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【不登校03】相談先はどこがある?(スクールカウンセラー,教育相談センター,小児科など) #34 - TeacherTeacherのPodcastを記事化してみた

はじめに

Teacher Teacherの「不登校」に関する調査回がとても良かったので、必要な人に広く届けばいいなと思いました。そこで、Podcastだけでなく、文章で読める形にしてみたいと思い、いちリスナーの立場ではありますが、記事化を試してみました(ChatGPT+人の手)。

前回は「【不登校02】 NO!! 責任の押し付け合い ~不登校の変遷と要因~ #33」を記事化しました。

今回、記事化するのは「【不登校03】相談先はどこがある?(スクールカウンセラー,教育相談センター,小児科など) #34」です。

1. あらすじ

 本エピソードは不登校調査回の第3回目です。今回は「不登校に関する相談先」と「事例から見る子ども・家庭・学校の相互関係理解の重要性」についてお話ししています。

2. 不登校に関する相談先

 不登校の子どもを支援する際、まず親御さんの心の状態が重要です。一人で悩まないようにするために、具体的な相談先を紹介しています。色んな相談先があるため、それぞれの特徴を踏まえて、相談先を選べると良いと思います。

2.1. スクールカウンセラー

 学校内のカウンセラー。家庭、子供、学校間の連携をサポートする役割です。学校における子供の困りごとや支援が必要な場合、相談すると提案してもらうことができます。はるか先生が、算数が苦手な子どもへの対応で困っていた時に、スクールカウンセラーに相談した際、具体的な支援策を教えてもらったこともあります。親も教師も頼ることができる存在です。なお、文科省[1]によると、スクールカウンセラーは、臨床心理士という資格が必要であり、最新の研究成果にも精通し、外部の相談機関に依頼する紹介先を持っていなければならない、とされています。

2.2. 自治体の教育相談センター

 地域の自治体が提供する教育相談の施設で、自治体のホームページから問合せ先を探すことができます。心理カウンセラーの資格を持つ教育相談員が相談に応じてくれます。電話での相談も可能です。

2.3. 子ども家庭センター

 色んな外部の専門機関との連携をサポートしてくれます。住んでいる市町村名と子ども家庭センターで検索するとヒットします。

2.4. 医療の力を頼る

 身体疾患や精神的な問題に対する医療的アプローチ。まず身体疾患の可能性を確認し、対処することで、結果的に心理的なストレスが緩和することがあります。それでも症状が良くならず、精神的なケアが必要な場合は、精神科の処置を受けます。直接、精神科に問い合わせすると予約待ちでかなり待つことにある可能性があるため、まずはかかりつけの小児科で相談し、必要に応じて精神科への紹介を受けるのがオススメです。

 一方、医者は医療の専門家であって、不登校の専門家ではない点は注意が必要です。ADHDや自閉症など、特定の診断がなされた場合でも、子供に「レッテル」を貼らないようにすることが大切です。子供の状態や特性を理解し、それに基づいて適切なサポートを提供することが重要です。

3. 事例から見る子ども・家庭・学校の相互関係理解の重要性

 はるか先生が運営するLINEチャットグループで、子供が不登校になってしまったという相談が寄せられました。スクールカウンセラーに相談した結果、「様子を見ましょう」という回答があったようです。一方、学校側からは、「親が子供の言うことを聞きすぎるせいだ」、「医療機関に頼ってください」、「学校は行かないといけない場所です」という反応があったようです。これはまさに、前回のPodcastでお話しした昔の時代の考え方です。

 この事例では、例えば、学校は「子どもと家庭の関係性」しか見ておらず、「子どもと学校の関係性」は見ていない発言だと考えられます。またスクールカウンセラーは、「子どもの状況」しか見ていないのでしょう。はるか先生はそうではなく、「子ども・家庭・学校の相互関係を把握し、子どもの困り事をどのように減らすことができるかを議論した方が良いのではないか」と提案しています。

4. 参考資料

[1] 文部科学省, “兵庫県におけるスクールカウンセリング実施のためのガイドライン、試案 5 スクールカウンセラーの業務", 教育相談等に関する調査研究協力者会議, 2007, https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/066/shiryo/attach/1369901.htm, (参照 2023-12-31)

さいごに:Japan Podcast Awards大賞受賞とクラウドファンディング挑戦

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