが津波で大変な時に日本から支援をしたりという中で、国と国で協力し合っているのが日本とスリランカなんだと思ったからです。
でも一番は、一緒ボールを蹴って、笑って、喜んで、ボールで繋がって会話していくうちにこの子たちの夢をもっと応援したいと思ったからです。
子供たちが"チャンスがない"と思わないで済むように、励ましの言葉を伝えたかった。
子供たちは笑顔で頷いてくれて、贈り物を本当に喜んでくれました。
写真を見て気付いた方もいるかもしれませんが、この子たちのゴールにはネットがついていません。ボールには空気が入っておらず、写真ではわかりにくいですが、地面はデコボコでまっすぐパスもドリブルもとても難しいかったです。
嘘をついたらいけないと思うのではっきり言いいますが、サッカーのレベルも日本の育成年代と比べるとだいぶ差を感じました。
学校で使われている道具も日本のように綺麗なものばかりではありません。
環境の差を感じました。
これだけ言っても、今回訪問した学校の中でこの学校のグラウンドが一番綺麗でした。
他の学校は膝ぐらいまで雑草が伸びている所や、石が多くて危ないグランドもありました。
そんな環境でも裸足でサッカーをしている子供は沢山いて、スパイクを履いている子と裸足の子も一緒にサッカーをするのでとても危ないです。
そんな中で僕がすごいと思ったのは、裸足の子がスパイクの子のボールを全力で奪いに行く姿勢を見せていたところです。怪我を恐れないというか、サッカーが楽しくて仕方がないのか、とにかく目の前のボールに喰らい付いてなんとしても球際で勝つんだという姿勢が強く見れました。
これは男子だけでなく女子も同様で、8つ目に行ったチームでは球際で女の子に思いっきり足を蹴られて、その威力は例えるなら金属バットでふくらはぎを叩かれるようなぐらいに痛かったです(笑)
そういう必死さや心の強さはサッカーをする上でとても大切なことで、そういうのがあるのはもしかするとその環境だから産まれた財産なのかなと思ったりもしました。
スリランカの良いところは他にもあって、それは試合中に敵、味方関係なく良いプレーをした選手に拍手を送るところです。
自分たちがゴールを決められても相手選手に拍手を送る姿を見て、とても心が暖かくなりました。学ぶべき点であり、リスペクトすべき行動だと思います。
お互いを「認める」ことは、スポーツをすることおいてとても大切です。誰しも自分が1番になりたいと思っているし、自分が活躍したいに決まっていますが、それは相手を認めないという事にはなりません。
スリランカの子供たちが見せてくれたその行動の裏にはきっと"感謝"があるんだと思います。
"サッカーができることを当たり前だと思わない"
"味方、相手が居てこそのサッカー"
"サッカーを思いっきり楽しめることへの感謝"
が詰まっているように感じました。
必死にサッカーをやっている彼らだからこそ、僕はその行動に感動したしリスペクトを送りました。
誰よりも上に行きたというエゴも大切だと思うし、お互いを尊重し合う心も大切だと思います。そのどっちも大切にできたら、サッカーはもっともっと明るくなるんだろうなと思いました。
みんなに伝えたいことはもっと沢山あります。
その全てを伝えるには、この記事があまりにも長くなってしまうと思うので、今回は写真でどんな様子だったのか伝えていきます。
次の記事で思ったことを全て書き記したものをあげるので、まずはスリランカでの日々を共有できたらなと思います!
それでは続きから!
No.2
この子たちにも、僕の言葉を伝えました😊
一番最後に
「日本とスリランは離れていても仲間なので、日本から皆さんのことを応援しています」
と伝えたところで頷いてくれる子が多くて、子供たちが嬉しそうにしている姿を見たら行って良かったなと思えました。
No.3
ちなみにこの学校にはゴールが一つしかなくて、竹の木でゴールを作ってサッカーをしていました。
スリランカのニュースにも少し取り上げてもらったので動画を共有します!(ウダヤさんすごい)
日本から来た高岡君が子供たちとサッカーをして遊んでいますと言っているらしいです😊
次の日、、、、
No.4
どの学校に行っても''ジャグリングジャグリング!''とリフティングの技を見せてくれと言われるのですが、僕はリフティングが苦手でボールを回したりかっこいい技が全然できないので毎回失敗して、成功するまで必死にやってます笑
No.5
本当に温かい学校で、宗教の違いから学校から音が流れたら何をしていてもみんな目を瞑ってお祈りを始めたりいろんな経験ができました。
No.6
みんな日本が大好きみたいです!!!
スリランカに来てから、サッカーをやっている時間が今まで1番長い気がします。
朝から晩までサッカーをして、今日初めて会った人とボールを蹴っても全然関係ないぐらい楽しいのがサッカーの魅力だなと改めて感じます。
次の日、、、、
No.7
僕はサッカーを始めてから靴を履けないなんてことを経験したこともなくて、まだ使えるスパイクも新しいのに交換したりしていたこともあって、自分がどれだけ愚かなことをしていたのかを痛感させられました。
そしてなんとこの後スリランカのスポーツ大臣と謁見する機会をいただいて、短い時間でしたがお話しさせていただくことができました。
スポーツ大臣は日本語を話せる方だったので、気軽に話すことができました。
僕がスリランカでしている活動をすごく良く思ってくれて、沢山感謝の言葉を頂きました。なんだか日本とスリランカの繋がりの一部を作れた気がしてすごく嬉しかったです。
この日の夜に、大臣のご自宅で晩御飯にも招待していただきました。残念ながら大臣は急用で来れなくなってしまいましたが、大臣のご自宅にお邪魔してご飯を食べました。
人様の家なので写真は載せられませんが、すごく立派なお家で家の中に銅像やシャンデリアもありました。
初めての経験、すごく貴重な経験ができてまた少し世界が広がりました。
No.8
No.9
この子達は宗教の違いでこの日は断食をしていて食べ物も水も食べないでサッカーをしていました。それを知らない僕は目の前で水をがぶ飲みしてしまって、後で大変申し訳なくなりました。
聞いたことはありましたが実際に文化として断食をしている人たちを見たのは初めてで、僕は何のためにやっているのか正直わかりませんでしたが、きっとその人たちにとっては大切なことで理解して尊重する気持ちを持つことはすごく大切なんじゃないかなと思いました。
プロサッカー選手を夢見たり、日本のためにプレーしたいと言ってくれる子がいて本当にいい子たちだなと思ったし子供達のまっすぐな眼差しがとても綺麗で少しでもこの子達の力になりたいと思いました。
No.10
今日だけこのチームのキャプテンをさせてもらったり、試合中なのにグランドの中で犬が寝ていたり、ユニホームの色が似ていて敵か味方かわからなかったり、全くわからないスリランカの国歌を一緒に歌ったり、なのに日本の国歌は一人で歌わされたり、とにかくめちゃめちゃでしたがその全てが楽しくてとても貴重な体験でした。
試合は1-2で負けてしまいましたが、現地の方々と本気でサッカーができたのはとても嬉しかったです。
若さもあってか割とすぐにスリランカに順応できて(辛い食べ物以外)スリランカを満喫することができました!
全てのボールを配り終わり、次の日からは都心に移動して観光名所に連れて行ってもらいました。東京タワーのスリランカ版みたいなやつに乗せてもらったり、世界遺産のお寺に連れて行ってもらったり、博物館に連れて行ってもらったりしました。
僕が一番思い出に残っている体験は蛇を触らせてもらったことです。
ビーチみたいなところに行ったら怪しいおじちゃんにすごく熱心に声をかけられて「これ見てこれ見て」って言って寄って来て蛇を見せてくれました。
最初は手のひらぐらいのサイズの可愛い蛇だったんですが、急に風呂敷から巨大な蛇を出してきて「持って良いよ」と言ってくれました。
でも僕が「お金持ってないけどいい?」
って言うと一瞬で顔色が変わって僕に興味をなくしてしまって、何だか海外を感じました(笑)
結局ドライバーさんがチップを払ってくれて、人生初、蛇に触れることができました。持ってみた感想はすごく重くて暖かかったです。噛まないとわかっていても怖いものはやっぱり怖くて、蛇が動くたびにヒヤヒヤして怯えていました。
すごく良い旅の思い出になりました。
観光も終わってスリランカでの最後の夜。
ずっと付き添ってくれていたドライバーさんが日本食を食べたことがないと言っていたのでUbereatsでうどんとカツ丼を頼んで食べました。
スリランカに来一度もお腹を壊したことがなかったのに、スリランカで食べた日本食でお腹を壊しました。
でもドライバーさんはうどんをすごく美味しそうに食べていて「日本に来たらもっと美味しいうどんがあるよ」と教えてあげました。
そんなこんなでスリランカ最後の夜は明けて、ついに帰る日になりました。
毎日一緒にいてくれたドライバーのサナットさんに空港に送ってもらい、惜しみながらお別れをしました。名残惜しそうに感動的なお別れをしたのですが、僕が車にサングラスを忘れてしまっていてもう一度会うことになって、感動を薄めてしまいました(笑)
そしてなんとか手続きを済ませて飛行機に乗って、日本に向けて出発しました。
待合室で少し仲良くなった人と奇跡的に席が近くて、帰りの飛行機はとても楽しかったです!
お互いおすすめの洋楽を教えてもらったり、僕のおすすめを教えたり、仲を深められたと思います。
そうして事故や怪我なく無事に日本に帰ってくることができました。
スリランカの日々は刺激的でした。
今回はどんな日々を過ごしたかをざっくりと写真で説明させてもらったので、次の記事では実際に子どもたちと触れ合ってみて、話してみてどう思ったのかをもっと深く書いていきますので、それも楽しみにしていてください!
とても長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます!
僕のことを応援したいと思ってくださる方がいましたら、サポートもぜひお願い致します。 サポートは全て世界一周と起業するための費用にさせて頂きます。 これからもどうぞよろしくお願いします!!