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No.4⛩"SFM"6分間のマイファンタジー🌈伊勢神宮編

この物語はノンフィクションの不思議な実話です。

そして、読んだアナタはきっと誰かに話したくなるでしょう…


前回のはこちら👇



-伊勢神宮編-

<外宮参拝>

①3つ石よりもご利益のあるもの?
②神さまと願いが叶う箱?

<内宮参拝>

③結界が張られた境内と不思議な打ち水?
④神さまたちの性格
⑤御神木と金色に輝く魔法のシャワー
⑥絶対に踏んではいけない石と願いを叶える神さま
⑦御守りの不思議、全てに意思がある
⑧おかげ横丁で片想い?




前回のあらすじ…
外宮の参拝後に、神さまからの熱い激励を受けた僕ら。そして不思議な木箱の正体を知り感動しました。そんな初体験続きの外宮を去り、メインの内宮へ向かいます。


"SFM"6分間のマイファンタジー🌈



③結界が張られた境内と不思議な打ち水?

僕ら3人はバスに乗り、20分くらいで外宮から内宮に着きました。

そこは有名なメインの巨大な鳥居と、その向こうには宇治橋という景色の良い場所が見えます。

その周りには数十台の大型バスが停めれる駐車場とおかげ横丁が左手にあり、観光名所なだけに外宮より既に人で賑わっている様子。

能力者A「早坂さん、行く前にタバコ🚬行っていいですか?」

そう言えば2人は喫煙者。外宮の前に一度吸った後は長い間我慢していた様子。

後輩B「さすがに内宮の前だし喫煙所は無いよね〜?一旦戻るの?」

能力者A「ん〜っと…いや、あっちにありますね」

2.3秒考えた彼は迷わず歩き出します。

後輩B「また〜無いでしょさすがに…いや本当にあった!さすがww」

初めてここに来たA君でしたが、喫煙所のありかを能力で見つけ案内してくれました。

内宮に来ても衰えも知らず、さっそく能力を見せてくれるA君。ひとつひとつが人間離れなんです。

何より気になるのが、能力を使い決断するまでの速さ。

TVで観る霊能者って、目を閉じてだいぶ考えてから話したりしてますが、彼は目を閉じることもなく、何かを感じ取る仕草をするワケでも無いのです。

なので僕らも一瞬、勘で言ってるんじゃない?と疑ってしまいますが、実際は能力を使って視てるんですね…いやはやおみそれしました。(*'▽'*)

とりあえず、タバコを吸わない私は2人を置いて喫煙所近くの木でも眺めてぶらぶらすることに。

僕「ガサガサ、イテッ‼︎急に何か降って来ただけどー!」

小ぶりの松の木達を見ていたら小さな松ぼっくりが頭に当たりました。その声を聞いてタバコを咥えながら振り返る2人。

能力者A「今、何か当たりました?早坂さん…あはっ、[じゃまするな、食事中だ]だってww」

どうやら何かの生き物の食事を自分が来て妨げたので当てられたらしいです…身の危険を感じ、しぶしぶタバコ臭の喫煙所へ避難します。

僕「そもそも何で内宮前に喫煙所があるの?普通はダメでしょ?」

能力者A「いや、ココは大丈夫です。ちゃんとココの周りにだけ結界が張られていますので。別の空間みたいになってます。ですので煙が向こうに行かないんですよ〜ほら、今は風向きが内宮の方向へ行くはずなのにタバコの煙が戻されるwwちゃんと分かってる宮司さんがいるんですね。さすがですww」

(また凄い話を淡々と話してる。しかも結界って実在するんだ…そしてそれも視える。でも何の能力で彼は視えてるんだろう?やっぱ霊力なのか…?)

分からないことだらけで質問攻めしそうだったので止めて心の中でつぶやいときました。

それにしてもどうやら結界を張れる方が携わってこの場所に喫煙所を作られたようです…少し他の神社とはまた違う話ですね。

このまま僕らは最近の芸能関係やニュースの雑談で盛り上がったあと、ようやく巨大な鳥居の前で一礼し、宇治橋を渡って行きます。

能力者A「あはっ!この橋からちゃんと気が変わりましたね。凄い!」

僕らには分からないが、どうやらこの五十鈴川の宇治橋を境にここからエネルギーが変わり、神聖なる領域となっているもよう。

後輩B「ちなみにこの橋は何かある?」

能力者A「うーん。川のあそこに木の柱が立ってるけど、あれのおかげでここが守られてるみたい。」

橋の周りに等間隔で五十鈴川に打ち付けられた木の柱。それは土砂崩れなどにより流木が横向きで橋にぶつかるのを防ぐ為に作られた、昔の人の知恵だ。そしてその柱の役割は霊的にみても守護してくれているそうです。

僕「ロケーションが良いからこの橋から写真撮ってもいいの?」

能力者「いや、撮らないで下さい。だいぶ遠くの景色なら撮ってもいいですけど。近くは撮っても余り良いことは起きないです」

僕「いい事が起きない?何か変な霊でもいるの?」

能力者「いや、今は川が怒ってるんですwこの川にお賽銭を投げる人がいるので。イライラしてますね」

残念なことにどうやらここの川にも投げる人がいるみたいです。怒ってるものを撮っても確かに良いことは起こりそうにないですね。

(ていうか川にも意思があるんですね、驚きです(*'▽'*))

3人は橋を渡り、真っ白な玉砂利の庭園に足を踏み入れました。

「「ザクザク、ジャリジャリ」」

明らかに違う大規模な日本庭園の雰囲気と心地のよい音が何度訪れても神聖さを感じ、緊張します。

周りはさすが日本を代表する神社の境内。大きな木や風格のある建家で美しい景観。

参拝者が歩くこの真っ直ぐな砂利道には、灯籠と綺麗に剪定された低めの庭木で囲われ、道案内をしているかのようです。

そんな場所を僕ら3人は多くの参拝者と同じように行列を作りながら進んでいきます。

その人達の目を気にせず、平然と両腕を組みながらニコニコ歩くA君。その姿に違和感があり過ぎて僕はお節介をやきました。

僕「そんな歩き方でいいんだ〜。神さまに怒られない?」

能力者A「全然大丈夫ですよw」

色々なものが視える人はもう、神さまに失礼とかそういう次元の考えではないようです。

いやむしろ視えるからこそ、どの程度で怒られるのかを量れるのかも…ある意味で恐れないって羨ましいとまで思いました。

キョロキョロと周りを見ながら歩いていると、
ひとつの六芒星の描かれた灯籠を発見して僕が話しかけてます。

僕「あの六芒星はイスラエルとの関係を表してるそうだよ」

僕のウンチクに反応して直ぐに灯籠を睨み付けるA君。何やら透視映像を視ている様子。また3秒とかからず、アンサーが返ってきました。

能力者A「早坂さんの言う通り、あの灯籠だけ無かったはずなんです。だって見て下さい。他のは間隔を置いてちゃんと設置してある。なのにあれだけ位置に違和感がありませんか?」

後輩B「ホントだ〜。あれだけ無造作に置かれたみたい!」

能力者A「だって昔は無かったんです。それに綺麗過ぎませんか?あれだけ。ですので後から建てられた灯籠なんです。イスラエルとの関係までは私には分かりませんけど、この場所に全く合っていないですからねww」

確かにあれだけ違和感だらけだ。これだけの洗練された空間の中、結界も張れる宮司さんがあの灯籠をわざと見逃しているとは考えられない。やはり秘密が…。

能力者A「あと…今、トップが不在で数人が争ってる…これは神主さんの話ね。1番上がいないからどうしても不安定な感じがする」

「「トップが今いない⁈そんなんも分かるの?」」

驚き過ぎてそれ以上踏み込み切れない話のオンパレードでした…10年前の当時の内宮はそうだったのです。

裏側を知り、一度立ち止まった僕らは他の参拝者の流れに再び合流するとまたもや衝撃的な事実が聞けました。

能力者A「ここに打ち水がしてあるの、お二人とも分かりますよね?この上に歩かないと伊勢神宮に来た意味が全くありませんよww」

足元を見ると、僕らが歩いているこの玉砂利の右側だけが確かに濡れていた。それはずっと先まで続いているようだ。

後輩B「ここに来た意味が無いってどう言うこと〜?」

能力者A「この打ち水はただ濡らしてるだけじゃ無いんです。この上だけ足が軽くなるの分かりませんか?」

「「ええっ〜??」」

僕ら2人は一度、打ち水がして無い場所と、してある場所を交互に歩いて違いを確かめてみた。

「「ホントだ〜‼︎スゲーー‼︎(*´∇`*)(°▽°)」」

これは実在する魔法の聖水なんだと、2人は大はしゃぎし興奮する。

能力者A「多分、ここは参拝するところまで中々距離があるので、足の悪い御老人などにも参拝出来るよう配慮がされているんでしょう。しかも宮司さんが分かってて毎日打ち水をかけてくれているんですww」

後輩B「やばいじゃん、伊勢神宮!絶対みんな知らんよそんなん!」

能力者A「足が軽いから気づいてもおかしくないんですけどねww」

僕「気づいても何か気分がいいから軽くなったんだ〜ぐらいだよ。まさかこの打ち水のおかげだとは誰も気づかんって!」

僕ら3人は、何も知らないただの砂利道を歩くスーツ姿の集団を見ながら、急に得意げになり、打ち水の場所を軽快に歩き続けた…


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