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夢日記2019

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面白い夢だけ書き残します。2019年、平成最後の年。そして新しいエラ、令和元年。
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#夢日記

夢日記201912

20191226

散歩のついでに、昔よく行った、公共会館系のホテルのロビーへ寄ってみた。

以前は、だだっ広い空間に丸テーブルと椅子が幾つか並べられ、壁側に数台の自販機とコインロッカーが在り、近所の人たちがお弁当を持ってきて長居するような殺風景な場所だった。

リニューアルされたようで、全体に木を多用したナチュラルなデザインになっていた。
窓側には弧を描くように読書用のカウンターテーブルが設置さ

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夢日記201911

20191125

誰かのお通夜に来ているらしい。
たくさんの弔問客は、あでやかな錦で飾られた棺には興味がないようで、テーブルに並べられた凝った料理に集中して賑やかだ。

私も、折り詰めの容器を片手に、美味しそうなものを幾つか選んで詰めていた。

遅れて来た女性が、あら、もうなんにもないのねぇと言いながら、寂しくなった料理のテーブルを眺めていた。

デザートのコーナーに、練り切りで作った10cmく

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夢日記201910

20191031

学生時代の友人が結婚することになり、別の友人と式に着ていく服を選びにでかけた。

お店のマネキンにシックなワンピースが着せられていた。
上品なベージュで、襟元のきちんとした硬いデザインだ。

私がいいデザインだなと思って見ていると、友人もそれを指差し、店員に試着を依頼した。

ちょっと残念に思いながら、彼女が戻ってくるのをしばらく待っていたら、だいぶ経ってから不機嫌な顔をして戻

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夢日記201909

20190929

小さな木造の部屋に、数人の仲間と居る。

結婚式の準備の為、みんなオフホワイトのスモックのような礼服を着ている。外国の合唱団のような姿だ。

婚礼を挙げる方の親族がやってきた。
その中の、紋付きを着た一人の老婦人が、中くらいの両手鍋を大事そうに抱えている。
中には水が入っているようだ。

「この水でうどんを茹でて新郎新婦に食べてもらうの」

そんな習慣があるのだろうかと思いなが

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夢日記201908

20190827

外国からの友人が、家に遊びに来ている。

私の部屋は、建物の二階にある古い和室で、ほとんど家具の無いガランとした畳の間だ。
大きな窓が部屋の片側に並んでいて、空は白く曇っていた。

友人が窓を全部開け放ち、ベランダへ出て外の風景を眺めている。
この二階の窓のあたりまで、みっしり蓮の葉と蓮の花が埋め尽くしていた。

眼下に広がる一面の蓮をぼんやりと眺めていると、友人が蓮の葉を一枚

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夢日記201907

20190730

結婚式で式場を飾る小物などを作る仕事をしている。

家族で朝ごはんを食べていると、兄の婚約者だというスーツを着た女性が現れた。

これを使って作って欲しいのと言いながら、私に手のひらに載せた小さな物体を見せた。

それは外国の円いコインを3枚、おのおの半分に断ち、その切断面を真ん中に寄せてくっつけ一つにまとめたようなものだった。
1枚の縁の内側にはOxfordと刻印されていた。

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夢日記201906

20190622

知り合いの家にランチに呼ばれた。

自然派のご夫婦は、生活のすべてが素朴で質素だが、それを楽しんで幸せに暮らしている。

ランチは、その地方の行事で作られる料理だが、今風のやり方でアレンジされている。

古い木製のテーブルの上には、それぞれの席に、スプーンとなんの飾りも無い白い磁器のシチュー皿と、大きなジップロックに入った野菜の煮込みのようなものがあるだけだ。

彼らはニコニコ

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夢日記201905

20190531

転職をすることになった。

新しい職場のスタッフは、高校時代の友人ばかりだ。
久しぶりに合うので私はお土産を持って出かけ、お昼休みにみんなの集まる大きなテーブルに出して見せた。

それは箱に入った、たくさんの丸い紙のボールで、色とりどりのまだらなパステルカラーに染められている。
それをほどいて開くと、お雛様や鯉のぼりなど、日本の季節ごとに飾られる和紙でできた置物に変化するのだ。

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夢日記201904

20190430 平成の終わりの日

日の暮れた雪道を、一人とぼとぼと歩いている。

はらはらと舞い落ちる粉雪に、もっと大きな灰色のものが入り混じっていることに気づいた。
それは数を増し、路上の白い雪の上に降り積もった。

長さ3~4cmの小魚だった。
イワシか何かの稚魚だろうか?

あちこちに散らばっている小さな魚は、あっという間に凍りついて動かなくなった。

私は数匹を掌に載せて、これは食べら

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夢日記201903

20190310

屋外にたくさんのお雛様が展示されている。

テーブルに展示されている小さな陶器のお雛様は、つらつらと一列に並べられていて、一つ倒したらドミノ倒しになりそうだ。

七段飾りや八段飾りの豪勢な雛壇が迷路のように並べられている所に来たら、槍を持った猫くらいの大きさの侍が、素早い動作で雛壇の間をすり抜けて走り去った。

慌てて追いかけたが見失ってしまった。

突然目の前に、雛人形と同じ

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夢日記201902

20190227

ふらりと入った小さなお店は、手作りのアクセサリーや小物、化粧品などを売っていた。

茶髪の、可愛いけど無愛想な若い女性と、店長らしい、昔はやんちゃしてましたみたいな、派手めで大柄な太った中年女性が、ぼんやりと店番をしている。

若い女性の方が手作りの商品を作っているようで、作品のセンスはなかなか良い。
せっかく立ち寄ったのだからと、一つ手に取り値段を聞くと、一万円を少し越えて、

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夢日記201901

20190124

空を飛ぶ練習をしている。

上には浮かぶが、なかなか高いところまで行けない。
頑張って、平泳ぎのように上へ向かって空気を掻いて進む。

取り敢えず、網の目のように空に張り巡らせられた電線の上に出たい。
そうしたら、きっと見晴らしが良いに違いない。

縦に進むのは横に進むより、ずっと厄介で疲れる。

ようやく街灯を越え、電線の網の上に出た。
これで、ずっと遠くまで見渡せるぞと周囲

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