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日本語の勉強を始めたきっかけ


僕達人間は好きなことをやる時、かならずきっかけがあると思います。

いきなり理由なしで何か好きなことをやれば単なる変人かもしれません。例えば痴漢が警察官に捕まった時、犯罪の理由を聞かれたらさすがに「いや、別に理由なんかないけど、気まぐれでやっちまったんだ」と答えると警察官に星空を見せてくれるかもしれません。

そして僕も同じく、理由なしで日本語が好きになったわけではありません。

少し時間を遡ると自分がなぜ日本語が好きになったか振り返ることができました。実は僕の親父も日本へ行ったことがあります。

1980年頃に、マレーシアの当時の首相(マハティール・モハマド)がルックイースト政策を提言しました。

ルックイースト政策とは日本と韓国(特に日本)の成功を範にして、主に勤労倫理を学べとう政策です。そしてマレーシア政府は遂に第一世代の研修生を日本へ行かせました。僕の父はその研修生の一人でした。

僕は幼い頃からよく親父の日本にいた頃の写真を見せられました。当時僕は日本はどこにあるかよく知りませんでしたが、いつも親父の日本の話を聞いて、少しずつ興味を持つようになりました。

小・中学生時代、僕は日本のことが好きになって、テレビで日本のアニメや映画があれば見逃さなく見ました。学校で「日本のカカ」とまで呼ばれた時もありました。

僕はまだ覚えています。

ある日、僕は初めてセーターを買いました。セーターは中古品で安かったです。そして何より日本製品と書いてありましたから購入しました。

マレーシアは真夏の国で日々暑いですが、当時の僕はバカなのでそんなことを無視していつも着ていました。しかも塾へ行く際にも着ていました。マジ死ぬほど厚かったです!

日本語を学び始めたのは中学校の時でした。

中学校を卒業した後、親父が使った日本語の本が見つかって、まずひらがなとカタカナを学びました。確かに最初は難しかったですが、好きなものに目がなくなりますから、あっという間に簡単な文法まで使いこなしました。

日本語の勉強は高校に入った後も続きました。


日本語の勉強は夢中になりすぎて、ある日授業中に日本語の勉強をしているのを先生に見つかり「その本を次見かけたらお前がどうなるか後悔すんなよ」と忠告されました。もちろん先生はそんな言い方をしませんでしたが、先生の意図を訳すと以上のようになります。

高校を卒業した後、僕はすぐにマラヤ大学の言語学部の日本学科を申し込みました。

そして侵入成功で無事に日本語を正式に勉強することができるようになりました。めでたしめでたし。

次回は僕と日本語と、そして。。。違和感について語ります。

カカさん個人のブログはこちらです。
http://kakamaley.sblo.jp/

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