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自分が楽しいと思ったことに時間を費やす

今日はクリスマスですね!

昨日はクリスマスイブということで、私は色々な任務をこなしました。家族で夜にクリスマスパーティーを行うための準備や片付け、子供達を寝かせた後はサンタさんから来ていたプレゼントを枕元にセッティングなど...

世のお父さんお母さんは、みんな今ごろほっと一息ついている頃ではないでしょうか?

「ギブ&テイク」という言葉がありますが、私はあまりテイクを求めない性格だなとつくづく思います。

昨日にしても家族のためにいろいろと動きましたがそこに「テイク」なんて1ミリも求めていなくて、ただただ自分がやりたいからやっています。

家族が楽しそうにしてるのが何より嬉しいし、子供達がサンタさんからのプレゼントを手に取って満面の笑みを見せてくれたらもうそれだけで大満足です。

要するに「相手からの見返り」ではなく「自分がやりたいから」やっています。

今回はそれに少し関連したお話です。

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高2の冬。
翌年の総体に向けて、俺たちは厳しい冬季練習に励んでいた。

短距離は基本的に冬は大会がないので、この時期に走り込みと体力づくりを行う。

100メートルを主戦場にしている俺にとっては地獄のような期間だった(笑)

休み時間に教室で聖多と昨日の練習の話をしていた。

「いやー、昨日は本当きつかった〜」

と聖多が言うと、それを聞いたクラスの奴が会話に入ってきた。

彼をA君と呼ぶことにする。

A君は部活には所属しておらず、放課後の時間はバイトなどに充てていた。

A君は聖多にこう言ってきた。

「お前、お金ももらえないのに何頑張ってんの?そんなにきついならやめちまえ。」

俺はその一言をきっかけにA君とは距離を置くことにした。

このときの俺の心境はこうだ。

(お前に陸上の何が分かんの?そんなこと言って、仮に聖多が本当に辞めたらどうしてくれんだよ)

とめちゃくちゃ苛立ったと同時に、自分が一生懸命取り組んでいることをバカにされたような気がして傷ついた。

当時の自分はこんな感情しか持てなかったが、大人になったのでこの出来事を違う視点から考えてみようと思う。

「お前、お金も貰えないのに何頑張ってんの?そんなにきついならやめちまえ。」


A君がなぜこんな発言をしてしまったのかについて、2つの要素に分解しながら考えてみる。

まず考えられる一つ目の要因は、A君は「高校の部活動自体に否定的だったから」ということだ。

部活動によって得られたものは数え切れないので、俺は高校でも部活動をやってよかったと思っているけれど、A君のようにやらないのも正解だと思う。

人それぞれ考え方や価値観というのは異なってくる。

例えば、このnoteを「面白い」と感じてくれる人がいれば、「つまらない」と感じる人もいると思う。
世界中の人が「美味しい」と感じる料理が存在しないのと同様に、一人一人いろんな考え方があって当然である。

そのため、A君に否定的なことを言われただけで、イラっとしたり落ち込んだりした自分は未熟だったなと今になって思う。

2つ目の要因として、「損得勘定」が挙げられる。おそらくA君は損得勘定で動く特徴があるのではないかと推測する。要は、自分にとって得があるのかを考えてしまうということ。

そうでなければ「お金も貰えないのに...」なんて発言は出てこないと思う。

もちろんA君の言うように、部活動というのはプロではないのでお金は貰えない。だが、ここで過ごした時間というのはお金には代えられない価値があると思っている。

冒頭で書いた通り、俺は人に喜んでもらうことが大好きだが、そこに見返りは全く求めていない。

ただ単純に人に喜んでもらうのが好きなのだ。

仙台に帰省するときは、祖母のためにおいしい和菓子を買ってきてあげるのが好きだし、母の日や父の日にはこれまでの感謝を込めて何かあげるのも好きだし、姉の誕生日に何かプレゼントするのが好きである。

こんな性格なので空回りすることもあるが、人を傷付けないことであればこれからもたくさんのことに取り組んでいきたいと思っている。

少し話が変わるが、私の友人で30歳になり初めてギター購入して練習を始めた奴がいる。

どうやら今度披露してくれるらしい(笑)

このように「今は誰からも求められてないけれど、自分がやりたいからやる」ということはとてもいいと思うし、そのクオリティがめちゃくちゃ高ければきっと求められるようになると思う。

(奥さんに怒られない程度に練習頑張ってください笑)

時間は有限なので、自分がやりたいとか楽しいと思ったことに積極的に使っていきたいと思った隼人でした!

ちなみにこのnoteもそのひとつです。



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