夢日記201912
20191226
散歩のついでに、昔よく行った、公共会館系のホテルのロビーへ寄ってみた。
以前は、だだっ広い空間に丸テーブルと椅子が幾つか並べられ、壁側に数台の自販機とコインロッカーが在り、近所の人たちがお弁当を持ってきて長居するような殺風景な場所だった。
リニューアルされたようで、全体に木を多用したナチュラルなデザインになっていた。
窓側には弧を描くように読書用のカウンターテーブルが設置され、真ん中の空間はゆったりとしたテーブルセットが置かれたカフェになっている。
以前のように、タダで休める所が無いかと奥の方へ進むと、小さい子どもたちを遊ばせておく為のスペースがあり、絵本の書架や、背の低いテーブルと椅子も幾つかあった。
壁の上の方に、額で飾られた奇妙なオブジェが展示されていた。
赤黒く焼けただれた鳥の死骸のようなものだ。
大きな緑色のインコが二羽、それに取り付いて、さかんにつついている。
赤黒い塊は、ふいに子どもの天使に姿を変えた。
彼はニヤリと不敵に微笑み、二羽のインコを引き連れて、天に向かって飛び去ってしまった。
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