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徒然日記  

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2020年7月21日〜2021年5月14日まで毎日書いた徒然日記
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静から動へ

静から動へ

実に慧眼である!

下記の養老孟司さんの動画にて目から鱗が落ちた。

それは養老孟司先生の子どもだったり自然だったりを捉える確かな眼である。彼らは実に動的で変化していく。こうやって書いている間も目まぐるしく変化していく。おおよそ世の中というものの実体というのは、このように変化していくものである!!養老孟司先生は、インターネットにあるものは静的であると論じておられた。私は初めはその意味を掬い取れてい

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徒然日記2021.5.14

徒然日記2021.5.14

起きたら重たい、重たすぎる。昨晩は眠りが浅く、寝苦しい夜だった。起きて重たい状態でボーッとしていたら、弟から連絡があり、父も含めて同じような状態だという。母との別れの影響だろうか。

起きてから子どもたちの相手をしていたが、あまりにもボーッとしていて、娘に激しく怒られる。午前中は使い物にならなかった。気分転換に近くの公園に移動して、子どもたちとトランポリンをやると、幾分か気分が良くなる。昼は妻の大

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徒然日記2021.5.13

徒然日記2021.5.13

母の葬儀の日。子どもたちと妻を連れてきて良かった。家族葬だったが、とても暖かい葬儀にすることが出来た。私は泣きそうになったのを堪えた。母が明るく送り出してほしい、泣いたら退場だ!と言っていたので、必死に守った。

娘はおばあちゃんの絵と、「おばあちゃんだいすき、ありがとう」の言葉を書いた手紙を棺に入れてくれた。妻は母の大好きな饅頭を入れてくれた。妻の心からの気遣いに危うく泣きそうになる。そして、子

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徒然日記2021.5.12

徒然日記2021.5.12

母はまだ意識のある時に、私たちに葬式の希望を伝えていた。音楽はベートーベンの皇帝と英雄をかけてほしいということ、花いっぱいの式にして欲しいこと。泣かないでほしいといっていた。明るく送り出して欲しいというのが母の希望である。

花いっぱいというとと、音楽に関してはパソコンでCD作成して叶えてあげられた。泣かないでというのは、出来るだろうか?自信はないけれど、明日、明るく送ってあげたい。

徒然日記2021.5.11

今朝方、母が黄泉の国へと旅立った。訃報が入った時、不思議と悲しくなかった。やっと楽になったね。そんな思いだった。母は痛いのが嫌いだったから、闘病生活で痛みに悶えている姿を見るのは心が痛んだ。私も母の最後をしっかりと関わることができて、幸せに思っている。訃報を聞いてしばし呆然としたあと、子どもたちが賑やかにしていることをとても幸せに感じた。苦しいと言われながら、2人の子どもを抱きしめた。

2時間の

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徒然日記2021.5.10

徒然日記2021.5.10

起きてから母の様子を見に行く。なんとか息をしている。バイタルは少しだけ回復基調だけれど、依然として危篤状態が続いている。午前中は私が代わりに母を見て、父には接骨院と買い物に行ってもらった。食事をした後、父には睡眠してもらい、私は母を見ていたが、ずっと寝ている。心配で息をしているのか、15分おきに見ながら、合間に昼寝をした。16時ごろに看護師さんがきて、バイタルの回復基調が続いたので、一旦は実家から

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徒然日記2021.5.09

徒然日記2021.5.09

今日は息子が簡単には起きない私を根気よく、そして優しく起こしてくれた。感動して息子に何回もお礼を言った。今日も子供たちとしっかり遊んであげたいな!と思っていたら、父から母の容体が良くないという連絡が入る。行くのを迷っていたら、妻が「今日は母の日だよ!」と後押ししてくれた。昼ごはんを食べて出発して、実家に帰った。

母は寝ていたけれど、意識はほとんどない。手を握った。暖かかった。夕方と夜に2回看護師

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徒然日記2021.5.08

徒然日記2021.5.08

般若心経でてくる、「色即是空 空即是色」という言葉。あらゆるものは、空であるという。空っぽだというのだ。

そもそも私というものにこだわったり、物にこだわったり執着している源は、実体があると思っているからだ。実体はないと説く仏教の空の思想。私はまだまだ深いところまで掴みかねているけれど、そこを探っていくと、仏教の最深部に触れていくような気さえする。空海、龍樹を読んで、その最深部に近づいていきたい。

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徒然日記2021.5.07

徒然日記2021.5.07

昨晩はよく眠れなかったせいか、今日は一日中ナチュラルハイのような、酔っ払ったようなテンションで過ごしていた。一昨日が寝過ぎているため、反動が来ている。

竹村牧男先生の本から、弘法大師の真言密教への興味が出てきた。竹村先生の言われている人人無礙の世界を見てみたい。

実は、私には少なからず真言密教とご縁がある。私の故郷は高野山とは縁もゆかりもない遠い彼の地だったが、私の祖母が幼い時に高熱を出して、

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徒然日記2021.5.06

徒然日記2021.5.06

GWも終わり、今日から仕事。毎年恒例の仕事の始動不良を起こす。なんとか騙し騙し一日を終えた。

またしても凄い本に出会った。竹村牧男先生の『唯識、華厳、空海、西田』(青土社)という本である。仏典が引用されている部分は読みにくいけれど、その素晴らしい世界に魅了された。唯識、華厳、空海まで読んできたけれど、華厳のパートでの事事無礙の世界に引き込まれ、さらに空海の世界観に感動した。この世にある、あらゆる

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徒然日記2021.5.05

徒然日記2021.5.05

本日、こどもの日。昼には妻と子どもたちの特製の手作りピザが焼き上がる。みんなで旨い旨いとむしゃぶりつく。食後はコーヒーを飲んで、腹を落ち着かせる。妻が少し休みたいということで、子どもたちを連れだすことになった。少し雨模様だったが、書店に行ってから、図書館に行って時間を潰した。図書館では、娘と息子が4冊ずつ、私が2冊という分担で好きな本を借りると決めていて、子どもたちは思い思いの本を選んでいる。娘は

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徒然日記2021.5.04

徒然日記2021.5.04

最近、魅せられている華厳経の言葉を解説と共にいくつか挙げてみる。

【相即相入】(そうそくそうにゅう)
華厳宗で説かれる教義。一切の現象が互いに対立せず,とけあって自在な関係にあることをいう。

【重重無尽 】(じゅうじゅうむじん)
全てのものが、互いに数え切れないほどの関係を持っていて、反映し、一体化しあっているということ。
「重重」は何重にも重なり合っていること。
「無尽」は尽きないこと。

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徒然日記2021.5.03

徒然日記2021.5.03

ホテルに隣接する公園へ向かおうとすると、コロナ禍で行き場をなくした群衆が押し寄せていた。私は、風邪気味であったこともあるし、家族にコロナのリスクを取らせまいと、お土産を買ってから、すぐに帰路に立った。昼過ぎに帰宅して、ほとんど寝ていた。夜も子どもの寝かしつけのまま寝てしまった。

夢を見た。祖父の家にいる夢だった。実家に帰ったときにホームシアターを体感して、私のホームシアター熱が再燃しようとしてい

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徒然日記2021.5.02

徒然日記2021.5.02

今日は母のもとへ、妻と子どもたちが来てくれた。私は久しぶりに家族に会えて、嬉しさもひとしおだった。偶然にも母が起きていて、少しだけ意思の疎通ができた。妻は泣いていた。父も孫たちのパワーをもらい、また頑張ると言っている。娘が母にハートの折り紙を折って、そっと枕元に置いていた。娘も色々なことを感じているに違いない。

今日は実家の近くにあるホテルを父が予約してくれて、家族4人で泊まっている。コロナ禍で

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