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#酪農の日常
酪農の”いま”を全肯定してみよう
おかげさまで年末の【牛乳余るかもー!】という一大消費キャンペーンは皆様のおかげで搾った牛乳の廃棄という事態には陥ること無く年末年始を乗り越えることができましたm(__)m。
牛の気持ち、酪農家の気持ち”放牧が絶対にいい” という考えの牛はどれぐらいいるのだろう?
こうした昔ながらのつなぎ牛舎に入っている牛は、慣れていることもあって留め具を開けてもジッとしていることが少なくありません。
もちろん
搾乳、今日は嫌なの。
分娩から3週間ぐらいたった若牛。
まだ、搾乳に慣れていないのか、時々足を蹴り上げてミルカーを落とす。
産後の肥立ちが少し悪く発熱等もあって抗生物質投与してもらい、バケットで別搾りとなった。
暴れる牛をどう搾るか?普段はおとなしく搾らせてくれる牛が、今朝に限ってはミルカーを1本でもつけるとすぐに足で蹴り上げてくる。
【今日は、いやなんです・・・・】
って牛にもそういう気持ちがあるかも知れない
搾乳は、牛との呼吸合わせというけれど・・・
最近の牧場での多くの搾乳機器は自動離脱装置がついているので、ほぼ搾り終わった時点で自動的に牛からミルカーが外れる。そのため、安心して次の搾乳準備にかかれるのだけど、僕たちの牧場では自動着脱が着いていないので、搾り手が1頭ずつの様子を常にチェックしつつ、次の牛で搾乳準備を進めていく。
忙しい=乳量が少ない1頭にミルカーをかけている時間が長いと準備に余裕ができるし、過搾乳(=もう乳が出ないのに、かか
治療中の牛乳は、全部捨てます
食が細くなった牛なんとなく、デントコーンを残すようになったベテランさん。
とりあえず、ケトーを疑って薬を飲ませて様子を見つつ、搾乳時にも乳房炎になる可能性があるので、注意していた。
搾乳時にスタッフが乳房炎を発見これを使って、搾乳前に乳房炎かどうかチェックします。
今回、見事に、1本が乳房炎確定(泣)。
すぐに治療を開始します。
投薬後も搾り続けますが、廃棄します。治療中は搾らないのか
ショベルがパンクした朝
自転車のパンクだったらまだ直せるんですが。。。。
牧場の朝は、ショベルでの餌やりから始まる僕。
牛舎の仕事をササっと終えて、ショベルへ。外はまだ真っ暗な時間。
エンジンをかけて、少しバックすると体が左に傾いている。。
ん?????
動きもおかしい。 一旦降りてタイヤを見るとなんと、パンク。
自重がとんでもなく重いので、このまま走ってタイヤやホイールを傷めるのが怖い。 それでも修理しやすい
家、変わりたくないんです 〜牛の移動〜
牛の成長に合わせて牛舎が変わる牛が初めての妊娠ができるようになるのに生後13ヶ月〜15ヶ月ぐらい。
そろそろそんな時期が近い牛が出てきたので、移動することに。
ショベルで引っ張る。ようやく動くロープなどをかけて牛を引っ張るのだけど、まず、ショベルに結ぶ所まででひと悶着。こっちは逆に引っ張られないように必死ですが、牛も動きたくないので必死。
でも、どうにかショベルにつなぐことができたので、約100
お別れの牛、突然の変更
このそっぽ向いている牛。先日の乳検でチェックしたら4kg/1日しか搾れなくなった。
足も調子悪いし、3本乳だし、そろそろだね、と廃用の手続きを取った。
しかし、思わぬ所でチェックが入った。
出荷前に”休薬期間”をチェックすると・・この牛、足が悪いので蹄にスプレーでリンコシン(抗生物質の一種)を吹きかけていた。なんと、これが出荷前の休薬期間の制限にひっかかった。
しかも20日間。
すでに、
2月の分娩ラッシュに向けてぼちぼちと
里帰り出産の友人とあれこれ話をしてたときのこと。
”もうすぐ分娩だね。”
ともうちょっとで口に出しそうなところを慌てて”出産”と言い直しました
頭の中には牛の分娩が毎日大きなウェイトを占めているので、ついつい言葉に出ちゃうんですね^^;。
分娩2ヶ月前からの休息期間(=乾乳期)いま、搾乳を続けている牛も、分娩が近くなると子牛へ栄養分を与えるようになり、乳もほとんどでなくなってきます。
乳量