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自分の取り戻し方を1つ見つけた話

最近、忙しさにかまけて、つい自分を置き去りにしてしまうことが多いなと気付いた。私は必要以上にいろいろと考え過ぎて、いっぱいいっぱいになってしまうので、もっと息抜きの時間が必要だなと。

そこで最近始めたのが、家のベランダに椅子を出して、日向ぼっこすること。今日みたいに天気の良い日は最適です。

椅子に背を預けて体の力を抜くと、強張っていた気持ちがほどけて、ただの「環境音」だった一つひとつの音を捉えられるようになる。

どこかで自転車のブレーキがかかる音。自動車が行きかう音。玄関ドアが静かに閉まる音。冷たい風に木々がささめく音。靴底と地面が擦れる音。下校中の子どもの話し声と、誰かがそれに応える声と。

そんな小さな音の断片に気付けたとき、散らばっていた思考回路がゆっくりと一つの形になって、自分の中におさまるような気持ちになる。ようやく自分を取り戻せたんだなと、安心できる瞬間。

そして些細な日常を感じ取れる感覚があること、それを幸せだと思えること。

もちろん旅行したり美味しい料理を食べたり、特別なひと時を体験することも大切だけれど、自分の周りを取り巻くものの変化や在り方に気付けることも、同じくらい私には価値がある。

しんどいときも上手くいかないときもたくさんあるけど、まだ挑戦していきたい!と思えるのは、そういう自分の取り戻し方を見つけていけてるからかなと。

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